京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

晩夏の御所西

2007年08月30日 | 京のつれづれ
ここ数日雨降りの日が続く晩夏の京都です。
明け方などにふと目が覚めると、虫の音が聴こえるようになりました。







歩いてすぐの虎屋菓寮さんで、お茶の時間。
「きんとん」を栗のいがに見立てたのが面白い「ささ栗」に、お煎茶を。
ここにも秋の気配が。








雨に濡れた緑もいいものですね。

きょうのお稽古+(プラス)

2007年08月29日 | ミーハーがつくる喫茶文化史
きょうも蹴上でお稽古です。
気がつけば、この講座もあと今回を入れて4回ばかりとなりました。
半年って長いわ、と思って始めましたのに、過ぎてしまえばあっという間でした。







きょうはお薄のおさらいです。
前々回がお濃茶、前回が平花月でしたので、
いざお薄をはじめましたら、いささか手順に迷いが生じたりも(汗)。
吉野棚と丸卓で一度ずつさせていただきました。








菓名は「雲流」。御製は「老松」。
「ふくべ」ちゃうのん、という声も(汗)。







お稽古のあとは、女性陣で茶話会(笑)。
ホテルのラウンジロビーで、ケーキセットです。
クリームの中にたっぷりフルーツがはいったケーキは、幸せの味ですね。
これからのことなども考えたりも。
せっかく楽しく半年続けてきたお稽古。
ここで終わってしまったら、また「お茶席怖い」になりそうですし。
なんとかもう少し続けたいものです。

ここに@が

2007年08月28日 | 京のつれづれ




これとか、






これとか、何だかお分かりになりますかしら。








実はこれ、用事があって立ち寄った、
京都府庁旧本館の京都府NPOパートナーシップセンターにあったお椅子です。
そのほか、何通りにもくみあわせることができるパズルのような面白い机も入ったばかりで、その前に「一番最初のお客さん」としてすわらせていただきました。
光栄ですね(笑)。
何でもコンペをして選ばれた学生さんの作品だそうです。
明治の重文の建物に、学生さんの作品がおいてある。
いかにも京都らしいお話だと思いました。

百日紅の咲く庭を

2007年08月25日 | 京のおさんぽ




九条池周りに咲く百日紅を見る拾翠亭(しゅうすいてい)で、
東京からお越しの「ねーさん」ご夫妻にお逢いしました。
ようこそお越しやす。
ねーさんには、いつも拙ブログをご覧頂いておりまして、ときどきコメントも頂戴いたしております。









この風景を前に、気がついたら、小一時間ほどお話をさせていただきました。
ご夫妻で、よく京都にお越しだそうで、観光地を歩くというよりは、
足の向くまま気の向くまま、市中の通りや路地を歩き、
例えば、澤井醤油さんで醤油について2時間ばかりお話を伺う、ということもおありだったそうです。
どうやらそのときに、私はご夫婦とすれ違ったそうでして(笑)。
こんなふうに京都を愛して楽しんでいただけたらならば、京都に住むものとしてはうれしいですよね。
素敵なご夫婦のお話に、心の中があたたかくなるものを感じました。
今回、このようにお声をおかけいただきましてありがとうございました。
どうぞ、楽しいご旅行を。









こちらは、お二階からの眺めです。
百日紅の鮮やかさが目に染みます。
そして、まるで舟遊びをしているかのような感覚に陥る風景です。
きょうはまた暑さがぶり返して蒸し暑かったのですが、
それでも時折通り抜ける風と、二匹戯れるようにして飛ぶとんぼたちに、
厳しかった夏もどうやら終わりに近づいていることを知りました。

元気印のケーキ屋さんの耳寄り情報

2007年08月24日 | 京のひとやすみ
お友達から、千本通鞍馬口のタンタシオン・ダンジュさんのケーキと焼き菓子を頂戴しましたごちそうさまです。
こんど9月15日に、河原町の京都ロイヤルホテル&スパにも支店(河原町店)が出るという、元気印のケーキ屋さんです。
そこで河原町店では、

