いしかわMOTシンジケート

いしかわMOTスクール卒業生が「北陸企業を元気にする」ために活動する地域企業ネットワークです。

北陸MOT改革実践セミナー2008

2008年02月26日 | JAIST行事
 今年もJAISTの北陸MOTセミナーの季節になりました。
 みなさんの改革実践はいかがですか?

 シンジケートが参加し始めて、テーマは「MOTとは?」→
 「各企業のMOT改革」→「地域ネットワークのMOT改革」
 のように進化してきました。

 今年は、名称が「北陸MOTセミナー」から「北陸MOT改革実践
 セミナー」に進化し、場所もJAIST山から降りました。

 テーマは短く言えば『MOT改革の輪』で「MOT代表企業の発表と
 MOT見本市」を通じて、各企業の改革実践のヒントとつながりが
 産まれることを期待しました。

 90名ほどの参加者が改革の実践3原則である「自分ごと」「4画面思考」
 「改革の輪」で交流が行われ、特に今回は東京MOTといしかわMOTの
 交わりが親密になったと思います。今後の進展が楽しみです。

 <見本市のコメントのご紹介>
 MOT見本市でコメントいただいたものをご紹介します。
 ○小松電子さんへ
  (MOT見本市展示:環境循環システムRECOの取り組み)
  ・儲けじゃなく、食育・環境に取組み、地域貢献しているところが良い、
   すばらしい。
   七尾市 K様(K)
  ・環境対策にはぜひ必要な商品。がんばって下さい。
   七尾市 T様
  ・ネバリと共創でブレークスルーしたことと新しいビジネスモデルが
   すばらしい。
   東京MOT S様
  ・成功へのきっかけは信念とコミュニケーション!すばらしい人間力ですね。
   I様
  ・地域のリサイクル、ぜひ、成功に対して公的な支援必要では。
   東京MOT K様
  ・エネルギー需要に着目すれば、より出口が広がると思います。
   東京MOT Y様
  ・小松電子さん 高村さん 私が市長になったら購入します。
   七尾市 O様
  ・「循環」を子どもに伝えることが出来ることはすばらしい!
   無記名様
  ・地域貢献という非常に良いテーマだと思います。
   ビジネス化にがんばってください。
   石川 M様

 ○横山商会&朝日電機製作所さんへ
  (MOT見本市展示:風土改革「あいあいプロジェクト」の振返り方法)
  (MOT見本市展示:設計者やる気倍増と技術流用「デモプロジェクト」)
  ・「デモプロ」方式はとても良いと思います。
   (社員のアイデア、やる気を引き出す)
   石川 T様
  ・技術人のやる気にコア技術ベースに高付加価値提案
   石川 H様
  ・デモプロ34件はすごい。社員のモチベーションにつながる。
   石川 M様
  ・ラピッドプロトタイプ製品開発プロセスが興味深いです。
   東京MOT K様
  ・製品の先にあるユーザをイメージすればもっともっと楽しくなる
   東京MOT K様
  ・個人ごとの4画面のミックスでグループ班の4画面になる様に
   してはいかがでしょうか?
   東京MOT Y様
  ・コストをかけずにデモプロ技術者のモチベーションが高いやるぞ感
   七尾市 K様
  ・アイデア創りと共感力が有効なアドバイスにつながる
   東京MOT K様
  ・たいへん参考になります。スローな改革でいい
   七尾市 O様

 ○ブース出展企業からコメント届き次第追加更新します。


 <北陸MOT改革実践セミナー2008 スケジュール>
  ー東京と石川が連携したMOT改革ネットワークで確実に成果を創りだすー
 日時 平成20年2月23日(土)13時~18時
             交流会 18:15~20:15
 場所 金沢市文化ホール
 主催 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科
共催 文部科学省21世紀COEプログラム
 後援 中小企業基盤整備機構北陸支部
   石川県産業創出支援機構
コーディネート 石川県IT総合人材育成センター
         いしかわMOTシンジケート
  内容
 ○開会にあたり
   北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長 教授  中森 義輝
 ○セミナーの全体像
   北陸先端科学技術大学院大学学長補佐 教授 近藤 修司
 ○基調講演 「なにごとも出会いから」
   渋谷工業株式会社取締役副会長 澁谷 進氏
 ○第一部「MOT改革の実践で、確実に成果を創りだす」
  <改革実践モデルの発表>
  ◆ 企業改革実践モデル
    株式会社PFU
    澁谷工業株式会社
    小松電子株式会社
    松本機械工業株式会社
    株式会社朝日電機製作所
    サンシン電気株式会社『サンシングループのMOT改革実践』
  ◆ 医療福祉改革実践モデル
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
  ◆ 地域改革実践モデル
    七尾市役所
 ○第二部 「MOT改革パネルディスカッションとMOT見本市」
  ◆ MOT革新図面館とMOT見本市ツアー
    株式会社PFU
    ニッコー株式会社
    澁谷工業株式会社
    小松電子株式会社
    株式会社朝日電機製作所
  医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
    サンシン電気株式会社
  ◆ パネルディスカッション
「いしかわMOTシンジケート改革創造ネットワーク」
    いしかわMOTシンジケート 幹事 砂崎氏
  モデレータ:いしかわMOTシンジケート代表幹事 滝本氏
  パネラー :いしかわMOT1期生 高村氏
        いしかわMOT2期生 仲井氏
        いしかわMOT3期生 上田氏
        東京MOT4.5期生 佐竹氏
        東京MOT  2期生 藤原氏
  まとめ・講評
   北陸先端科学技術大学院大学学長補佐 教授 近藤 修司

