たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

シットリたっぷりどっぷりシードワークショップ。

2011年08月11日 | シードワークショップ

8月11日木曜日

最近ずっとどんより曇り空ときどき雨。

乾燥肌に優しいシットリ天気。

今日もきっと雨だな~ぁ。そんな朝5時過ぎの空。

今朝はミルキングに谷を挟んで対称の位置のお家の息子が来ていました。

小さな手で一生懸命乳搾り。

真剣なそのまなざし。

それを優しく見守るファームのボス。

 

やっぱり子供っていい!!!

この、新しい事に一生懸命真剣に向き合う姿。

それを必要最低限に見守るボス。

この二人の間に流れる空気感が素敵で、久しぶりに結婚願望がフツフツと、、、そんな午前6時前(笑)

 

さて、そんな息子と子牛にミルクをあげに行きました。

ガタガタと、ミルクバケツをセットする音に気づいた子牛たち

我先にと、猛ダ~~~ッシュ!!!!

かわゆぃ♪♪♪♪

 

本日の午前中は、プチトマト"ブラックチェリー”の収穫☆

素敵に熟しておりまする♪

こんもり写真用にとバスケットに盛っていたら、ボス登場☆

これも、今年の販売用パッケージになるんだろうな♪

この子たちは、午後にキッチンを拝借してタネ取り作業します。詳細はまた後ほど☆

 

シットリ天気の続く日々。

シードワークショプの室内作業が続きます。

 

NAMENIA(ターニップトップ,葉カブ) のタネのクリーニング。

村のセンターにあるInner Gardenから納品されたタネ。

サヤのくずなどの、ゴミがたくさん!!

これを、機械のフルイにかけます。

↑この木枠の数だけ、フルイの網をセットすることができ、今回は2層の網をセットしました。

一番左にタネより細かいくずゴミ。

左から2番目にタネ。

一番右にタネより大きいくずゴミ。

この左から2番目に出てきたタネにもまだまだゴミくずが混ざっています。

これに、風圧をかけてゴミを吹き飛ばします。

↑これは、下から風が出てくる機械。

この風によってタネより軽いゴミたちは吹き飛ばされるのです。

風でゴミを吹き飛ばしたもの↓

これを、こんな縦長い物体に注ぎます。

(いとえは背が届かなかった、、、orz)

この螺旋状のもの。電源などいっさいありません。

この螺旋は中がこんなふうに↓3層構造になっていて

遠心力によって、キレイなまん丸のタネは一番外側に、不揃いの不整形なものは中心に残るという仕組みなのです。

3つに別れたのがこれ↓

左上が中心に残ったもの。

左下が真ん中の層に転がったもの。

右側が一番外側に転がったまん丸の良いタネ。

2~3回、真ん中に出てきたタネをこの螺旋の器具に注ぎ、再度分別し一番外側に出てきたものたちを発芽率テストを行い、販売用にします。

 

続いてのクリーニング作業。

French Sorrel(スイバ、スカンポ)のタネ。

こちらもゴミくずたくさん。

ゴミくずとタネがくっついていたり、ゴミくずの多きさもばらばらだったりするので、この不要部分を細かくする&タネをきちんとゴミと離すために、この機械↓を使います。

この蓋を閉めると、円柱状の筒のようになり、その中でゴムの羽がグルグルと回転し、中に入れたものたちを激しくかき混ぜ、乾燥したゴミを粉々にするのです。

この機械投入後がコレ↓

これをフルイにかけます。

さっきのNEMENIAと同じように機械にかけても良いのですが、機械の清掃も手間なので少ない量の場合は手でフルイにかけます。

フルイにかけて出てきたゴミたち↓

そして、ゴミを取り除いたあと、重量でタネの善し悪しを分けていきます。

といっても、一粒ずつ重さを量る訳にはいかないですよね(笑)

そこで登場するのが、さきほどNEMENIAのときに風圧をかけた機械が登場します。

この機械、下から風が出るだけではないのです。 

台の部分の傾斜を調節することができ、その台の部分がガタガタガタガタと振動します。

すると、傾斜の高い部分に重たいタネが集まり、傾斜の低い部分には軽いタネが集まるのです。

なので、この場合、一番右側に集まり落ちたタネが良いタネたちです。

出てきた良い子たちがこれ。

ツヤツヤピカピカ♪最初のゴミだらけの時とは大違いですよね!!

タネはきれいになりました。クリーニング部屋はゴミくずが舞い、いとえはくずまみれf(^_^;)

 

くしゃみのとまらないお昼休みになりました。

「マスクすべきだったねぇ、、、」とボスを顔を見合わせ苦笑い。。。

 

午後は、例のブラックチェリーのタネとり作業です☆

貴重なタネを万が一傷つけてしまわないように、ナイフは真ん中には通さず、

外周にぐるっと切り込みを入れていきます。

くるっとひねって、パカッと中をあけ、

スプーンでほじくり出します。

空っぽトマト☆

取り出したタネたち。

↑と同量のぬるま湯を加え、瓶に入れます。

この子たちは、生暖かい場所でしばらくお休み。

このワークショップはインキュベーターの上がちょうど良い♪

数日たったら、この子たちをまた洗浄作業していきます。

 

昨日、浸水させたSweetpeaのタネ3種。

20時間経ったところで、「BP(Between Paper)」に播種。

この子たちも数日後に発芽率をカウントしてゆきます。

 

今日は丸っと1日どっぷりシードワークショップを満喫した1日でした♪♪♪

 

たね。たね。たね。たね。

タネってやっぱり素敵だわん♪♪♪

こんなに小さな小さな粒から、大きく緑の植物たちがニョキニョキ伸びていくんだもの。

ふしぎ。かわいい。すごい。たくましい。かっこいい。すてき。

 

たね♪ たね♪ たね♪ たね♪

 

動物も不思議よね☆

卵子と精子がくっついて、あんなにちっこいなんだかよくわかんない物体から

牛になったり、ねこになったり、はたまた飲ん兵衛ないとえみたいのもできあがる。

生命って、不思議だわぁ、、、、、。


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