9月15日(土)と16日(日)の二日間に限り、オープンセールとして
生ケーキ50パーセントオフ お一人様6個まで
(ホールケーキと焼き菓子は除く)
 両日先着100名様に粗品プレゼント
 さらに来客された方全員にサービス券をプレゼント


をされるそうです。
ただし、両日のみ、12時~18時の営業です。
(通常は10時~21時)







さていただいた焼き菓子は、こんな風な可愛いボックスに入っていました







これは、仕事の合間などに、紅茶と一緒に楽しみたいですね








そして、チーズケーキもいただきました。^^
そのふわふわさに、ついつい食べ進んでしまい…。
若干、体重が心配になりましたわん(汗)。
ダイエット中のみなさま、すみません

鳩サブレーをいただきながら

2007年08月23日 | いとしの湘南




女子大時代の友人Sちゃんからいただいた「鳩サブレー」を頂きながら、
桑田さんの『風の詩を聴かせて』を聴くしあわせ。
Sちゃんとも、一緒に鎌倉に行きましたね。
そうそう、ゼミの合宿も鎌倉でいたしましたしね。

一度サザンの曲に出てくる鎌倉周辺の名所めぐりをしたいなあと思っております。
由比ガ浜、閻魔堂(円応寺)、釈迦堂切通し、稲村ガ崎、極楽寺坂切通し、
行合橋、江ノ電、日影茶屋、鎌倉駅、江ノ島、烏帽子岩、
こんなところでしょうかしら。
どの曲にどの地名が出てくるか、お分かりになりますか?
(「サザン検定」ではないですけど)
そういえば、鳩サブレーも出てきますね。^^
もちろん、小学6年生から片手にガイドブック、もう片手にお小遣いを握りしめて、鎌倉の名所旧跡に通いつめていた私なので、どこも知った場所ではありますが。
え?サザンファンならば、これくらいは、あたりまえじゃんって?

私は鎌倉のなかでも、
天気のよい午後、裏鎌(鎌倉駅の西口)から御成小学校(おなりしょうがっこう)の南の道を笹目に抜けて、吉屋信子記念館のあたりを通り、鎌倉文学館へ寄り海を眺め、旧諸戸邸の前を通り、甘縄神明社でも海を眺め、桑ちゃんも大好物の宮代のコロッケを食べ、長谷観音の一本南の道を通り御霊神社により、そのまま道を南におりて江ノ電の線路を渡り、力餅を食べて、極楽寺坂切通しにある成就院の階段をのぼり途中で振り向きざまに見える坂ノ下の海を目におさめ、極楽寺から稲村ガ崎に抜けて、最後には夕日を見る、
というのが、一番好きなコースです。
山の手から海を遠くに見つつ歩き、最後に七里ガ浜の海岸沿いに出るときには、鳥肌が立つような心の開放感を覚えるのが好きです。
閑静な住宅街のところどころには、素敵な近代の洋館がありますし、
余り観光化されていない社寺のひなびた雰囲気も好きです。
2年前にも久しぶりにこのコースをあるいてみましたが、すいぶん変わってしまった場所もあり、しかし懐かしい風景も随所に残っており、ちょっとばかりおセンチな気分になりました。

そろそろあのきらめく海の風景が懐かしくてたまらなくなってきまた、最近のもちやでございます。

きょうのお稽古

2007年08月22日 | ミーハーがつくる喫茶文化史







お盆休みあけのお稽古は、案の定おとぼけさんでした。
いきなりお席入りから、にじって入らず、お扇子を持って立ち上がってしまったり(汗)。
「冷や汗のお稽古」のはじまりでした







今回は、「平花月」(ひらかげつ)でした。
5人で札を引いてお点前をする人、お茶を飲む人を決めて楽しむ、お遊びです。
二度いたしましたが、足の運びが難しいですね。
そして札を引く番がすぐに廻って来ますので、集中をしていないといけません。
なかなか一回や二回では、先生がご指示のようにできなくて、
移動の際に、私は前の方には足を踏まれてしまったりも(笑)。








