石原慎太郎前都知事が、苦節30年、やっと総理大臣を窺える日本維新の会代表に就任できた

2012年11月18日 02時33分27秒 | 政治
◆日本維新の会の橋下徹代表(大阪市長)がかねてから熱望していた念願が、やっと実現した。それは石原慎太郎前都知事(太陽の党共同代表)を日本維新の会の「神輿」として担ぎ上げることである。橋下徹代表と石原慎太郎前都知事が11月17日、大阪市内で会談して、「太陽の党が解党して日本維新の会に合流。代表は石原前都知事が務め、橋下市長は代表代行が就任すること」で正式合意した。
 戦いは、陣営のトップである「将帥」にどんな人物が座り、采配を振るうかによって、勝敗が決まる。全国的に知名度が高く、人気のある石原慎太郎前都知事が代表に就任したことで、「日本維新の会」に「目」が入った。すなわち、「開眼」し、「魂」が打ちこまれたと言える。
かつてフランス軍が、ピンチに立たされた時、馬上のナポレオンの雄姿が眼前に現れたのを仰ぎ見た将兵が奮い立ち、奮戦して大勝利したという例が示しているように、勝敗は、ひとえに「将帥の雄姿」一つにかかっている。
 総選挙戦場においても、国民有権者が、歓喜するのは、やはり仰ぎ見るような将帥の雄姿である。この点において、たとえ老体で自ら「暴走老人」と言ってはいても、石原慎太郎前都知事は、申し分ない。
◆石原慎太郎前都知事は、自民党衆院議員時代、「政界の暴れん坊集団」と言われた「青嵐会」(中川一郎会長=中川派の領袖。農相、科学技術庁長官)の 事務局長として大暴れしていた。だが、1983年1月9日、札幌パークホテルで怪死した。その後、中川派を引き継ぐ形になった石原慎太郎前都知事は、自民党の策士と言われた松野頼三元防衛庁長官(松野頼久衆院議員の父)に相談し、「自分の派閥を立ち上げなさい」とアドバイスを受けた。しかし、派閥を立ち上げるために資金調達の歩いたものの、思うようにならず、結局、福田赳夫元首相率いる「清和会」(米CIA対日工作者と緊密)に草鞋を脱いだ。
 あれから苦節29年(間もなく30年になる)、総理大臣になろうと心に決めて、努力してきたが、途中諦めて、東京都知事に転進していた。だが、総理大臣を諦めたわけではなかった。都知事を辞して太陽の党の共同代表に就任し、やっと党首になったけれど、弱小政党のため前途は開けない。紆余曲折の末、総理大臣を窺える「大政党」に大化けする可能性が大の日本維新の会の党首にやっとたどり着くことができたのである。詳しくは、拙著「石原慎太郎の日本を救う決断」(青春出版社刊)を参照。
 テレビ朝日が11月17 日午後5時30分、「『維新』『太陽』と合併 石原氏が維新の会代表に」というタイトルをつけて、次のように報じた。
 「日本維新の会は17日午後、太陽の党との合流を正式に発表しました。太陽の党が解党して日本維新の会に合流。代表は石原前都知事が務め、橋下市長は代表代行となります。 大阪市内の会場では、日本維新の会の新しい一次公認候補者の発表が行われていました。同じ会場で行われていた所属議員全員の会議で両党の合併は正式に決定されました。日本維新の会・石原慎太郎新代表:『この国は危ないぞと。何とかしてくれよ。誰か何とかしてもらいたいと。私は、一番大きな強い国民の民意だと思います』『プロ野球にはワンポイントリリーフというのがありますが、私はワンポイント先発のピッチャーですから、あとは皆さんに任せる。そのつもりでやろうじゃないですか』『三極じゃないんだ、第二極をつくる。第二極を』、日本維新の会・橋下徹代表代行:『今やらなきゃいけないのは、椅子を並べ変えること。そもそも今の椅子が古すぎて、この椅子自体を取り替えなきゃいけない。古い椅子のまんまで、ボロボロの椅子のまんまで、政治家が一生懸命椅子取りゲームをやっている。こんなことでは日本は動きませんよ』両党の合併はこの会議の前、維新の会の橋下代表と太陽の党の石原前都知事らのトップ会談で最終決断され、合併の文書への調印を行ったということです。党の形態ですが、太陽の党が解党して日本維新の会に合流する形で、新しい代表には石原氏が就任。橋下氏は代表代行となります。幹事長は引き続き松井大阪府知事で、国会議員団の代表は平沼赳夫前衆院議員に変わります。石原新代表は挨拶のなかで、『第三極ではだめだ。第二極となる』と力強く宣言。維新の会の所属の地方議員からも大きな拍手が上がりました。紆余曲折の末、合併に至ったこの両党。石原・橋下という発信力のある強力なツートップのもと、次期衆院選で台風の目になることは必至です」
 日本維新の会の次のステップは、「選挙区調整」である。「減税日本」「みんなの党」「国民の生活が第一=新党大地・真民主」などとバッティングしないように綿密に調整していかなくてはならない。
共同通信が11月17日午後7時56分、「日本維新の会、47人を1次公認 衆院選小選挙区」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「日本維新の会は17日、衆院選小選挙区の1次公認候補47人を発表した。みんなの党から参加した参院議員の小熊慎司氏を福島4区、上野宏史氏を群馬1区、桜内文城氏を愛媛4区にそれぞれ擁立。民主党から参加した前衆院議員の今井雅人氏は愛知4区で立候補する予定だったが、岐阜4区に変更した。松野頼久、石関貴史、松浪健太、谷畑孝氏はそれぞれ地元選挙区から出馬する。前東京都杉並区長の山田宏氏は東京19区。大阪維新の会所属の地方議員3人も公認した。その他の1次公認は『維新政治塾』塾生や行政経験者を対象とした1次公募から、成績上位者を中心に選んだ」
 さらに、関ケ原合戦で敗軍となった「西軍」の「総大将・毛利輝元」と「豊臣秀頼」は、大阪城にいて、動かず、決戦場に姿を現さなかった。これでは、勝てるわけがない。この前例を教訓にするならば、橋下徹代表代行は、立候補すべきである。そうでなければ、同志の意気は上がらない。

