石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

達成わずか42台

2009-06-29 21:29:05 | 趣味
 本日の東京地方の天候は晴後曇でした。朝方は快晴と言って良いような非常に良い天候だったのですが、11時ぐらいから雲が出て来てそのまま日没前には曇ってしまったようです。西から大きな雨雲が迫って来てますのでこれは当然ですが、今日は思った以上に良い天候になりました。明日は確実に雨が降りそうです。都心部の最高気温は29℃、最低気温は21℃。三多摩地域の最高気温は30℃、最低気温は21℃でした。週間天気予報によれば明日から土曜日まで雨マークが並びました。明日から本格的な梅雨空になりそうです。四国では水不足が続いているので、この雨で四国が潤えば良いのですが・・・。

 総務省は26日、低公害車普及に関する政策の評価結果をまとめた。「2010年度までに燃料電池車を5万台普及」とした政府目標に対し、07年度の国内保有台数はわずか42台にとどまり、同省は経済産業省など4省に目標設定や普及促進策の見直しを勧告した。
 燃料電池車は水素と酸素の化学反応による電気で走行し、排ガスを出さない「究極のエコカー」。政府は01年に定めた「低公害車開発普及アクションプラン」で、10年度までの5万台普及を目標に掲げ、04年度から4年間、技術開発などに約197億円の予算を投入した。総務省は「多額の予算投入に見合う普及台数となっていない」と指摘している。
 勧告に対し経産省は、「技術開発は着実に進んでおり、各自動車メーカーは15年から売り出す予定」と成果を強調。今後は実態に合わせた新たな目標を検討するという。 

 197億円の税金を投入して、電気自動車42台。1台単価4億7000万円?
 いくら何でもこれでは無駄な投資と言われても仕方がありません。もっとも数年もすれば日産が電気自動車の本格的な発売を開始するので、そうなれば電気自動車の国内保有台数は桁が2つぐらい上がるかも知れません。
 車載用燃料電池はだいぶ開発が進んでいると聞いています、日本国内よりアメリカだったような気がしますが・・・、しかし燃料電池車の普及には大きな問題があります。それは燃料の水素を安定して製造、供給出来るかというものです。
 水素は様々な方法で製造可能という事で、現在研究が進んでいます。
 水素は原子番号1、もっとも軽くて小さな原子であり、分子でもあります。そして空気中の酸素と混ざると爆発燃焼を起こします。ガソリンやジェット燃料、エタノールと言った燃料より、遙かにその取り扱いは難しいのです。
 水素と言えば飛行船が流行ったとき、最大の事故を起こしたのも水素でした。
 交通事故を起こして、水素燃料タンクから漏れだした水素が点火すれば、大爆発を起こす可能性は十分以上にあるのです。
 宇宙ロケットの燃料は液酸(液化酸素)液水(液化水素)で、これを混合して点火することにより、その爆発力で宇宙空間まで到達することが出来ます。それほど爆発力は強力なのです。

 最近家庭用燃料電池が、東京ガスなどから売り出されていますが、あれは都市ガスから水素を抽出し、酸素を結合させて電気を生み出します。しかしこれはまだ出力が小さいと言う欠点があります。あれで大きな屋敷の電気を賄える、100ボルト50アンペア、5KVAぐらいの出力となれば、もっと普及するでしょうが・・・。
 車載用燃料電池の研究は、こういう家庭用の燃料電池にも応用出来るでしょうから、電気自動車の普及は、大きな意味があるのです。

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