生方幸夫副幹事長は、間違っているゾ! 英国型選挙実現のため、党首・幹事長の独裁的統制に従え!

2010年03月24日 23時25分26秒 | 政治
◆民主党の生方幸夫副幹事長は、小選挙区比例代表制度の下での政党政治を誤解している。「自由闊達に議論ができる雰囲気」を求めているけれど、これも間違いである。もっと言えば、「私は、小沢一郎幹事長のお陰で当選したのではない」とマスコミに応えているが、これほど「小選挙区比例代表制度の下での政党政治」を理解していない話はない。
◆中選挙区制度の下での選挙と違い、「小選挙区比例代表制度の下での政党政治」では、個々の政治家は、党首や幹事長の単なる「手駒」にすぎず、政治家の個性や特性は問われないのである。生方副幹事長は、だれに「公認候補者」として選ばれたのか。選挙の総責任者である小沢一郎幹事長に外ならないのである。生方副幹事長は、その恩を忘れた非常識な政治家といわざるを得ない。
◆小沢一郎幹事長は、日本に英国型の下院における小選挙制度による選挙を実現しようと考えている。ただし、上院は貴族の世襲制度によって行われており、日本とは根本的に。違う。であるから、真似できるのは、下院のみである。
英国では、120年以上も前に腐敗防止法を確立しており、完全小選挙区制度の下、候補者は、政党が決めたマニフェストに忠実に従い、選挙運動を行う。小選挙区の供託金は20万円(日本は、300万円、比例区600万円)で、選挙運動費用は、しめて150万円で終るという。日本の場合、何千万円から億単位になると言われている。
候補者が何処の選挙区から立候補するかは、政党の党首や幹事長が決める。英国のサッチャー首相は、当選までに3度も選挙区を替えられたという。党首や幹事長に歯向かったり、マニフェストと異なる見解を持ったり、主張したりすると、たちどころに公認を剥奪される。今回の生方副幹事長の「反党的態度」をやすやすと容認するような「甘さ」はない。いかに貢献度の高い実力者であっても逆らえば、たちまちクビになる。
◆マスコミ各社や コメンティター諸氏に少々聞きたいのは、組織内で、社長や上司に、「お前辞めろ」という自由な発言が許されているところが、どこにあるのであろうか。政党という組織体、派閥という組織においては、スタンドプレーのような勝手な言動は許されない。自由勝手に自由闊達に物を言える政党を望むのであれば、中選挙区制度のように一つの政党から複数の候補者が立候補きる制度に戻す必要がある。生方副幹事長は、小沢一郎に文句あるのであれば、民主党を離党してから言え。国民・有権者、マスコミが徹底して「ピュアな政治」を求めるのであれば、みんなピュアにならなくてはならない。




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1 コメント

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生方へ一言 (賀正)
2010-03-25 00:52:01
今回の生方副幹事長にがっかりです。確かに言論の自由も大事ですけど、マスコミへのパフォーマンスとしか感じないね。所詮、政治屋って感じがしますね。本来、与党の中において自分を出しすぎてはいませんかって感じです。こんな政治家に国家の行く末など任せられません。
国会議員である前に社会人であることを認識してほしと思います。小沢幹事長に再任を頼まれて受諾したなら、それ以上のコメントや泣き言みたいな事をわざわざTVの生主演で話さなくても良いと思います。ただ国家国民の為に頑張りますと言うだけで終わりですよ。情けないと言うか、幼稚と言うかとにかく呆れました。私は参議院選挙でもし民主党が大敗すようなことがあれば、この国の民主主義はないと言っても過言ではないと思います。有権者もマスコミや知識だけ豊富なだめ政治評論家の言う事に惑わされないようにしましょう。

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