趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
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古紙蒐集雑記帖
JR東日本 川原湯温泉旧駅 鉄道営業最終日の乗車券 ~その2
前回エントリーで川原湯温泉駅から岩島・羽根尾両駅ゆきの乗車券を御紹介いたしました。
確かにルートが変更となることで旧線が廃止され、川原湯温泉駅は新駅となり、さらには新ルートとなる路線が開通していますが、きっぷ的にはさほど変化はありません。
しかし、これらを購入したわけには以下のような意味がありました。
こちらは前回エントリーの時に御紹介した、川原湯温泉から岩島ゆきの乗車券です。
「10月1日から 1日間有効」の表記があるように、新ルートが開通した日の乗車券です。
ではもう1枚、同じ区間の同じ10月1日有効の乗車券を見てみましょう。
これは、10月1日に、9月24日と同じ品川駅のMVで購入した、川原湯温泉から岩島ゆきの乗車券です。全く変わらないように見えますが、良く見ると運賃が190円から210円に高く変更となっています。
では反対に、羽根尾ゆきの券も見てみましょう。
こちらも前回エントリーの時に御紹介した、川原湯温泉から羽根尾ゆきの乗車券です。
「10月1日から 1日間有効」の表記があるように、新ルートが開通した日の乗車券です。
ではもう1枚、同じ区間の同じ10月1日有効の乗車券を見てみましょう。
岩島ゆきと同じく、10月1日に、9月24日と同じ品川駅のMVで購入した、川原湯温泉から羽根尾ゆきの乗車券です。こちらは運賃が240円から210円と、逆に運賃が安くなっています。
実は、これを確かめたくて、9月24日と10月1日に敢えて乗車券を購入したのでした。
これは、今回のルート変更によって営業キロが変更となり、運賃が変わる区間が発生するためで、川原湯温泉駅から渋川方面および大前方面でそれが判る最短区間が岩島および羽根尾ゆきの乗車券だったのです。
川原湯温泉~岩島間は今まで営業キロ5.9km190円であったのが6.5km210円に値上げとなり、逆に川原湯温泉~羽根尾間が今まで営業キロ10.3km240円であったのが9.4km210円に変更となったのです。
川原湯温泉駅が移転する際、若干長野原草津口駅寄りになったのでしょうか?
図で表すとこんな感じです。
吾妻線の営業キロは、「-0.9km+0.6km」の修正が行われたということで、結果として路線延長が0.3km短縮されたこととなるということになりますね。
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ダム建設が政治的に話題となり、その騒動がいつしか収まった中で、鉄道は粛々と新線への切り替えを進めていました。
この先、この温泉の町がどのように変化していくのか想像がつきませんが、この先も町の顔として、新駅には頑張ってほしいものです。
営業キロの変更、その区間を利用する地元の方には(当たり前ですが)影響の出る話なのですね。
あまり事例を知らず、不思議な感覚でした。
今後とも、宜しくお願い致します。
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