京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その125)京都最大の伽藍・東福寺-2

2012-02-08 22:36:40 | 京の話題

東福寺の三門をぬけると、「法堂」(本堂・仏堂)があります。明治24年(1881年)に方丈から出火して本堂や法堂が・庫裏などが焼失しました。この本堂は昭和9年(1943年)の再建です。

本堂(仏殿)

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この本堂には天井には、有名な「堂元印象」作の「蒼龍図」が有ります。撮影は外から問題なしで紹介します。

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壮大な龍の絵です。

わが国最古の最大、中世からある唯一の坐禅道場です。

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左手には「東司」(とおす)が有ります。(重文)これは何の建物と思います。通称は「百雪隠」即ち、便所です。(僧侶もしたのやな)

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我が国最古の、室町前期の遺構です。ナニ、なかを見たいて。どうぞ。

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隣の仕切りも何もありません。恥ずかしいやろな。

また、「通天橋」に行く左には「愛染堂」が有ります。

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紅葉の時に来られる方は、覚悟して下さい。

東山区本町15丁目778


京の話題(平安京その124)京都最大の伽藍・東福寺ー1

2012-02-08 00:14:52 | 京の話題

一つ、私から言えば、この紅葉の名称寺「東福寺」はよほどの覚悟が有れば、シーズン中に散策して下さい。この一つの寺で早朝から一日かける覚悟で・・・

「東福寺」は京都五山の一つです。

京都五山は

南禅寺:別格http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20111111

天龍寺:第一位http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120324

相国寺:第二位http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120329

建仁寺:第三位http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120118

東福寺:第四位http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120208

万福寺:第五位

となります。

京阪電鉄「東福寺」で下車しがちですが、一つ手前の「鳥羽街道駅」の方が便利かな。「東福寺駅」で下車してくてく歩くと東福寺の塔頭など、色々な寺を周りに見ながら「月下門」に到着します。

正しくは、臨済宗東福寺派大本山京都五山四位、山号は「慧日山」(えにちさん)と号します。本尊は「釈迦如来」です。

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東福寺の名前は「東大寺」の威容さと「興福寺」から一づつもらって付けられたとされています。

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月下門から入り、臥雲橋を渡る途中で、左手にあの有名な「通天橋」が見えます。(以前、平犯科帳のエンデングで綺麗な紅葉とともに映っていました)ここからも良く見えますが、これは後で、散策を。

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嘉禎2年(1232年)摂政九条道家が祖先を弔うお寺として、建立を始めました。この伽藍造営には19年もの歳月を費やすことになりました。そのご完成してすぐに道家は没しました。

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建設途中に円爾弁円が開山して招き、建長7年(1255年)実子の実経の代でようやく諸堂が完成しました。天台・真言・禅の三宗兼学のお寺として、また九条家の菩薩寺で広大な池を甍をつらね寺観を整えたのです。

現存する建造物はやはりほとんど「応仁の乱」で焼失しました。ほとんどが明治期に再建されたものです。

とりあえず、正面の「三門」(国宝)から入山します。東福寺の「山門」 この三門は応仁の乱からの焼失にまぬがら、」応永年間(1394年~)の建築です。高さ22m正面25m側面10mで二階二重門で左右から楼上に上がる階段が有ります。

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釈迦如来像・十六羅漢像が安置されています。

山門の前に「思遠池」有ります。

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山門の前にこのような池が有るのも珍しいです。

東山区本町15丁目778