
リーダーシップ研究大学修士課程入学資格取得講座
(短大、専門学校、大学中退の方など)
ACD501:行動科学とリーダーシップ研究Ⅰ(3単位) 第1章
課題1: 第1章~第5章の各章をそれぞれ1000字以内で、「履修者自身の言葉」でわかりやすく要約してください。
===============
各章の要約レポートでは、赤字で記された項目や考え方をヒントにまとめてください。各箇条書きの最初にある数字は、教材のページ番号です。ご質問はこちらからどうぞ。
第1章:「マネジメント―ある行動科学的アプローチ」
• 4:行動科学では、自然科学と異なり、確率に基づいて処理しなければならない。本書では、原理原則を述べるのではなく、成功確率を高めることに狙いをおいている。
• 4:著者らは、本能的に受け入れることのでき、かつ経験的に実証されたアプローチを紹介することに努めた。状況対応リーダーシップが、25年以上の長きにわたって受け入れられてきたという事実が、このアプローチが、あらゆる階層で容易に理解され、受け入れられ、また実行されることを示している。
• 5:組織の概念の変遷にもかかわらず、リーダーシップの成否は、根本的には状況対応リーダーシップの必須要素である目標達成過程でのリーダーとフォロアーとの相互作用、レディネスの判定、リーダーの指導、指導結果の評価、そして効果的フォロアーシップ、・・・にかかっていると言えよう。
• 6.本書では、人間の変容を4つのレベルで捉える。すなわち、①知識上の変容、②態度上の変容、③行動上の変容、④集団行動、ないし組織行動の変容である。
• 7.本書では、マネジメントを「<個人、集団、およびその他(設備、資本、技術、など)のリソースを通して、またはこれらのリソースとともに、組織目標達成をめざして働く過程」としたい。
• 7.マネジメントは組織目標達成を主眼とするリーダーシップのひとつの形態である。この2つの概念の相違のポイントは、「組織目標」という言葉の中にある。リーダーシップとは、理由の如何にかかわりなく、他人や集団の行動に影響を与える試みそのもののことである。
• 7.ウォレン・ベニスによるリーダーとマネジャーの区別、「リーダーは、敏感で流動的な、しかも模糊とした、またときにわれわれの前にたちはだかり、たじろぐと確実にわれわれを屈服せしめるような状況の全体を掌握できる人である。・・・マネジャーは事を正しく行い、リーダーは正しいことを行う。」
• 10.指揮をしたり、他人に影響を与えたりするには、3つの基本的能力、ないしスキルが必要である。
①診断能力:知的な―頭脳的―能力である。現状を把握し、その現状がどう変えられるかを見通すことである。「現状と将来」との差が、「解決されるべき問題」である。この差の解決に、他の2つの能力がかかわってくる。
②適応能力:行動上の能力である。この能力は、現状と達成をめざす状況との間の差を縮めるべく、自分の行動や関連リソースを状況に適合させることにかかわるものである。
③意思疎通(コミュニケーション)能力:「処理(プロセス)」能力である。たとえ状況が理解でき、またたとえ状況に応じて自分自身と所要リソースを適用させることができたにしても、意思を伝える必要が残っている。相手が理解でき受け入れられるよう伝達できなければ、意図した目的を達成することはできない。
• 12.マネジャーの能力:専門的能力、対人的能力、概念化能力
• 17.この統合という人的側面が果たされなかったら、企業家は単なる「騒動屋」に、運営者は「官僚」に、そして生産者は「一匹狼」に終わってしまう。
• 18.優れた対人的能力の要素:
①行動の理解:動機とその背後にある原因に、ほとんどの行動科学諸文献の焦点が置かれている。・・・特定個人なり集団なりの行動の理由を説明するのに役立つ。
②行動の予測:同じ条件下で、または変動する条件下で、明日、次の週、そして次の月、その従業員がどう行動するだろうか、を監督者に予見させることになる。
③行動を導き、変容させ、制御する:理解したり、予見したりする場合には、他人への働きかけというアクションは必要ではない。結果をあげるための鍵は、組織目標の達成へ向けて、他人の力を指揮し、変容させ、制御することにある。この働きを通して、マネジャーはアイディアや意図を現実の成果へと翻訳してゆくのである。
• 20.リーダーの効果性は、「相手の行動の理解と予見、そして相手への影響」にかかっているのである。
• 22.「行動科学者とは諸々の学問領域から、個人ないし集団の行動の判断に役立つ概念、理論、研究などの集約を試みる人」
• 22.マネジャーには、厳密な意味での原理原則や普遍的真理は存在しない。人々のあり方を予見することは至難である。行動科学のできることは、「打率を上げる」ことである。言い換えれば、行動科学は確率の科学であり、マネジメントに原理原則など存在しない。