 4.第三部「MOTシンジケート交流会」
   金沢ニューグランドホテル4階「相生の間」

 <近藤修司教授の成功の宣言文から>
 成功の宣言文 1878 改革実践の喜び   実践する姿 
 ●イノベーションは素直さが基本です

 ●実践はなまやさしい物でなく本気にならないと継続できません。
 目の前の課題をひとつひとつ乗り越え続けて、数年の改革実践を振
 り返ってみると、多くの仲間と成果と成長した自分を感じる事がで
 きるのです。

 ●「イノベーション 継続をして 喜びが」 北陸MOTセミナー

 成功の宣言文 1879 ここまでやるか   実践する姿   

 ●改革三原則により、企業が持っているDNAともいうべき生命エ
  ネルギーが引き出されました
 ●各社とも個性的な改革実践をされていました。
  もともと持っている個性が引き出され、元気になっていくのです。
  皆さんの発表で「ここまでやるかMOT・・」という感動を感じま
  した。
  この感動の再現できる仕組みが大切です。

 ●「北陸で ここまでやるか MOT」   近藤修司

 ■北陸MOTセミナー2008が昨日、金沢市文化フォールで開
  催されました。今回は経営革新の交流だけでなく、MOTらしく
  技術開発成果の同時展示を含めた交流が行われました。本日も改
  革の実践3原則である「自分ごと」「4画面思考」「改革の輪」
  の生の体験ができました。
  「四画面」「改革の輪」は「自分ごとで実践」する「道具」であ
  り、実践しない限り分かりません。「四画面」のお話をさせてい
  ただいた方は、この5年間で3000人以上になると思います。
  しかし、「自分ごと」で実践を継続されている方は「2割」です
  。今回はその「2割」の中でも「トップレベルの実践者」が集ま
  って成果事例の交流が行われました。
  「四画面」は「自分ごと」で、しかも自分を「白紙」にして、そ
  の場で体験した「感動を表現」する事により、初めて理解するこ
  とができます。イノベーションは「素直さが基本」です。頭でっ
  かちで理解や批判をするだけでは、人の心を動かせず、人と組織
  は動かず、改革実践につながりません。実践は、なまやさしい物
  でなく、自分ごとで「本気」にならないと継続できません。しか
  も、改革実践をはじめると多くの障害がその都度、目の前に現れ
  てきます。しかし、それをひとつひとつ「乗り越え続けて」、「
  数年の改革実践」を振り返ってみると、多くの「仲間」と「成果
  」と「成長した自分」を感じることができるのです。これが「イ
  ノベーション活動」なのです。イノベーションは叫ぶもの重要で
  すし、研究することも重要ですが、もっと大切なことは、「自分
  ごとで実践」することであります。私は今回の発表者の目を見て
  いましたが、目が輝いており、自分にとっての「バローレレベル
  」からのテーマ設定を大切にされています。「改革実践の仲間」
  の皆さんから改めて教えていただいた一日でした。(近藤)
  ●「改革の 感動すなお 交流し」  実践する姿   

