小沢一郎元代表は、無罪判決を勝ち取り、総理大臣就任を目指し、最後の戦いに動き出す

2012年04月26日 19時37分13秒 | 政治
◆東京地裁(大善文男裁判長)は4月26日の判決公判で、小沢一郎元代表に無罪を言い渡した。この無罪判決を受けて、小沢一郎元代表の親衛隊である「一新会」をはじめ小沢派の国会議員約100人が、東京都内のホテルに集まり、勝訴を祝った。
 そのうえで、「小沢一郎総理大臣誕生」を目指して、次期代表選での擁立を確認したという。日本の政局は、この無罪判決を境に、大きく動き出している。
 一方、野田佳彦政権は、いつ瓦解してもおかしくないピンチに立たされており、「ポスト野田」を窺う岡田克也副総理や前原誠司政調会長は、将来の代表・総理大臣の目がなくなってきている。野党自民党も、政権奪還のチャンスを失う厳しい状況にある。
◆犯罪構成要件である①動機②手段(殺人の場合は凶器)③結果ーのうち、検察官役の指定弁護士は、①の動機の証明ができなかった。②の政治資金報告書への虚偽記載の認識がなく、当然、「認容・意欲」も証明できなかった。つまり、「虚偽記載」についての共謀の事実(いつ、どこで、だれとだれが意思を連絡したか)を特定し、立証できなかった。従って、③の構成要件的結果「虚偽記載」の事実についても、立証できなかったということである。つまり小沢一郎元代表は、政治資金収支報告書に記載している事実が、政治資金規正法に違反しており、違法な虚偽記載であると認識していなかったと認定されたのだ。この意味で、指定弁護士側の完敗、小沢一郎元代表の完勝ということになった。
 大善文男裁判長は、厳密を要する刑事裁判官らしく、構成要件に証拠を当て嵌めながら精密に事実認定したうえで、整然とした判決文を書いている。状況証拠を積み上げて、最後は犯罪事実を「推認」するというような杜撰な判決は行っていない。この点は、日本の刑事裁判官がまだ職人的健全性を保っていることを示した。
◆指定弁護士側は、東京地検特捜部の陰謀に引っかかり、「筋の悪い事件」を任された。つまり、東京地検が「2度も不起訴処分」にした事件であるにもかかわらず、特捜部検事たちが、意地を張り、東京第5検察審査会を悪用して、強制起訴に持ち込んだ。東京第5検察審査会に申立てした人物も、審査員の構成も、すべてが秘密のベールに包まれた文字通りの「暗黒人民裁判」という制度的制約が、この裁判を陰湿なものにしていた。秘密のベールのなかでは、必然的に冤罪事件をつくり上げることも可能だからだ。
 小沢一郎元代表の「共謀」を立証する決め手となる証拠がなかった。この「筋の悪い事件」である欠陥を埋めるには、指定弁護士側が、独自で強制捜査をすることが必要なのだが、その権限を持っていないのであるから、俄然、裁判を有利に進めることはできない。東京地検特捜部から提供される証拠で公判を維持するしかなかった。
 今後、東京高裁に控訴するにしても、新しい証拠を得ることができないならば、第1審判決を覆すことは難しい。そこをあえて控訴に踏み切り、舞台を東京高裁に移して、法廷闘争を続けるには、相当のエネルギーを要する。
 また、東京地検特捜部による「捜査報告書虚偽記載事件」について、「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」という市民団体が4月25日、最高検察庁に新たな告発状を提出し、受理されている。被告発人と罪状は、以下の通りである。
 ■佐久間達哉(法務総合研究所国連研修協力部部長)■木村匡良(東京地方検察庁公判部副部長検事)■大鶴基成(元最高検察庁公判部部長検事)■斉藤隆博(東京地方検察庁特捜部副部長検事)■吉田正喜(元東京地方検察庁特捜部副部長検事)=以上、偽計業務妨害罪(刑法233条)■田代政弘(法務総合研究所付検事)=偽証罪(刑法169条)
■堺徹(東京地方検察庁特捜部部長検事)=犯人隠避罪(刑法103条)
 最高検が、これらの検事を不起訴処分にした場合、この市民団体が、これを不服として東京検察審査会に申立する可能性がある。すると、今度は、これら検事が「強制起訴」されて刑事被告人として公開裁判の法廷に立たされることになる。