でも、いつものように、和気藹々とさせていただきましたね。








そうそう、きょうのお菓子は「むくげ」です。
お床のお花の中にもある、季節のお花ですね。
中の白餡ともに、洗練されたお味は、相変わらずおいしゅうございました。
本当にこれをいただけるのは「しあわせ」でございます。

お町内の地蔵盆

2007年08月18日 | 京のつれづれ




きょうはお町内の地蔵盆です。







今年は組長=お町内の役をいたしておりますので、
朝から飾り付けをいたしました。







きょう一日、お町内は子供たちの声であふれます。








各プログラムが始まる前には、町内を鉦を鳴らしながら歩いて知らせます。







うちのお町内の「数珠回し」は午前10時30分から。お寺のお坊様においでいただきます。
10回、大きなお数珠を回します。
真ん中の大きな珠が「阿弥陀様」なので、
自分のところに廻ってきたら、額に押し当てて「ナムナム(南無南無)」します。
(日が当たるところなので、お坊様に日傘を差しながら、根性で写した一枚です)







無事に一日目の予定が終わりました。
お下がりのお餅とお菓子です。(府庁前の銭幸餅製)
粗供養は、澤井醤油さんちの冷やっこつゆと京ぽんずで、嬉しいです。

今日一日お役をしながら、気がついたこと。
それは、ここ数年になく、カメラを手にしたかた(ブロガーさん?)が、通りを通っていらっしゃったことです。
中には、プログラムなどを写真に納められるかたもいらっしゃいました。
あらためて、世は「京都暮らし」そのものにご興味をお持ちの「京都ブーム」であることを感じました。

虎屋文化講演会「茶室と茶事」

2007年08月17日 | 催し物情報
今年の秋の虎屋文化講演会は中村利則先生(京都造形芸術大学)の「茶室と茶事」です。

日時 2007年9月29日(土) 
   13時開場 14時開演 15時30分終了
場所 金剛能楽堂 烏丸通一条下ル 最寄駅 地下鉄今出川

応募定員 400名 入場無料
応募方法 往復はがきに郵便番号・住所・氏名・電話番号をご記入の上、下記にお申込ください。はがき1枚につきお一人様有効です。(応募多数の場合は抽選)
応募締切 2007年9月10日(月)必着
申込み先 〒602-0911
     京都市上京区烏丸通一条西入広橋殿町400
     株式会社 虎屋「虎屋文化講演会」係
     電話 075-431-4736
主催   株式会社 虎屋 京都店、虎屋文庫

ことしもまた

2007年08月16日 | 京のつれづれ
連日猛暑の京都では、本日最高気温38.6度となりましたが、
ことしもまた、大文字の護摩木奉納のために、銀閣寺門前へ参りました。







午前中から暑いので、まずは銀閣寺アイスキャンデーさんで、
パインジュース大50円をいただいて、クールダウン。
いただいている間中、ひきもきらずお客さんが、冷たいものをお求めになっていました。
暑いですものね。








両側のお土産屋さんの呼び込みもにぎやかな銀閣寺門前の坂をのぼり、
「大文字護摩木受付所」において、護摩木を奉納してまいりました。
こちらもたくさんの方々でごった返しています。
みなさま護摩木に願い事をかくために墨をたっぷり含ませた筆をお持ちでして…(汗)。
幾分周りを気をつけながら、護摩木に願いごとを書きました。
この護摩木は、ご自分で山上にお持ちになられるかたもいらっしゃいますが、
私どもは保存会の方々にお願いいたします。
これらは、今晩の「大文字送り火」の火床(ひどこ)で使用されます。
ここでは、ご近所さんファミリーにお逢いしたりも。^^








そのあとは鹿ケ谷通りにまわり、「喜み家」さんで「あんみつ」をいただきました。
氷もございましたが、こちらの寒天と赤えんどう豆はおいしゅうございますし、
そろそろ、冷たいもので弱った胃腸もいたわりませんと。
わたしどもがまいりましたときには、さほどでもありませんでしたが、すぐにお店は満員に。
とにかく暑いですものね。







お昼間の中立売御門より。








午後8時、お寺の鐘の音が響く中、大文字に点火されました。
亡き人を偲び、静かに合掌。