オバマ大統領が、9月の日米首脳会談に本当に来て欲しいのは、前原誠司前首相であり、菅直人首相ではない

2011年05月27日 21時22分34秒 | 政治
◆産経新聞msn産経ニュースが5月27日午前1時31分、「首相『原発対応で謝意』震災後初の日米首脳会談」という見出しをつけて、次のように配信した。
 「【ドービル(フランス北西部)=酒井充】菅直人首相は26日夕(日本時間27日未明)、主要国(G8)首脳会議出席のため訪れているドービルのホテルでオバマ米大統領と会談した。東日本大震災後に両首脳が直接会談するのは初めて」
 オバマ大統領が、「9月前半の米国訪問を招待する」述べたのに対して、菅直人首相は「招待に感謝する。しっかりと準備を進め、良い訪問にしたい。外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を6月下旬に開催したい。今年夏のバイデン副大統領の来日を歓迎する」と答えている。
 だが、果たして菅直人首相は、9月に訪米して、日米首相会談に臨めるのであろうか。結論的に言えば、かなり難しいだろう。菅直人首相は、「会期末6月22日」で通常国会を閉じて、それ以降、夏休み前までの間に、訪米して、日米首相会談に臨みたいと考えていたフシがある。ところが、オバマ大統領は、これを交わして、「9月訪米」を提示してきたのである。それは、菅直人政権が不安定なために、その成り行きを見守ろうとしている姿勢が窺える。だが、本音は、そんなところにはない。
 ①本年9月は、1951年9月4日のサンフランシスコ講和会議開催、8日の対日講和条約調印・日米安全保障条約調印から「50周年」という記念すへき年に当たり、オバマ
大統領は、左翼政治家である菅直人首相には来て欲しくない。それよりも、日米同盟強化論者である前原誠司前外相に来て欲しいのである。前原誠司前外相に目をかけてきた米国最大財閥デイビッド・ロックフェラーやハーバード大学のジョセフ・ナイ教授、米CIA軍事部門の大ボスであるリチャード・アーミテージ元国務副長官、対日工作担当者のマイケル・ジョナサン・グリーン(戦略国際問題研究所日本部長ら知日家と言われる「日米関係でメシを食っている人々」はなおさらである。
 ②オバマ大統領は、「沖縄普天間飛行場の移設問題」について、「ぜひ進展させたい」と言って、日米合意をしっかり実現するように迫っている。また、オバマ大統領は、TPPについて、「TPPはアジア太平洋地域の発展に寄与する。震災にもかかわらず引き続き検討していることを評価したい」と精一杯のリップサービスしながら、単なる検討ではなく「決断と実行」を求めている。だが、本音部分では「菅直人首相は、口先だけの無責任男だ」とハナから信用していない。
 だから、いわば菅直人首相の力量を「値踏み」して、「無理だろう」と見て、わざと「結果」を求めたものと思われる。
◆産経新聞msn産経ニュースが5月27日午後7時51分、「小沢氏、米紙に倒閣明言 不信任案同調も否定せず」という見出しをつけて、こう伝えた。
 「民主党の小沢一郎元代表が米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、菅直人首相について『一日でも早く代わった方がいい』と即時退陣を求めた。27日付の同紙電子版が伝えた。野党が検討する内閣不信任決議案への対応に関しては『どうするかよく考えているところだ』と述べ、賛成に回る可能性を否定しなかった。小沢氏が菅首相に対する退陣要求を公言したのは初めて。野党による内閣不信任案提出が来週にも予想される中、民主党内の造反の動きに影響を与えそうだ。インタビューで小沢氏は退陣を求める理由について、東日本大震災と福島第1原発事故対応の不手際を挙げ『もう2カ月以上、原子炉がコントロールできない状況に置かれ、ほとんどの人が不安と不満を募らせている』と指摘した」
 小沢一郎元代表は、米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューに答える形で、フランスにいる菅直人首相に「冷や水」を浴びせたのである。併せて、オバマ大統領向けて、「菅直人首相は早期退陣させ、前原誠司前外相を総理大臣に就任させる」というメッセージを送ったのである。これは、おそらくはマイケル・グリーンらが仕組んだ一流の情報操作に小沢一郎元代表が、協力したものであろう。菅直人首相には、メンツ丸つぶれの大打撃である。これに追い討ちをかけたのが、東京電力が、「福島第1原発1号炉の注水中断はなかった」と驚くべき訂正会見をしたことだった。日本政府が発信する情報の信頼感が、
