耳を洗う

世俗の汚れたことを聞いた耳を洗い清める。~『史記索隠』

今日は『第3回食育祭』~「大地といのちの会」の“いのちの祭り”

2009-01-12 18:21:07 | Weblog
 今日は「大地といのちの会」主催の「教育ファームの成果発表会」『第3回・食育祭』が開催される。11:00~16:00の間、①元気野菜劇、②各団体食育活動展示③保育園・幼稚園・小学校の教育ファーム活動展示のほか、「体験教室」では“味噌作り実演”“塩作り実演”も。「いのちをいただく食生活体験ラリー」では、

1.元気野菜はどっち
2.野菜の特に元気な部分はどこ?
3.菌ちゃんパワーをいただこう
4.種はいのちのカプセル。30回かもう!
5.いのちのくるくるを体験しよう

などが計画され、特別講演で東京農大の小泉武夫教授が「発酵による土作りと農業体験の大切さ」と題しお話くださる。これから出かけるが、“祭”の様子はのちほどご報告します。

 (この項つづく)

 
 『第3回食育祭』は主催者発表で約1500人の参加者があり盛会だった。とくに目を引いたのは、保育園・幼稚園・小学校の子どもたちの「食育」活動である。下の写真は保育園での活動だが、見事な野菜を作っている。幼い時期に“いのち”の源が「土」にあることを体験させ、その土は“菌ちゃん”(微生物)なしには食べ物を作ってくれないことを先生と親とともに学ぶ。


 「大地といのちの会」が生産した完全無農薬の農産物、伝統の加工品(協力生産者)「展示・販売会場」は身動きできないほどの人で賑わい、生産者と消費者の会話もはずんでいた。


 スライドを使った三川内小学校4年生の「食育学習体験発表」。給食残飯などの生ゴミから土作りをし、種まき、植え付け、水やり、草取り、収穫までの苦労や発見や喜びを教えてくれた。


 小泉武夫先生の講演。専門の「発酵菌」の話を1時間20分語られる。微生物なしにはこの自然界は成立しないこと、発酵食品は栄養的に優れているだけでなく、近年では免疫力を高める作用があることがわかってきたこと、など興味深い話が聞けた。(写真は失敗作で失礼)

 
 最後に、主催者代表の吉田俊道さんが、「大地といのちの会」のこれまでの活動の概要と目指している今後の運動についてアピールされた。



 パンフレットにこんなことが書かれていました。

 <「いのち」の少ない“もどき食品”が氾濫するという、「生命力の食糧危機」で、大人も子供もあえいでいる現代。本格的な食糧危機が到来するとも言われていますが、その時、誰が私たちを支えてくれるのでしょうか?>

 
 菌ちゃん(微生物)の力を信頼し、その助けを借りて野菜づくりに励もうと、改めて確認させられた一日だった。


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