昨日の衆院予算委員会の公述人、日本国際
ボランティアセンターの今井高樹氏が陳述。
日本政府は「ジュバは落ち着いている」と
いうが、(停戦合意の成立などを派兵の要
件とした)PKO5原則は崩れている。
当事者の重要な指摘だ。
停戦合意が成立していることが重要で、この
方針が満たされない場合は撤収できる、とい
うこと。
にもかかわらず、「戦闘」を「武力衝突」と
言いかえる言葉のごまかしに終始している。
そして戦闘の事実を隠すため「日報」を廃棄
したと1ヶ月も国民と国会に知らせない。
まさに、若き自衛隊員を「日本の防衛」でな
いことに巻き込み、殺し殺される遠い外国の
「戦場」に放置することに等しい。
戦前と同じように「軍神」に、政府も、自公
の議員も支配されている。
国民に知らされないまま、そしてメディアの
誘導で。
戦前はラジオと新聞だけであった。
今はテレビとネットという強力なメディアが
ある。
「post-truth」、「フェイク・ニュース」
こうしたときだからこそ、私たちは地道なが
ら声おあげる必要がある。
そして、政治を変えることこそ喫緊の課題だ。
南スーダンの飢饉という報道が流れている。
さらに、イエメン、ソマリア、ナイジェリア
の4カ国で、2000万人餓死の恐れがひろがっ
ている。戦争と干ばつで経済そのものが崩壊
しかかっている。
だからこそ、自衛隊を南スーダンからただち
に撤収させろ!
そして、9条に基づく本当の支援を!