舞台演出&舞台衣装:田中秀彦のブログ第一集『PLASTIC DIARY』

身体装飾デザイナーグループ
iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA
2006年1月2009年8月

■ゾウをのみこんだウワバミの絵「黙劇 ~Le Petit Prince~」終演

2009-03-23 | 4:衣装 [COSTUMES]
素敵な公演でした。

20人の人間が何もない舞台の上で、
75分間身体だけでフランス文学を語り合いました。

テーマは「星の王子様」。
いいむろ演出では王子様は最後まで登場しませんでした。
19人の身体でつくられた飛行機で不時着した”飛行士”が
様々なイメージに出会う小さな旅でした。

もっともっとたくさんのお客様にご覧頂きたい公演でした。

いいむろなおきさんとは長年に渡り
マイム指導はもちろんのこと、
共演させていただいたり、
みんなで遊びに連れて行ってもらったり(笑)。
そしてもちろん、衣装をつくらせてもらったり。

そこで、これまで何度となく衣装をつくらせてもらった事を前提に
今回の衣装のテーマを、
「いいむろ演出のマイム作品にはこれまで着せた事がなかったもの、
いいむろなおきに着せた事がなかったもの」にしてみました♪

裸足
チェック柄
ネルシャツ
カラフル
具象的なアイテム
デニム
ブーツ

今回使用した主要なキーワードです。
あらゆる事を身体のみで表現するマイムの公演では邪魔になり、
避けるべきアイテムを、
今回の公演では敢えて盛り込みました。



このワークショップ&公演では
「星の王子様」では「マイム」だけでなく、
「企画そのものが持つ意図」や
「原作の読み替え作業によって生まれる空気感」を
重視した為です。

大いなる実験でしたが、
素晴らしいスタッフワークと
出演者のみなさんのご協力で
手応えのある結果を得る事ができました。
今後の作業に活かしていきたいと思います。

参加者のみなさん、おつかれさまでした!
ご来場いただいたお客さま、
ありがとうございました。


■公式ブログ
(舞台写真が一部公開されています)
http://iimuro-mmf.blogspot.com/

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