京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

暑中お見舞い申し上げます

2007年07月28日 | 京のつれづれ
本当にお暑いですね。(これしか言葉が出てまいりません)







にもかかわらず、午前中は「平安京左京三条二坊十町」=元城巽(じょうそん)中学校の現地説明会にいってまいりました。
京都市埋蔵文化財研究所のかたがご説明になっている落ち込み部分が、堀川からの舟入(もしくは木場)ではないかと推測される部分です。
ここからは、瀬戸・美濃の小ぶりの天目、中国の染付けなども出土されていました。(ほくほく)
また、室町時代とみられる水貯めや井戸も。
いろいろ勉強になります。







そして午後はここへ。
って、お分かりになるでしょうか。
これは下鴨神社比良木社の茶の木です。
こころなしか、前回訪れたときよりカサも減り元気がないような(汗)。







きょうはカッパ研究会(京の水文化を語るの座談会)で、
下鴨神社参集殿において、下鴨神社禰宜・嵯峨井建さんのご講演「信仰と水―御手洗祭にちなんで」を拝聴しました。
画像は、お話の合間にいただいた「みたらしだんご」です。
こちらのみたらしだんごの由緒は「泡説」でございました。







そのあと、御手洗祭の足付け神事を。
久しぶりです。
やはり、今年もろうそくが途中で消えてしまい、もういちどつけに帰ったりも。



実はきょうは、あんのちゃんとちゃみさんもご参加されておりました。
でも足付け神事のあと、ちゃみさんとはぐれちゃいまして、しかも私のミスで携帯に入れていた情報が間違っていてちゃみさんに連絡がとれなくなってどうしようと思っていました。(ごめんなさいねちゃみさん)
でもでも、そこにぬあんと救いの主が登場するんですよ。







それはこいんさんでした。
あの下鴨神社の雑踏の中ちゃみさんとばったり逢われたのです。
私にその旨をメールで知らせてきてくださって、
その後無事にちゃみさんをみんなが待っていた鴨川大橋西詰にあるbonboncafeまで連れてきてくださったのです。
ありがとうございます、こいんさん。
これも神様のご利益でしょうか。
おかげでめでたく(?)ちゃみさんもみなさんと一緒に(もちろんこいんさんもいっしょに)、ビールをお召し上がりになられたのでした。
かんぱーい(爆)。

きょうのお稽古

2007年07月25日 | ミーハーがつくる喫茶文化史





きょうはお稽古場のエントランスから写してみました。








もちろん宿泊ができますが、わたくしのような庶民ではちょっとご縁がありそうにもなく。
このようにして、お稽古で使わせていただけるのは、まことにありがたいことでございます。







きょうは、これまでのおさらいで、
平点前で拝見付と、丸卓で拝見付とに分かれてのお稽古でした。
どうもきょうは、このところの寝不足のせいか落ち着かなく、そそっかしいミスを連発(汗)。
精神集中をしなくては。
お花は、白いお花が祇園守りで、ほかにキミズヒキ、高砂芙蓉、秋海棠、紅つめくさなど。






お菓子は老松さんの「苔清水」。
先日の新聞のことなどが話題に。
そこへ、記者のかたが、わざわざ掲載紙を届けにいらしてくださいました。






中には、掲載紙が3部も。ご丁寧にありがとうございました。

「おかえり」を前に

2007年07月24日 | 京のつれづれ
梅雨明けとなり
真っ青な夏の空が広がるきょうの京都でございます。
日傘が手放せません







午後、四条河原町の高島屋さんに用事があったため、
四条寺町の大政所(八坂神社の御旅所)を拝することに。
今夕の「おかえり」(還幸祭)を前に、にわかに人の動きがあわただしくなっていました。







家に帰りひとやすみ。
きょうは鞍馬口の幸楽屋さんのわらび餅と、菊水鉾のお茶席で頂いた上林春松さんのお抹茶「菊の露」で。
幸楽屋さんのわらび餅は、ぷるぷるで中においしいこしあんが入ってます。
うふふふ~(爆)