一気に崩れたのである。これもまた、菅直人首相のメンツを丸つぶれにした。
◆産経新聞msn産経ニュースが5月27日午前10時16分、「菅首相とオバマ大統領のやりとりの要旨」を以下のように配信した。
 【日米首脳会談】
 《菅首相とオバマ大統領のやりとりの要旨》は次の通り。
 【東日本大震災】
 大統領 どれだけ時間がかかっても日本の復旧を支援する。
 首相 米軍による「トモダチ作戦」で日米同盟の絆の深さを感じた。日本国民全員が深く感謝している。
 【首相訪米】
 大統領 9月前半の米国訪問を招待する。
 首相 招待に感謝する。しっかりと準備を進め、良い訪問にしたい。外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を6月下旬に開催したい。今年夏のバイデン副大統領の来日を歓迎する。
 【普天間問題】
 首相 昨年5月の日米合意に沿って(米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設を)進めていく方針に変わりはない。沖縄の大変難しい課題はあるが、日米で協力して前に進めていきたい。
 大統領 日米同盟の長期的な安定のために、政治的に難しいことは理解をするが、ぜひ進展させたい。
 【環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)】
 首相 東日本大震災のためTPP交渉参加の判断時期が遅れているが、総合的に検討し、できるだけ早期に判断したい。
 大統領 TPPはアジア太平洋地域の発展に寄与する。震災にもかかわらず引き続き検討していることを評価したい。
 【北東アジア情勢】
 首相 昨年の後半と比べ、日中関係は改善の軌道にある。中国の発展が地域の平和と安全に建設的な影響を与えるよう、日米で緊密に連携していきたい。北朝鮮のウラン濃縮に対して強い懸念がある。拉致問題について引き続き米側の力強い支持をお願いする。
 大統領 北朝鮮情勢の見方、見解は日本と同様の認識だ。日本と緊密に協力しあい、中韓両国とも相談しつつ非核化のプロセスを進めたい。
 【ハーグ条約】
 首相 条約に必要な国内法の整備を進めたい。
 (ドービル 酒井充)


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【東北震災の真相】最初の記事が全てを物語っています。 (愛信)
2011-05-28 00:06:31
【東北震災の真相】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/csthss.cgi

時系列に掲載された記事をご覧下さい。

最初の記事が全てを物語っています。

【東日本関東大震災の真相は!の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi
簡約版はこちらをカッチとね

人権擁護法案 (一般人)
2011-05-28 10:48:34
民主党が成立を目指している、人権擁護法案の危険性をマスコミは、全く報道しないが、この法律が言論の自由を奪う、第一歩になると他のブログで指摘されている、もし、指摘通りであれば、民主党は、中国・北朝鮮の政権と何ら変わりなく、日本人は知らないうちに(中国・北朝鮮・韓国)のため、永遠に働く事になる。:但し、先の衆議院選挙で、民主党政権を選んだのは、日本人自身であるので、自業自得である(これは、中国が沖縄の二大新聞を通し、沖縄県民を洗脳しているのと、同じ構図である):
自民以外は全部売国奴 (愛信)
2011-05-29 11:13:16
自民以外は全部売国奴
http://politiceconomy.blog28.fc2.com/blog-entry-1135.html
『日韓図書協定を承認』~来週発効、引き渡しへ=与党・
公明など賛成多数で可決

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