社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

大企業の生産現場が壊れ・・・

2017-12-04 07:21:57 | 日記

・・・はじめている。
日産、SUBARU、神戸製鋼、東レ・・

それぞれが日本のトップ企業でありながら
「ものづくり日本」をボロボロにしてい
る。
安全基準の検査や規格を満たしていなくて
も、検査結果を書き換えて市場に出荷して
しまう。製品の故障や人の命にかかわるこ
とだ。ありえないこと、と思った人が多い
のではないか。

企業の社会的責任(CSR)が声高に言わ
れはじめた時期とも重なっており、そのキ
ャンペーンもまったく無視されていた。

 そこには「利益至上主義」がまん延し、
現場をかえりみない「安全より利益」が、
労働者にもしみ込み始めていたのではな
いか。

経営者は、バランスシートの結果しか、
見えなくなっている?
人件費削減の行きつく先が、技術者不足
やベテランがいないなどの疲弊した現場
である。

さらに問題なのが、アベノミクスを進め
てきた安倍首相である。

釧路市では、4年前に「政策プラン」が
提案され議会審議にかけられた。
釧路市の「域内循環」を高めて、「外か
ら稼ぐ」釧路市をめざす計画であった。

私は事前に経産省の経済活性化の計画を
読んでいたため、それとほとんど同じ「
政策プラン」であったことに驚いた。
まさにアベノミクスの地域版であった。

「外から稼ぐ」とともに、そのお金を
域内で回していく。
ところが、域内から外に出ていく蛇口が
開きっぱなしになっているのではないか
と私は指摘した。
 当時の石川通信は→

地域経済の疲弊は、1次産業の農漁業の
問題とともに郊外型大型店の進出、流通
過程における価格決定権が大手に握られ
てしまっていることをあげた。

地元の水産関係の企業の利益の大幅な落
ち込みの裏に、赤字の価格で卸せという
大手の「横暴」がある。
ルールづくりこそ力を入れるべき課題で
はないか、と訴えた。

アベノミクスによる「外から稼げ」、
利益を上げろとばかりに、新自由主義に
よるトリクルダウン理論が、その土台に
あるのではないか。

選挙で安倍首相の続投が決まったが、地
域経済も、日本経済も、アベノミクスへ
の現場からの批判をまきおこさなければ。