JR東日本 長野駅精算所発行(信)豊野ゆき復路専用乗車券

昭和63年8月に長野駅精算所で発行された、(信)豊野ゆきの復路専用乗車券です。


   


桃色JRE地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。


復路専用乗車券は所持する乗車券の経路外で下車する場合に往路分の運賃を精算する際に復路分も併せて収受し、その復路分についての乗車券として精算所で発行される改札補充券になります。この券は、飯山線から信越本線(現・しなの鉄道北しなの線)方面への長距離乗車券で長野駅まで足を延ばしで下車し、また豊野駅経由で直江津方面へ旅行した際に買い求めたものです。

購入した際に窓口氏に小児専用券もあるのかお聞きしましたが、さほど需要が無いので小児専用券は無いとのことでした。尤も、小児専用の復路専用乗車券などというものは見たことないのですが・・・。


   


裏面です。発売額(精算額)は440円となっていますが、その内の220円が往路乗車分運賃となりますので、「往路分の220円もいただいています。」という注意書きが印刷されています。

往復乗車券の扱いとなりますので有効期間は発売日共2日間ですので、長野駅での滞在期間が2日を超える場合には片道だけの精算となります。そのため、発売する場合には原券の有効期間が3日以上の場合は注意が必要であり、旅客から復路専用乗車券を所望しない限り、精算所では片道分のみ精算し、往路分は別途乗車券を購入して乗車するのが一般的のようでした。

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コメント
 
 
 
復路専用有効期間 (NAO)
2016-09-05 01:50:28
ずーと前、安積永盛⇔郡山の飛び出し精算をして郡山で復路専用券が出てくると期待したのですが、原券が残り6日間有効なので往路の精算のみでした。
今回の記事でこれがようやく理解できました。
 
 
 
> NAOさま (isaburou_shinpei)
2016-09-06 08:01:42
コメントありがとうございます。
復路専用券は無くても特段支障がない存在であることから、区間としてはあり得る駅であっても設備されなくなって来ているようです。
今や、釧路や苫小牧など、ある駅のほうが少ないかも知れません。
頻度が少ないことと、片道分づつ精算(復路分は普通に乗車券を購入する)で事足りますし、大抵が最短区間なので、キセルの心配がない事がその理由かと思います。
 
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