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表は、無罪判決を受けて、小沢支持の党員・サポーター募集など、早くも、新しい政略と作戦に着手している

◆〔特別情報①〕
 小沢一郎元代表は、無罪判決を受けた後、そのまま東京都世田谷区の自宅に帰り、祝杯を上げ、側近たちに「次期代表選に出馬する」との決意を示し、早速、今後の新しい政略と作戦に着手しているという。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

携帯電話からのアクセスはこちら↓
http://blog.kuruten.jp/mobile.php/itagakieiken/204888

携帯電話から有料ブログへのご登録はこちら↓
http://blog.kuruten.jp/mobile.php/top

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


第4回板垣英憲『勉強会』開催のご案内
平成24年4月30日(月)
『黄金の国ジパング、日本の実力と進路』

第5回板垣英憲『勉強会』開催のご案内
平成24年5月12日(土)19日(土)
『どうなる日本政治、どう動く小沢一郎』


板垣英憲マスコミ事務所

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自衛隊は、国連の要請でシリ... | トップ | 小沢一郎元代表「無罪」で、... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小沢の敗北予測?ジェラルド・カーティス・コロンビア大学名誉教授が (愛信)
2012-04-26 19:54:50
小沢の敗北予測?ジェラルド・カーティス・コロンビア大学名誉教授が
http://www.nikaidou.com/archives/894

 その土地を買った、土地代金4億円は何処から持って来たのか。 
政治資金収支報告書に記載されてないではないか。
この様な判決に納得するほど日本人は馬鹿ではない

【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】最新版はこちらをクリックして下さい。

返信する
re:小沢の敗北予測?ジェラルド・カーティス・コロンビア大学名誉教授が (愛信)
2012-04-26 22:22:37

ps:
「日本海」単独呼称を維持 国際水路機関総会、韓国側「結論先送り」と反発
http://plaza.rakuten.co.jp/1958kn/diary/201204260002/

明日4月27日に、石原都知事が表明した「尖閣諸島購入構想」を支援するため、都庁前と新宿駅前で緊急国民行動を行います。
http://politiceconomy.blog28.fc2.com/blog-entry-1707.html
返信する
劣化ウランは被爆国日本の国際信義問題 (通りがけ)
2012-04-27 09:15:34
「劣化ウランは被爆国日本の国際信義問題」

劣化ウランといえば触媒よりも劣化ウラン弾としての用途を誰でも考える。そして被曝に対して安全といえる根拠はない。劣化ウランが安全というのは原発が安全というのと同じ妄想である。日本はアメリカが「トモダチ」軍隊駐留してるから安全、みたいなw

劣化ウラン弾といえば湾岸戦争である。
>>湾岸戦争 米英が95万個使用
劣化ウラン弾 被曝深刻
>>http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html
 1991年の湾岸戦争で、米・英軍は新兵器の「劣化ウラン弾」を、イラク軍に対し初めて実戦で使った。核爆発や核融合を伴う原爆、水爆とは違う放射能兵器である。停戦成立から九年がたった今、退役米・英軍人やその家族、戦場となったイラクの軍人、市民らの間に放射線被曝(ばく)などによる健康障害が広がっている。米・英、イラクで取材するうち、白血病やさまざまな慢性疾患にさいなまれる「知られざるヒバクシャ」の深刻な実態が浮かび上がった。
 (田城 明)

白血病や先天性障害 米軍43万人汚染地帯に
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/tokushu/index.html
<<

