京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その176)夢窓疎石創建の・天龍寺ー2

2012-03-24 16:56:35 | 京の話題

前記にて、天龍寺の詳細や歴史は記載しましたので、ここからはこのお寺のお部屋やお庭を自由に散策します。

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これは新しい、若狭物外画伯筆の「雲龍図」襖絵です。(昭和32年筆)

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世界文化遺産の「曹源池」です。夢窓疎石の作庭で左に嵐山、正面に亀山・小倉山、右手遠景に愛宕山を借景にした池泉回遊式庭園です。優美な王朝文化の大和絵風の伝統文化と宋元画風の禅文化とが巧みに融け合った庭です。ごゆっくりと。

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この石橋は、日本最古の橋石組です。

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この他には、有名な加山又造画伯の「雲龍図」も有名です。

右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68


京の話題(平安京その175)夢窓疎石創建・天龍寺-1

2012-03-24 00:12:20 | 京の話題

臨済宗天龍寺派大本山。正式には「霊亀山天龍資聖禅寺」と言う名前です。

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嵐山へ訪れられた方は必ず一度は参拝されると思います。

暦応2年(1339年)吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うため、足利尊氏が夢窓疎石を開山として創建しました。

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正面が庫裏でここから入り「大方丈」の座敷やお庭をゆっくりと拝観出来ます。

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夢窓疎石は堂塔建立の資金調達のため「天龍寺船」による元との貿易を進言して、康永2年(1342年)にほぼ七堂伽藍を整いました。その甲斐あって、隆盛して、天龍寺は京都五山第一位の寺格を誇りました。

まず、庫裏から入ると、このような屏風が迎えてくれます。

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しかし、その後天龍寺は八回もの大火に見舞われ、現在の多くは明治初期の再建です。

しかし、夢窓疎石による庭園(曹源池)は平成6年(1994年)には世界文化遺産に登録されました。

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さっそく、庫裏から入り多くのお部屋やお庭を見物します。

右京区嵯峨天龍寺茅芒ノ馬場町68