◆「世界的お尋ね者」だった国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者が、米海軍の特殊部隊「SEALS」(ヘリコプター2機、要員30人)の急襲を受け、殺害されたというニュースが飛び込んできて、驚かされた。「9・11」事件から、約10年目である。朝日新聞asahi.comが5月3日午前1時1分、「米、報復テロ警戒 ビンラディン容疑者の遺体水葬」とい見出しをつけて、以下のように配信した。
「国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害を受けて、米政府が関連組織などによる『報復テロ』への警戒を強めている。各地の大使館にテロ対策の強化を求めたほか、全世界に展開する米軍も警戒態勢を取っているという。クリントン米国務長官は2日、『国際テロ組織アルカイダを阻止する戦いは、ビンラディン(容疑者)の死で終わるわけではない』とし、国際的なテロに対処する決意を新たにするよう呼びかけた。米政府高官は、指導者を失ったアルカイダ側が『米国を攻撃する努力を加速させかねない』とみている」
◆詳しくは、拙著「ブッシュの陰謀-対テロ戦争・知られざるシナリオ」(KKベストセラーズ刊、2002年2月5日)を参照していただきたいが、1979年12月27日、ソ連軍がアフガニスタンに突如侵攻して軍事占領したのに対して、米国が、アラブ諸国から青年義勇兵を募集した。青年義勇兵のなかに、サウジアラビア王国の富豪の子弟オサマ・ビンラディンが含まれており、当時のジョージ・ウォーカー・ブッシュCIA長官(後の米大統領、パパ・ブッシュ)の下で、訓練を受けて、ソ連軍と戦った。10年にも及ぶアフガニスタン戦争の結果、敗れたソ連軍は1989年2月15日、撤退を完了した。
この10年の間に、隣国パキスタンに逃れたアフガニスタン国民の子どもたちが、神学校でイスラム教学を学び、パキスタンの支援を受けてアフガニスタン救済運動に立ち上がった。これが「タリバン」(本拠地・南部の都市カンダハル=世界最大規模の芥子の栽培地帯→資金源)である。10年にわたる内戦を経て、アフガニスタン国土の3分の2を実効支配するに至る。
一方、祖国に舞い戻ったオサマ・ビンラディンは、貧富の差が激しいサウジアラビア王国内の矛盾、不条理に気づき、「反政府運動」、すなわち、「サウジアラビア王室打倒」に立ち上がった。同時に「反米姿勢」を強めた。とくに湾岸戦争の際、ブッシュ大統領指揮下の米軍がサウジアラビア王国内の軍事基地(サウジアラビア王国によるイスラエル攻撃を抑制目的)からフセイン大統領のイラクをしたことに強く抗議した。
米クリントン大統領時代、ニューヨーク世界貿易センタービル爆破テロ事件やオクラホマシティ連邦政府ビル爆破テロ事件が発生、オサマ・ビンラディンが首謀者とみなされた。こうしたことに危険を感じたサウジアラビア王国政府は、オサマ・ビンラディンをスーダンに追放。だが、国連の圧力でスーダンから国外退去を命じられたオサマ・ビンラディンは、アフガニスタンに舞い戻り、タリバンと接触した。
ここでタリバンの立場が一変した。それまでタリバンを承認していた米国が態度を変えたのである。人権派のオルブライト国務長官が、「石油のために女性と子どもを犠牲にするな」と言いがかりをつけ、タリバン不承認に転じた。タリバンがイスラーム原理主義に基づき、「女性を差別し、子どもを犠牲にする」教育を推し進めていたことを捉えたのであった。
◆米国との対決姿勢を強めるオサマ・ビンラディンは1998年2月、「ユダヤ人と十字軍に対する聖戦のための国際イスラム戦線」を結成、対米戦線の宗教命令「ファツー」を発令した。その3年後の2001年9月11日、ニューヨーク世界貿易センタービル、ペンタゴン同時多発テロ事件が起きたのであった。
オサマ・ビンラディンは殺害された。だが、対米戦線の宗教命令「ファツー」(ユダヤ人、キリスト教信者を皆殺しにせよ)が、解除されたという情報は、未だ聞いたことがないので、イスラム世界各地で蠢いている「アルカイダ」のなかで、この宗教命令「ファツー」は依然として、生き続けていると見なくてはならない。アルカイダによる「報復目的」の爆弾テロは、世界各地で頻発する可能性が大である。用心しなくてはならない。
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国オバマ大統領は、核兵器100発保有のパキスタンがオザマ・ビンラディンをかくまっていたことを理由にインドをけしかけて、核戦争を起し、第3次世界大戦を勃発させようとしているのか?
◆「特別情報①」
米海軍特殊部隊「SEALS」によるオサマ・ビンラディン殺害をめぐって、巷ではいくつかの疑問が指摘されている。
①オサマ・ビンラディンは、かなり前に死亡していると言われてきた。生きている姿が見られるとすれば、それは「影武者」だという説である。
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『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊
終章 新聞・テレビ報道を裏読みする12のポイント
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日本人は、お祭りや事件・事故、火事場さわぎが三度の飯よりも大好きだ。連合政権VS自民の「権力闘争」をおもしろがって見ている。
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.107
第七章 シオン長老會議
前回からの続き
ユダヤ側の論に対する批判は暫く措き、議定書が地獄対話を大分多く使つた事は唯一の真実として認めなければならぬ。(それは無理が無いかも知れぬ。
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