  ●「北陸で ここまでやるか MOT」  実践する姿
  ■「北陸MOTセミナー2008」を体験しての振り返り
  □やったこと:「ここまでやるかMOT・・」
  それぞれの企業のMOT改革実践は「個性的」でした。「自分ごと
  」「四画面」「改革の輪」の改革三原則に沿うことにより、それぞ
  れの企業が持っている「DNA」ともいうべき「生命エネルギー」
  が引き出されていたのです。各社とも非常に「個性的な改革実践」
  をされていました。もともと持っている「個性」が引き出され元気
  になっていくのですね。皆さんの発表で「ここまでやるかMOT」
  「ここまでやるか改革実践」でやったことをご紹介いたします。
  ・PFU(石黒):我々が未来を創り出すの「未来塾」を東京へ展
   開する。いよいよ全社展開です。輪島社長の長年の思いと「われ
   われが未来を創り出す物語」がつながり始めています。「MOT
   改革実践」の「ベストモデル」です。
  ・渋谷工業(上田):「渋谷魂」「渋谷工業の文化」そしてサンカ
  イ(改善・改革・開発)を融合してミドルによる改革実践を「場の
  創造」で展開。今後はいかに組織活動にするか。
  ・小松電子(高村):ごみ処理事業はハードを売るだけでなく、環
   境システムやサービスを売ることの重要性が理解されてきた。8
   9台の実践ができてきた。「新事業開発」は「輪の開発」である
   ことを体験した。
  ・松本機械(津田):「先端職人経営」の実現を目標にしたMOT
  プロジェクトが動いている。今年の6月の60周年事業をゴール
  にして、「振り返り」をして次の「新創業活動」に入る。
  ・朝日電機&横山商会(砂崎・土倉):企業連携型のMOT改革実
   践の事例です。「全社員4画面」を作成して、「あいあいプロジ
  ェク」をスタートした。新社長方針で「個人改革→チーム改革→
  企業改革」のステップで展開する。個人改革は「4画面グループ
  ウエヤー」を活用している。
  ・サンシン電気(佐竹):東京MOTでの最初の「MOT改革実践
   企業である。改革実践を「トップダウン」で展開している。「サ
  ンシン大学」で管理職を啓蒙して4画面を作成した。「世界初の
  新商品」を毎年、開発し続ける。
  ・芳珠記念病院(仲井):「病院MOT改革実践」を始めて3年に
  なるマインドイノベーション・プロセスイノベーション・そして医
  療イノベーションと展開してきた。4画面とバランススコアーカー
  ドを組み合わせて実践している。今年は「脱皮の年」である。
  ・七尾市役所(瀧音):「経済再生戦略」の一環として、「のと七
  尾人間塾」からスタートした。今年は3期目を迎える。「七尾・中
  能登広域ビジョン」「七尾再生祭り」「七尾元気大賞」「のと七尾
  女性起業塾」など次々次と、たゆみなくイノベーションを継続して
  いる。
  □わかったこと:「感動体験とその再現」
  「ここまでやるかMOT」の個性的な展開実績を聞いていて、分か
   ったことは「感動の大切さ」です。実践は大変ですが、実践し続
   けることにより、初めて喜びが分かります。イノベーションの原
  動力は一緒に実践して「感動体験」をし、その「感動」を「自分
  の言葉」で表現することから始まります。「ああそうか」「すご
  い」「よくやる」「そこまでやるか」という「感動を表現」する
  事によって、自分の「4画面の脳」に電気がついていきます。そ
  して「自分の感動」だけでなく、「ひとの感動」に関心を持って
  、お互いの感動を「認め合って」、「共振」していくのです。「
  イノベーションの場」の創出はイノベーションの「共振の場」の
  創出であることが分かりました。「感動」→「認め合う」→「賞
  賛」→「自分ごと」の流れを作ることであり、この反対側が「無
  視」→「非難」→「批判」→「他人ごと」になります。
  □やること:「オンリーワンモデルの実現」
  JAIST本校の近藤研究室のM1が私にとっては最後の配属学生
  になります。そして東京MOTでは4.5期生が近藤研究室の最後
  の配属学生です。今回も近藤研究室M2・M1メンバーにも参加し
  てもらい、MOT改革実践を体験してもらいました。MOT改革実
  践は、今後も一緒に推進させていただきますが、今年はさらに全国
  展開を狙います。「全国展開」するためには全国の改革実践組織と
  の連携が鍵と思っております。現在も成功の宣言文コミュニティの
  皆様はじめ、いろいろな改革実践組織と交流させていただいており
  ますが、今年はさらに、「北陸モデル」を深めながら、全国へ「M
  OT改革実践」を展開したいと思います。今回の「MOT改革実践
  2008」で事前準備のために、いしかわMOTシンジケートメン
  バーの皆さんが何回も打ち合わせをもたれました。本当にご苦労さ
  までした。また東京からご参加された東京MOTコースの皆さんも
  ご苦労様でした。近藤修司


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2 コメント

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御世話になりました (Tomoda)
2008-03-10 20:30:47
いしかわMOTの皆様、大変御世話になりました。
東京MOTメンバーにとって今回の北陸での刺激はすごかったです。
実践の重要性を感じ、多くのパワーをいただいたと、口々に参加したメンバーが言っていました。
実践のしにくい東京で、いかにMOTで会社や組織を良くしイノベーションをおこすか、課題も多いですが、ともかく実働していきたいと思っています。
今後とも、宜しくお願いいたします。
今後ともよろしく!! (suna)
2008-04-08 16:49:18
Tomodaさん
こちらこそありがとうございました。
石川側は東京MOTのスケールや知識を欲しています。今後ともよろしくお願いします。
今度はそちらのイベントで交流しましょう!!

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