つぶやき

2007年07月23日 | ミーハーがつくる喫茶文化史




京都新聞朝刊の「一期一会」に出てましたね、
可楽庵でのお稽古。
よかった、写真は着物姿のひまわりさんが中心で、
私はぼけていて(ほっ)。
でも、年齢がしっかり出てますねえ(汗)。
あ、年齢が書いてないかたがいらっしゃるしい(爆)。
でも、記念になりましたね。
これからも宜しくお願いしますね、みなさま。







そして、きょうのひとやすみは、小川通武者小路角の梅ばちさんの「しぐれ餅」。
なんだか見た目は涼しそうですよね。
実際には、中はつぶあんで気持ちワイルドなので、
宇治田原の「下岡久五郎」さんの茶園で作られ、
「かねまた」さんで仕上げをされた
本年度の煎茶「弥吉」で、後味を上品にまとめてみました。^^

きょうのひとやすみ

2007年07月22日 | 京のひとやすみ
きのうまでは、比較的お出かけが続いたものの、
またこの辺だけ(笑)で生活することになるため、
ストレスにより、ぐっとあんこネタが多くなることをお許しくださいませ。^^






きょうは、銭幸餅さんの「いばら餅」と熊本の釜炒り茶を。
「いばら餅」という、いささかこちらが引き気味になるそのネーミングは、
柏の葉の代わりとして用いられるいばら(サルトリイバラ)の葉から。
この暑い時期には、柏の葉ですと乾燥してしまうために、肉厚のいばらを使うそうです。
「いばら」は別名「さんきら」ともいうことから、「さんきら餅」ともいうそうです。
そう、中身はあの「柏餅」といっしょです。

ちなみに、画像にはありませんが、黒糖わらびもちも購入しました。
これが「ぷるとろ」でおいしいんですよ。おすすめです。
>えすさん、yumeさま。

アロハで研究会 inあびこ

2007年07月21日 | ミーハーがつくる喫茶文化史




きょうはお茶の研究会で、あびこに参りました。
あびこ、というのは大阪市住吉区にあります。
地下鉄御堂筋線あびこ駅を地上にあがると、大阪らしい元気な商店街が続いてます。
たこ焼きに、お好み焼きに、千鳥屋と(笑)、大阪らしい食べもんが並んでます。







その商店街を抜けたところにある、由緒あるお宅が、きょうの会場です。
お茶とお菓子を頂戴しました。ごちそうさまでした。



家に帰ってきましたら、思いがけず仕事の上で嬉しい知らせがありました。
これはもう、いろんな方のご支援があったからこそ、ここまでこれたのだと思いました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
いまはその内容を書くことができませんが、いずれその成果をご披露すべき時が来るかと思います。
そのため、これから半年は、一生懸命に勉強をしなてはいけません。
上手に気分転換もしつつ、なんとか頑張りたいと思います。

琳派・若冲、そしてもりみん!

2007年07月20日 | 京のつれづれ



きょうは、細見美術館「珠玉の日本美術 細見コレクション・リクエスト展07」へ。
平成13年からスタートした夏恒例のリクエスト展で、館所蔵品への人気投票を行い、その結果をもとに構成する展示です。
毎年、若冲が一位だったのが、去年はじめて雪佳がその地位についたとか。
今年はさてさてどうなりましたか…。

順位は、実際にお運びになられてお確かめいただくとして、
若冲は「鶏図押絵貼屏風」・「雪中雄鶏図」・「糸瓜群虫図」、それにとってもかわいい「鼠婚礼図」など、
雪佳は「金魚玉図」など、
其一、芳中、北斎、宗達でしょ、
如慶の「きりぎりす絵巻」の婚礼の饗宴の図は絵画史料としてもよかったですし(鯛を庖丁式のようにさばいてました)、
志野に、織部もと、
とても楽しめます。

私は、酒井抱一の「白蓮図」(びゃくれんず)に一票。
あの余白がすきです。


カフェレストランで、パスタセットをいただいたあと、
近くの府立図書館でちょっとだけ調べ物をしつつ、
小説新潮のもりみん(森見登美彦さん)の「蝸牛の角」を読みました。
短編なんですけど、この読後の満足感はなんでしょうね。
こことここがこう結びついていて、こう展開するのか、という驚き。
もりみん、上手すぎる~。たまりません。

