東武の「社学」常備券

関東では恐らく東武鉄道だけではないかと思われますが、近鉄や南海フェリーなどの長距離路線においては、私鉄線内独自の学割である「社学」という学割があります。
JRの旅客営業規則第5章・第184条・第4項(2)においても、「旅客鉄道会社以外の会社線(以下「連絡会社線」という。)について割引となるもの。」と定められており、割引コードとして「43」が振り分けられています。

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これは東武鉄道東武日光駅に常備されていた「社学」常備券です。
たまたま私の姉が友人同士の旅行の帰りに使用し、ただ単に硬券だったので私への「お土産」として貰ってきてくれたものなので、他にどのような口座があったのか確認しておりません。

社学乗車券は国鉄(JR)の学生割引証と学生証を提出すれば購入できるものですが、当時、東武日光から北千住や浅草までの大人運賃は950円程度でしたので、予め浅草や北千住などで往復で購入する以外に、片道190円のためにわざわざ年間取得枚数が制限される学割証を取得してまで、しかも東武日光駅で片道だけを購入する例は少なかったのではないかと思われます。

この記事は、catalytic様のブログ「制度系」5月16日エントリーの「東武鉄道の学割端末券」にトラックバックさせていただきました。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
社学の端末券 (catalytic)
2007-05-16 21:01:06
はじめまして。

東武鉄道の学割乗車券ですが、端末券での発売例が手許にありましたので、トラックバックさせていただきました。

硬券は「社学」の影文字が秀逸ですね。確かに東武単独を学割にするために、貴重な学割証を1枚消費するのはもったいない感じがしますが、当時でしたら大阪市内までなど、国鉄も学割となるような乗車券の発売ができたわけで、学割証1枚で済むならそこそこ需要があったのではないかと思います。さすがに学割常備券があったのかはわかりませんが。

さて、私のブログ「制度系」からリンク設定させていただきました。失礼にあたらなければ、今後ともよろしくお願いいたします。
 
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