破壊された3号機のなかに水中ロボットが
入った。
デブリは確認されなかったが、原子炉容器
の真下の制御棒、足場が無くなっているこ
とが判明したと報道された。
ということは、圧力容器から溶けた燃料が
下に落ちていったことが、いよいよはっき
りしてきた。
再度、今日と明日も探査を行う。
溶けた燃料と足場の金属、コンクリなどの
部品が融合していると思われる。
チェルノブイリのように「像の足」になっ
ていないのか。いった何百トンのデブリな
のであろうか。
構造物と融合したデブリは、800トンを超
えるとの報道もある。
近づいただけで死んでしまう恐るべき高レ
ベル放射性物質だ。
もし取り出しに成功したとしても、この高
レベル放射性廃棄物をいったいどこに保管
するのか。
そのメドもない。
高レベル放射性廃棄物の処分場をめぐって
地方の「手上げ方式」から、国が指名する
方式に変えようとしている。
その前提のマップがまもなく発表される。
釧路地方は、釧路町~厚岸町~浜中町の沿
岸ラインが適地にされる恐れがある。
酪農と漁業の地域であり、食料生産の基地
である。
もっともふさわしくない地域だ。
そもそも、1000年、1万年、10万年という
管理する時間は、個人にとって「永遠」に
近い。
未来の世代に丸投げするこんな無責任な管
理は絶対に許されない。
そういう意味でも、原発は廃止しかありえ
ない。
まずは高レベル放射性廃棄物ををこれ以上
発生させないためには、再稼働中止だ。
原発推進勢力の自民・公明、その補完勢力
を少数に。