そんなもりみんに影響された帰りみちは、少し遠回りになりますが、わざと市バス203番に乗りました。
オオマエ」さんの前を通る時には、懐かしめの洋菓子を降りて買いにいきたいのをこらえ、
最近とんと行ってないなあと「ますたに」さんを眺め、
もりみんを育んだ「農学部前」ももちろん通り、
ずーっと昔にK大生と打ち上げ花火をして(マッチが摩れない私はほとんど私は見ていただけだけど)警察のひとに注意された出町の三角州(でも三角州ではない)を過ごして(のちに打ち上げ花火禁止の看板が設けられたのは私達のせいでもありましょう。若気の至りともうせどすんません。)、
まあ、すこーし昔を懐かしんで参りましたとさ(笑)。

きょうのお稽古は…

2007年07月18日 | ミーハーがつくる喫茶文化史



きょうも、蹴上のホテルの離れ「可楽庵」さんで、お茶のお稽古です。
お棚のお点前、お棗とお茶杓の拝見つきです。
私としたことが、ありえない間違えをしてしまったり(汗)。
お稽古場には、ちょっといつもと違った緊張感が流れていました。
なぜならば、きょうは「ホテルでお茶のお稽古」ということで、京都新聞社さんの取材があったからです。

はじめに、ひとりひとりがお点前をしているところを写真に撮られまして、
それから、またひとりひとりが、名前と年齢、職業(ぶはっ)、住んでいる場所、お稽古をはじめるきっかけと、その感想を聞かれました。
もちろんそんなに多いスペースではないので、ほとんど載らないと考えたほうがよさそうです。
ましてや、目立たぬように、服装も地味にしてまいりましたし、
男性や、お着物をお召しになった美しい方がいらっしゃいますので、
上手にそちらのほうのカットを使っていただけるかと。

まあそんなこともあってきょうの主菓子は、老松さんの「銀河」でしたがお写真が撮れず、
(葛桜の葛の部分がきらきらしていて、銀河のようになっていました)







そのかわりに、お干菓子の糸巻きと短冊を。

記者さんたちがお帰りになったあとは、割と落ち着いてお点前ができたり。
まだまだ修行が足りませぬわん(汗)。

きょうは山鉾巡行ですが…

2007年07月17日 | 京のひとやすみ
そう、きょうは山鉾巡行で、皆様お出ましのことと思いますが、
私はと申しますと、一昨年に続いてまたもやなーんも考えずにヘアーサロンに予約をいれてしまっていたのです。
ちなみにサロンは、烏丸六角にある「スケルトンビル」(と勝手に私が呼ぶ、六角堂が丸見えのあのビルです)にあります。
ここずーっとお世話になってる美容師のIさんにも「前にも巡行の日にご予約されてましたよね」といわれました。
基本的には、烏丸通りは巡行路ではないのですが、2基ほど山が通るのが見えました。







サロンを出た後は、堺町御池を下がったところにある「紫野和久伝」さんで一息。
ちょうど山鉾が御池を通り始めたようで、格子の向こうから祇園囃子が聴こえてきます。
こうして聴いていますと、山鉾ごとに違う旋律であることがよりはっきりと分かります。

きょうはお抹茶とひやしぜんざいで。
こちらのひやしぜんざいは、小豆と水羊羹がはいっているのが特徴です。
美味しいですよ。
但し、お抹茶がもう少し濃いほうがよろしいかと。








烏丸御池を横切りつつ瞬時に鉾の姿を目の中に納めまして、
自宅へ戻る途中には、丸太町烏丸の植村義次さんとこで「春日乃豆」を購入しました。
何気なくお店のお床をみますと、長刀鉾の扇が。
奥様に素敵ですねと申しますと、
これは約10年前にご主人が長刀鉾にお供なさったときに、
お飾り用に特別にいただいたものとか。
実際のものよりはひとまわり小さく作ってあるそうです。
素敵なお花はご自宅の植木鉢で育てられているものだそうです。


このように、人ごみは避けつつ、でもなんとのう祇園祭の雰囲気だけ味わいながら、
巡行の日の午前中は過ぎていきました。


追記
きょうは阪神は勝ちましたが、もりみんは残念でした。