
10:00-11:00 内閣府及び国交省レクチャー(自治体の特区指定、日本海側拠点港について)
11:30-12:30 税制調査会役員会
その後、地元・福岡に移動。
福岡市は、昨年末から1月にかけて、相次いで国の国際戦略総合特区、特定都市再生緊急整備地域、日本海側拠点港の指定を受けました。この日は、それぞれの指定によってどのような効果がもたらされるのか、省庁に確認をいたしました。
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まず、総合特区制度とは、地域の包括的・戦略的なチャレンジを国と地域が総合的に支援する制度です。なかでも国際戦略総合特区は、日本の経済成長のエンジンとなる産業・機能の集積拠点を形成するためのもの。指定は全国で7か所です。この指定を受けることによる具体的な支援策は、以下のとおりです。
(1) 規制・制度の特例措置:全国的な展開に踏み切れない規制の特例も区域限定で実施可能に。他
(2)税制上の支援措置:投資税額控除(取得価額の15% 建物等8%)、特別償却(取得価額の50% 建物等25%)、所得控除(特例措置を受ける事業を行う法人の当該事業の所得の20%を控除)から選択。5年間適用。
(3)財政上の支援措置:関係府省の予算を重点活用。20億円/計画/年(H24予算138億円)。
(4) 金融上の支援措置:利子補給制度(0.7%、5年間)の創設(H23予算1.5億円、H24予算1.6億円)。5年間適用。
福岡は、福岡県、福岡市、北九州市合同で「グリーンアジア国際戦略総合特区」構想を持っています。これは、世界の環境問題対応先進国として我が国が培ってきた関連産業や技術をパッケージ化してアジアの諸都市に提供するとともに、グリーンイノベーションの新たな創造を更に推し進め、アジアの活力を取り込み、アジアから世界に向けて展開し、アジアとともに成長することを目指すというものです。具体的な事業は、スマートコミュニティ創造事業(スマートハウスやEVカーシェアリング等)、パワー半導体の生産拠点の強化、資源リサイクル拠点の形成、ROROターミナルの整備、中小企業海外展開ワンストップ支援センターの設置等です。
次に、都市再生緊急整備地域です。福岡の都心部は、都市再生緊急整備地域の拡大及び特定都市再生緊急整備地域指定を受けました。都市再生緊急整備地域とは、都市再生の拠点として、都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域を政令で定め、都市再生に寄与する一定の基準を満たした民間都市開発事業を支援するためのものです。なかでも「特定」がつく地域は、都市の国際競争力強化を図る上で特に有効と考えられる地域です。現在、都市再生緊急整備地域は全国で63、特定都市再生緊急整備地域は11指定されています。
この指定を受けることによる具体的な支援策は、以下のとおりです。
(1)官民連携による整備計画:都市拠点インフラ(国際空港へのアクセス改善等)の整備への予算支援(H23予算 事業44億円 調査2億円)等。
(2)道路の上空利用のための規制緩和:道路の付替え、廃道をせずに道路上空に建物を建てることが可能。
(3)民間都市開発プロジェクトの認定の迅速化:大臣認定を3か月→45日に短縮。
(4)税制支援:法人税・所得税(割増償却5年間50%)、不動産取得税(特定1/2 普通1/5控除)、登録免許税(H23:特定1.5/1000 普通3.0/1000)、固定資産税(5年間 特定1/2 普通2/5控除)。
福岡市の構想は、九州・アジア新時代に対応するため、ターミナル機能を有し、人・モノの交流拠点を作ることを目指すというものです。「天神・渡辺通エリア」、「博多駅周辺エリア」、「ウォーターフロントエリア」が一体不可分となりながら、官民共同で各エリアの都市開発や規制緩和を進め、国際競争力の強化を図ることになります。
最後に、先日もご紹介した日本海側拠点港の指定です。これは、中国、韓国、ロシア等の日本海周辺諸国の経済発展を日本の成長に取り込みつつ、日本海側港湾の役割強化と連携を図ることにより、日本海側地域の経済発展に貢献するための制度です。全国で総合的拠点港が5港(福岡含)、日本海側拠点港が19港28計画(福岡含)指定されており、なかでも博多港は最もポテンシャルの大きい地域と認定されています。
この指定を受けることにより、国交省予算の重点活用が可能となります。また、国と地域、地域とユーザーのコミュニケーション活性化が期待でき、ビジネスチャンスに結び付くことも期待できます。
福岡市は、拠点港として「東アジアに面する日本海ゲートウェイ・博多港の実現」をキャッチフレーズに、物流・人流ともに中国をはじめ東アジアのダイナミズムを取り込む港作りを進めています。具体的には、「国際海上コンテナ」「国際フェリー・国際RORO」「外航クルーズ」「国際定期旅客」の4つの輸送手段を活用するための通関制度等の規制緩和、ホスピタリティーに富むウォーターフロント作りなどを推進中です。
これらの構想はまだ始まったばかりであり、どのような変化が訪れるかは未知数です。しかし、福岡に日本の経済成長のエンジンとなる力があることは、自他ともに認める明白な事実です。この潜在力を大きく発展させるための環境整備をすることも、私の大切な仕事だと考えています。
どうでしょう。わくわくしませんか。福岡から、日本を元気にしましょう。






