※Yahoo!ニュース個人


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日本維新の会の石原慎太郎代表、橋下徹代表代行就任の画をだれが描いたのか、「陰の動き」を見逃してはならない

◆〔特別情報①〕
 石原慎太郎代表、橋下徹代表代行就任が正式に決まり、「日本維新の会」が、「画竜点睛」を得て、本格的に「政権取り」を目指して稼働し始めた。中央省庁の官僚群による「権力機構」を根底から覆し、「住民自治」に立脚した「地方分権機構」重視の統治機構に改革するのが最大目的である。新たなる「幕藩体制の構築」だ。この大仕事を支えている勢力は、日米関係を含めて、極めて分厚い。その勢力とは?

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※この本は「小沢一郎ウェブサイト」の「著書・関連書籍 小沢一郎について書かれたもの」に紹介されています。

目次

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※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊
『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊
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【要請書送信先国会議員一覧】最新版(12月総選挙対応版) (愛信)
2012-11-18 20:30:42
【要請書送信先国会議員一覧】最新版(12月総選挙対応版)
http://www.aixin.jp/yskgd.cgi

日本解体に「賛成」ですか、「反対」ですか、誰でも日本人になれる国籍法改悪で御皇室は破壊され世界中
に犯罪者ナリスマシ日本人が
溢れます。 次の衆議院選挙では、これらの法案を推進している日本人社会の破壊者創価学会公明党を
排除して、数々の反日売国法案を積極的に推進している「政治と金」の問題に汚れた反日売国民主党や
パチンコ資金や反日売国企業と反日売国テレビ局・マスコミが応援している日本維新の会や、支那や朝鮮の
共産勢力に支配された売国勢力を排除しましょう。
この一覧表は日本を解体する「永住外国人の地方選挙権付与」や「人権擁護法案」に反対している、
創生日本(自民党)、国会議員の選挙区別議員名一覧表です。
【国政に対する要請書】から、
この一覧表のメール・アドレスが登録されている国会議員に一括送信できます。
メールアドレスの登録されていない国会議員に送るには個別ホームページの「ご意見箱」等から送信するか、
或いは要請書を印刷してFAX、又は郵送して下さい。

【新党勝手連の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/ktr/ktr.cgi
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Unknown (Unknown)
2012-11-20 11:41:34
石原慎太郎は総理になりたい一心で維新の会の政策を丸のみし、橋下は支持率を上げる為に石原を使う。市長の仕事もせず副市長を三人も雇い税金の無駄遣いをし、おまけに市長をしながら来年参院選に出たいと厚かましくも自分の言う事は何でも出来ると思っている名誉欲権力欲の塊。二人は実に良く似てると思う。日本より我欲を優先する人達に日本は任せられない。
マスコミで維新の会を持ち上げ、必死で安倍自民党にはネガティブキャンペーンをする事を見ても明らかです。維新の会は第2の民主党。

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