Nシステムブログ

弁護士櫻井光政を中心とした有志団体「一矢の会」が道路交通問題、特にNシステムについて問題視していくブログです。

福井県福井市大味町

2011-03-25 16:18:41 | 福井県・岐阜県


国道305号


福井市越廼(こしの)の「大味トンネル」
(2010年から)ちょっとマトモになってしまった!

R305は、名勝東尋坊から日本海の荒波スレスレに、敦賀近くまで
50キロほど、心ゆくまで波と雲を楽しめる路線として有名。
越前岬、越前海岸、越前ガニ、スイセン、シイタケ、カレイなどに溢れた
行楽地としても、知らぬ人は少ないだろう。
しかし、10年ほど前、この路線の中でも出色の景観である、
延長80mほどの「洞門」の名の方がふさわしい「大味(おおみ)トンネル」
を通過した私は、ある意味ショックを受けたのを思い出す。
 ひとつは「洞門」のたたずまい。落ち着いた潮騒と岩と松の緑だったが、
実はそれだけではない。トンネルの北側出口約5メートルの位置の岩に
くっつくようにして、ナント、Nシステムの白ぬりのF型ポールが!




そのとき、私はすぐその数年前から問題になっていた「不審船」対策だナ、
と思った。つまり国籍不明の外国船が北陸海岸を中心に
日本海を領海侵犯(?)していると騒がれていたころのことだ。
オウムが石川県下にジワジワ力を伸ばしていたのは90年代前半だが、
彼らも日本海側に展開して、対岸の外国と交流協力(?)しようとしていた。
その動きや「不審船」を探ろうとした当局の動きの跡だ、と私は思ったのだ。
ただ、この度訪れた3月上旬の今は、当時とは月日が流れている。
思えば10年余りを経て、大味トンネルをくぐったのだが、
あのNポールの位置は、海寄りにかわり、
かつ以前より10メートル以上、北、つまりトンネル北出口から
離れたところに移動していた。




これを見たとき私は、
恋人が心変わりしてしまったような気分になったのだった。
大体、このもとのNの位置は意表をつくほど、出口直前で、
いかにも「秘匿性」重視。やや不自然だったが、「不審船」そのものは
海上にいるわけで、Nは、もちろん陸上の車のためだ。
つまり「不審船」に”内応”する動きがあるとにらんでのことだろう。
そして、最近そのリスクは減っているとみて、Nの位置も
ユルメた(?)のではないか?私はしばらく呆然と、あたりを
行きつ戻りつしていた。
その午後、私はトンネルを南に抜け、トボトボと、蒲生の浜へ歩き、
「令チャン食堂」で遅い昼飯を食べた。
名産の黒い皮のカレイは、やはり旨かった。


(写真は越前ガニ。もちろん見てるだけ。)

                 一矢の会  浜島 望


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