(短大、専門学校、大学中退の方など)
ACD501:行動科学とリーダーシップ研究Ⅰ(3単位) 第1章
課題1: 第1章~第5章の各章をそれぞれ1000字以内で、「履修者自身の言葉」でわかりやすく要約してください。
===============
各章の要約レポートでは、赤字で記された項目や考え方をヒントにまとめてください。各箇条書きの最初にある数字は、教材のページ番号です。ご質問はこちらからどうぞ。
第1章:「マネジメント―ある行動科学的アプローチ」
• 4:行動科学では、自然科学と異なり、確率に基づいて処理しなければならない。本書では、原理原則を述べるのではなく、成功確率を高めることに狙いをおいている。
• 4:著者らは、本能的に受け入れることのでき、かつ経験的に実証されたアプローチを紹介することに努めた。状況対応リーダーシップが、25年以上の長きにわたって受け入れられてきたという事実が、このアプローチが、あらゆる階層で容易に理解され、受け入れられ、また実行されることを示している。
• 5:組織の概念の変遷にもかかわらず、リーダーシップの成否は、根本的には状況対応リーダーシップの必須要素である目標達成過程でのリーダーとフォロアーとの相互作用、レディネスの判定、リーダーの指導、指導結果の評価、そして効果的フォロアーシップ、・・・にかかっていると言えよう。
• 6.本書では、人間の変容を4つのレベルで捉える。すなわち、①知識上の変容、②態度上の変容、③行動上の変容、④集団行動、ないし組織行動の変容である。
• 7.本書では、マネジメントを「<個人、集団、およびその他(設備、資本、技術、など)のリソースを通して、またはこれらのリソースとともに、組織目標達成をめざして働く過程」としたい。
• 7.マネジメントは組織目標達成を主眼とするリーダーシップのひとつの形態である。この2つの概念の相違のポイントは、「組織目標」という言葉の中にある。リーダーシップとは、理由の如何にかかわりなく、他人や集団の行動に影響を与える試みそのもののことである。
• 7.ウォレン・ベニスによるリーダーとマネジャーの区別、「リーダーは、敏感で流動的な、しかも模糊とした、またときにわれわれの前にたちはだかり、たじろぐと確実にわれわれを屈服せしめるような状況の全体を掌握できる人である。・・・マネジャーは事を正しく行い、リーダーは正しいことを行う。」
• 10.指揮をしたり、他人に影響を与えたりするには、3つの基本的能力、ないしスキルが必要である。
①診断能力:知的な―頭脳的―能力である。現状を把握し、その現状がどう変えられるかを見通すことである。「現状と将来」との差が、「解決されるべき問題」である。この差の解決に、他の2つの能力がかかわってくる。
②適応能力:行動上の能力である。この能力は、現状と達成をめざす状況との間の差を縮めるべく、自分の行動や関連リソースを状況に適合させることにかかわるものである。
③意思疎通(コミュニケーション)能力:「処理(プロセス)」能力である。たとえ状況が理解でき、またたとえ状況に応じて自分自身と所要リソースを適用させることができたにしても、意思を伝える必要が残っている。相手が理解でき受け入れられるよう伝達できなければ、意図した目的を達成することはできない。
• 12.マネジャーの能力:専門的能力、対人的能力、概念化能力
• 17.この統合という人的側面が果たされなかったら、企業家は単なる「騒動屋」に、運営者は「官僚」に、そして生産者は「一匹狼」に終わってしまう。
• 18.優れた対人的能力の要素:
①行動の理解:動機とその背後にある原因に、ほとんどの行動科学諸文献の焦点が置かれている。・・・特定個人なり集団なりの行動の理由を説明するのに役立つ。
②行動の予測:同じ条件下で、または変動する条件下で、明日、次の週、そして次の月、その従業員がどう行動するだろうか、を監督者に予見させることになる。
③行動を導き、変容させ、制御する:理解したり、予見したりする場合には、他人への働きかけというアクションは必要ではない。結果をあげるための鍵は、組織目標の達成へ向けて、他人の力を指揮し、変容させ、制御することにある。この働きを通して、マネジャーはアイディアや意図を現実の成果へと翻訳してゆくのである。
• 20.リーダーの効果性は、「相手の行動の理解と予見、そして相手への影響」にかかっているのである。
• 22.「行動科学者とは諸々の学問領域から、個人ないし集団の行動の判断に役立つ概念、理論、研究などの集約を試みる人」
• 22.マネジャーには、厳密な意味での原理原則や普遍的真理は存在しない。人々のあり方を予見することは至難である。行動科学のできることは、「打率を上げる」ことである。言い換えれば、行動科学は確率の科学であり、マネジメントに原理原則など存在しない。