これは広島市に本社を置く中国新聞の記事である。
なぜ中国新聞が「劣化ウラン」弾の被曝被害について特集記事を書くか?
広島市と云えば8.6原爆の日、である。
世界中のヒバクシャが参加する平和式典が毎年開かれている。
もちろんイラクの劣化ウラン弾放射能ヒバクシャも参加している。
ヒロシマには神聖で重大な責任があるのだ。人類はもうこれ以上新たなヒバクシャを生んではならない。「あやまちは繰り返しませぬ」と世界中へ宣言したのだから。

劣化ウラン弾被曝被害特集をものした被爆都市広島市の中国新聞が広島市の目と鼻の先に密かに大量に貯蔵されていた「劣化ウラン」の存在に無関心であるような無神経なら、8.6平和式典と日本人は世界中のヒバクシャからの信頼をすべて失うであろう。

そして平和宣言都市ヒロシマを擁する広島県知事広島市長の三井化学「劣化ウラン」大量貯蔵問題に対する態度表明に、8.6を目前にして世界中のジャーナリズムが注目している。
返信する
震災後 (天領に育った一徹老人)
2012-04-27 09:36:19
その1;昨日は、私の66年の人生の中で大学紛争以来、最も心に残る一日であった。
一つは、安全保障研究会議、もっと理論整然と世界の日本といった戦略を聞けると期待したが、まるで、戦前の時代まで時計の針を逆戻りさせるような感覚におちいった。このことはさて置き、小沢元代表の裁判報告会に出席し、大勢の同士と喜びの共感にひたった。この会場にも、大新聞社やテレビの記者たちがカメラで待ち構えており、いったい何をしているのかと、不思議な光景に思えた。
1時間あまりの電車帰途、夕刊3誌を購読したものの、ほとんどのニュースが、今までの3文記事をピックアップして、適当にアレンジして繰り返し、繰り返しで記事に使っているかしか思えない羽衣ゴロの記事の類であった。今朝も投稿文をしたためながらテレビを視聴している限り、報告会の記事は一切なく、政局ネタを話題とした空さわぎばかりである。
記者クラブと、リーク情報にどっぷり使っているからこの始末、自らの足で情報発掘してくる能力も努力もない。だから間違った方向を疑いも無く報じてしまう。まさに情報鎖国の情報こじきの振る舞いといえまいか?歴史をみてほしい。

その2;アメリカの占領以来、暫くニュースペーパーの多くは反体制新聞であったが、やがて、其の当時、これを支持していた人達の多くが権力者になった。それが今の政府ヤマスゴミを構成している。権力と手を結ぶくらいなら、報道界は解散させた、記者は、廃業すればよい。
この輩、戦後の歴史は終わり、経済大国と浮かれていると、米国が狙う復興利権まんまとはめられるのだ。ひも付き援助は、アングロサクソンの常套手段。権力にべったり食いて、官製報道を続ける、日本の御用記者、電波芸者、御用学者たちよ、よく聞け。小沢さん排除と人格抹殺に怒り、真の情報伝え、損得抜きで、政治的弾圧も恐れぬ、覚悟で新の民主政治を貫こうとしている国民がいることを知れ。夕刊を見て、怒り心頭に達したのは、毎日新聞夕刊10面に、名指しでいうが、「石川、吉住、和田等」の記事に公判担当の大室弁護士等の報酬820時間、時給1500円トレポート記事を掲載している。そんな人物、割があわないなら、控訴ギブアップといってしまったほうが賢いといっておこう。新の民主主義のためにたちあがった、人達のこの生き様がわかるだろうか?

