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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『ミッドナイト・イン・パリ』

2012-05-30 22:52:53 | 映画
英題MIDNIGHT IN PARIS
製作年 2011年
製作国 アメリカ/スペイン
監督 ウディ・アレン

ストーリー ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……。

キャスト オーウェン・ウィルソン,レイチェル・マクアダムス,マリオン・コティヤール,キャシー・ベイツ,マイケル・シーン,エイドリアン・ブロディ,カーラ・ブルーニ,コリー・ストール,ミミ・ケネディ,アリソン・ピル他

予告編



オフィシャルサイトはこちら  



 個人的評価【まぁまぁ

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 今年のオスカーで話題になる前から、パリで主人公がタイムスリップし著名な芸術家に会う設定や多彩な豪華キャストに惹かれ、劇場公開を楽しみにしていた1本昨夜、観てきました。

 自分の中でちょっと期待が大きかったというのもあるけど、観終わった後は、あっ、こんなもんなんだ、とちょっと思ってしまったのだけれど、でも結果的には観れて良かったです。


 主人公は売れっ子脚本家でありながら、実は作家になりたいと今でも思い、密かに小説を執筆中。パリが大好きで、特に1920年代が黄金時代だと思っているロマンチストのギルを演じるのはオーウェン・ウィルソン。そしてギルの婚約者でワガママなお嬢様イネズにレイチェル・マクアダムス。

 


 こんなワガママなお嬢様となんで恋人同士なの?ってちょっと思っちゃう。だって、ギルはイネズには逆らえない(笑)なんでも最後にはYesと答えてしまう。だけど、イネズ役のレイチェル・マクアダムスがとってもでキャラもピッタリなので、可愛いな~と思ってしまう。それに、イネズにオドオドしてしまうギルを演じるオーウェンにもついつい笑ってしまう。こういう表情、オーウェンって上手いよね~。


 イネズの父親の仕事に便乗してパリに観光に来た2人。ある晩、ギルはイネズや友人達と食事後別れ、1人ホテルまで散歩して帰ることに。ところが散歩どころか迷って、ホテルに帰れなくなってしまう。そんなとき、ギルの目の前に1台のクラシックカーが車内に誘われ、乗り込んだギルが連れていかれた場所には・・・。

 1920年代のパリを代表する著名な芸術家、ギルが憧れる人達が目の前に!スコット&ゼルダ・フィッツジェラルド夫妻にジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイにガートルード・スタイン、パブロ・ピカソにサルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイなど、信じられない光景が。


 ガートルード・スタイン役にキャシー・ベイツ。ヘミングウェイはとにかくカッコ良かった

 


 サルバドール・ダリ役はエイドリアン・ブロディ。ギルにひたすら「私はダリだ」と何度も言い続けるのには笑っちゃったダリってこういう人だったの?(笑)

 


 ピカソの愛人で、他の男性からもとにかくモテるアドリアナ役にマリオン・コティヤール。ギルもすっかり虜になり、2人は互いに好意を持つように

 

 アドリアナが常に持っているバッグがオシャレで可愛かったなぁ(画像にも映っているバッグ。)


 ギルが1920年代にタイムスリップする法則はモンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通りに0時に到着する黄色いプジョーに乗り込むこと。

 何度もタイムスリップするうちに、ギルは現代ではなく憧れていた1920年代に生きたいと思うようになるけれど・・・。


 まず思うのは、やっぱりパリという街はとっても魅力的だということ。冒頭でパリの様々な様子が映し出され、お昼のパリ、夜のパリ、雨のパリ、ブランド店、エッフェル塔やセーヌ川、凱旋門などわりと長めにいろんな景色が映し出される。それを観てるだけでもちょっとした旅行気分になれる。そして、パリが最も美しいのは雨のパリこの雨のパリはラストの展開にもしっかり関わってきます。とにかく全てがロマンチック


 こうただ歩いているだけでも絵になる街だよね、パリは

 


 ふとしたきっかけで憧れの1920年代にタイムスリップする主人公。誰にとっても憧れの時代、街などがあって、その時代に遡れたなぁって思うことがあるけれど、ゴールデンエイジというのはやっぱり決まっているものなんだよね。それをこのタイムスリップが気付かせてくれたんじゃないかな。そして、大好きな街だからこそ、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれたのではないのかな、ギルにとって。私もあのギルのラストの選択は良かったと思う。絶対あのほうがギルにとっては幸せなことだと思う。


 そういや劇中で美術館のガイド役の女優さんがとっても綺麗で、綺麗な人だなぁとか思ってたら、それがあのサルコジ大統領の奥さまのカーラ・ブルーニさんだったどうりで綺麗なはずだ

 


 あとはイネズの友人でやたら博識ぶるマイケル・シーン演じるポールはウザかった~(笑)ギルはもちろん、ブルーニさんも困ってた美術館ガイドさんにやたら突っこむポールってどうなのよ。ガイドさんのほうが正しいに決まってるじゃん。そんなポールを尊敬するイネズはちょっと理解不能。


 今年度のオスカー脚本賞受賞というのもあるし、パリが舞台でタイムスリップ。豪華キャストが芸術家を演じるというのも魅力。時間も1時間半ちょっとで観やすいので、気になる方はぜひ劇場に。また、パリが大好きな方は特に

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