ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

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LV リバーシブルバックル修理

2017-02-03 08:32:49 | ルイヴィトン修理

ルイヴィトンのリバーシブルベルト修理です。
本物かコピーなのか、修理していてなんとなくは感じるのですが、
私は依頼を受けた修理をするだけなので、真贋鑑定はあまり興味ありません。
ただ、分解してみると、見えない部分の作りで、あれ?っと思うことは多々あります。
このベルトがどっちとかでは無いですが、比率としては、不思議なベルトも多いです。
ルイヴィトンは人気ありますから、コピーも多いですよね。

知っていて購入する場合もあるでしょうし、知らずに掴まされるのもあるでしょうし、
プレゼントでいただいたものもあるでしょう。
ですので、私は、特に求められない限りは、これは本物だとか、偽物だとか、
あまり意見しないようにはしています。
知りたくない事実もあるでしょうから。
ただ、直してればだいたいは察しが付くようにはなりました。


リバーシブルの破断部分。
ここが折れるの多いですよね。
ルイヴィトンに限らずですけどね。
想像以上にベルトって引っ張られるんです。特にメンズは。
お腹一杯で、ベルト緩めるときって、もう、かなり引っ張られていて、
それで本人も緩めるわけですから、かなりの力が掛かる部分です。


このベルトはネジをはずすのに苦労しました。
すでにお客様がはずそうとして、ネジをなめているので、
簡単には行きません。でもはずさなくては修理もできないのです、
インパクトドライバーで試みます。


一本ははずれました。
この部分ははずすようには作られてないので、固着剤ががっちり入ってます。
が、もう一本は壊すほかありませんでした。


これですね。
磁石で試さなかったけど、鉄なのかな?


ちょっと太くして強度を上げます。
ステンレスのネジです。
ステンレスでないと、ベルトパーツは人の汗や脂で錆びてしまうのです。


組みあがりました。
ネジは他のネジで代用しました。
ごめんなさん、ゴールドのネジは無いのです。
裏面なので勘弁してください。
ここ壊さないと、直せないので。


じゃん!
修理完了です。
いやー、ネジが苦労しましたね。
他は何本も直してるバックルなので、なんでもないんですけどね。

修理依頼、見積もり依頼は、メールかLINEで、
画像を添えてお願いいたします。

ここのところ、お電話での問い合わせが多いのですが、
お電話ですと状態がわからないので、必ず画像を添付でご連絡ください。
急いで確認したいお気持ちはわかりますが、
電話では詳細確認できないため受け付けできません。



伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2






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