先日、当店アイランドストリーム前の湯浅湾・栖原海岸にアカウミガメが産卵上陸したと書きましたが、この海岸では23年ぶりの出来事だったようです。
当店の地主であるYさんがその時のことを記録していたようで、23年前の母カメは120個を産卵し、孵化したのは100尾、海に帰ったのは80尾だったそうです。で、その時海に帰れず死んでいた赤ちゃんのカメ1尾をYさんが大切に冷凍保管していたのですが、私がこの店を全面借り上げる際にその赤ちゃんカメも引き継ぎ、実は今日まで冷凍保管し続けていました。
それが上の写真の容器の中に入ったものです。
もしかしたら先日上陸した個体は、23年前の赤ちゃんカメの1尾だったかもしれず、だとすればこの両者は兄弟姉妹だった可能性もあるということになりますね。
もしそうなら、すごく感慨深いことですよね。
いずれにせよ、ウミガメは平和、豊かさを象徴する神話的な存在でもあり、また自然環境の健全さを表すバロメータのような存在でもあります。幾世代も末永くウミガメが帰ってこられるような美しい浜辺を、是非とも守っていかなければと思いますね。