その3;話は変わるが、3.11震災と大正9.1震災、時代背景が酷似している。
くしくも、小沢さんの故郷には、平民宰相といわれた「原敬」と初代満州鉄道総裁「後藤新平」という政治家を輩出している。(なお、不思議なことにライシャワーの日本市によれば、後藤は評価していないが。)
●天皇の大命降下で、総理大臣が決まった当時元老政治(西園寺)の流れを汲む山縣
の流れを汲む宮中、貴族院、陸軍、官界に張り巡らされた、政治人脈による政治。
●伊藤博文の起こした政友会 
●もう一つは児玉源太郎ら長州人脈の軍人のつながりで台頭した後藤新平
この時代の日本は国会の開設から、30年足らずの間に、議会政治の旅への完成させたかに見えた。イギリスは何世紀も要したにも、この過程を。しかし、この時代、過酷なほどに政争は激しかった。
さて、ここはこのことを知り尽くした小沢さん、支援する先生方、国民の皆が、ここは「小沢さんの夢」に託してみたい。そのためには、「解散」など、やっている時間は無い。
先生、一つ質問ですが、ライシャワーは「後藤新平」について、ふれておりませんが、軍国主義に加担したことから、評価をさけていうのでしょうか?当方は都市計画屋で高く評価しております。
返信する
勇気ある日本人 (通りがけ)
2012-04-27 10:33:13
さて小沢判決で日本国内に狂騒を演出している間にアメリカは国連を使って日本を戦争に引きずり込む策謀を仕掛けてきた。

>>板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
>「自衛隊は、国連の要請でシリア内戦の停戦監視に派遣されるが、せめて完全武装して派遣しないと気の毒だ」
>>http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/5c9533192a43999df5b0addb2616f9af
(一部転載)
2012年04月26日 00時54分46秒 | 政治
◆国連は、国連憲章に死文化しているとはいえ「敵国条項」(日本とドイツを敵視)を残し、多額の拠出金を支出させ、なおかつ、米国は日本が安保理常任理事国入りするのを邪魔し続けている。しかも、国連は、日本国憲法が戦争の永久放棄と戦力不保持を規定しているのを知っていながら、自衛隊に「PKO」のブルーベレー帽子をかぶらせて、世界各地の危険な紛争地に派遣要請し、実行させてきた。これを理不尽なご都合主義と言わないで、何と言うべきであろうか。
 国連はこのたび、連日殺戮が続いているシリアに向けてPKOを派遣するよう野田佳彦政権に要請するという。シリアのバックには、ロシアと中国が控えていると言われているので、本来は、無関係国である日本などにPKO派遣を要請する前に、ロシアと中国に「何とかしてくれ」と要請すればいいものを、そうしようとはしていないのである。それでなくても、日本は1996年以降、自衛隊をシリアとイスラエルとの境界に位置するゴラン高原へ派遣している。国連平和維持活動の国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)への派遣であり、自衛隊のPKO派遣としては3番目で、かつ最長期間となっている。これに加えて、今度は、シリアのアサド政府軍と反体制派の停戦監視を目的とするPKO派遣である。監視要員は、武装していない「丸腰」である。・・・(以下略)<<

私は地位協定が敵国占領条項そのものであることは知っていたが、国連が日独を戦後67年間も敵国条項下においたままとはうかつにも知らなかった。しかし考えてみれば国連事務局はアメリカにあるのだからあたりまえではある。アメリカはあらゆる意味で日米地位協定を破棄されたくないのだと云うことがよく分かる記事であった。

先に述べたように地位協定を破棄すれば日本は完全に独立国となりTPPも思いやり予算も防衛予算もすべて憲法に従って破棄できる。ただし地位協定を破棄する前に平和憲法9条に自ら違反して他国との間で武装軍隊として戦闘行為に及べばすべてを失うことになるであろう。ましてや国連においてさえも戦後67年にして未だに敵国条項の監視対象国なのであるから、国連の要請で行く停戦監視団は武装していってもし交戦場面で死傷者が出た場合責められるのは常に日本だけである。
自衛隊員諸君よ、丸腰で行ってタマが飛んできたら直ちにロシア軍基地やロシア大使館へ迅速に逃げ込むことが日本人として日本国憲法に背かない唯一の正しい選択である。名誉ある逃走、三十六計逃げるに如かず。これが無手勝流兵法の必勝の極意であり、武器で交戦するよりもさらに大きな勇気と力を必要とする真の英雄的行為なのである。

日本国民は直ちに「地位協定破棄し福一石棺桶化」すべし。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治」カテゴリの最新記事