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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『フレンチ・キス』

2012-05-03 22:52:44 | 映画
英題French Kiss
製作年 1995年
製作国 アメリカ・イギリス
監督 ローレンス・カスダン

ストーリー 真面目で優しい医師で恋人でもあるチャーリー(ティモシー・ハットン)と婚約中のケイト(メグ・ライアン)は、突然幸せの絶頂から奈落の底へ突き落とされる。何とチャーリーから電話で”好きな女性ができてしまったから君と別れたい”と言うのだ。当然、今までどこにも一切の落ち度なくやってきたケイトはショックで、当然納得がいくわけがない。彼の突然の心変わりに困惑しながらも、パリへ行って恋人の奪回を決意するが、ケイトは飛行機が大の苦手だった。機内では彼を奪った憎っくきフランス人女と同じフランス語を喋るフランス男と同席する破目に。しかもその男(ケヴィン・クライン)は婚約者と正反対の無骨で無神経な男だったから増々フランス人が大嫌いになるばかり。フランスに着いたら着いたでそこでもトラブル。何とチャーリーと彼を奪った美しいパリジェンヌと一緒にエレベーターに乗っている決定的現場を見てしまい、ショックで気絶している間にスリには遭うわで、てんやわんや。パリで次々とケイトに襲い掛かる災難。そこへまたあの男が現れる。

キャスト メグ・ライアン,ケヴィン・クライン,ティモシー・ハットン,ジャン・レノ,フランソワ・クリュゼ他

予告編





 個人的評価【あともう一歩

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 以前にレンタルで観たことがあるのですが、今はDVDでは観れない作品。母がメグ・ライアンがスキでよく出演作を観ていた影響もあって、私も以前はよく出演作を観ていました。その出演作の中でも今作は特にお気に入りの1本で、ファンの間では特に人気のある作品だし、この頃のメグ・ライアンは人気も実力も絶頂期だった頃ではないのかな?運のいいことに先日TVで字幕放送があったので録画。ほんとに久々に鑑賞

 個人的には『ユー・ガット・メール』『シティ・オブ・エンジェル』の頃のショートがスキなので、今作でのショートは始めはちょっと短すぎて違和感あるんだけれど、それが次第にどんどんこの無造作ショートさえになる。泣いたり、笑ったり、怒ったり、表情もクルクル変わり、見事なすっ転びシーンまであって(笑)メグ・ライアンの魅力が満載。うん、やっぱり90年代のメグ・ライアンは無敵の可愛さがありましたよ

 そして、容姿からしていかにも怪しい、胡散臭さ全開のケヴィン・クラインも流暢なフランス語を披露していてさすが。

 で、全然憶えていなかったのですが、そういやフランスの刑事役でジャン・レノも出演。最近ではドラえもんのイメージが定着しちゃってるから、なんか笑っちゃったそれにこの頃はちょっとシャープだし。特別出演かと思ってしまうけど、フランスが舞台なので、主演2人ともしっかり絡みます。

 それに、メグの婚約者役にティモシー・ハットン、そしてメグのリュックをパリのホテルで盗難するスリにフランス人俳優のフランソワ・クリュゼとキャストも何気に豪華。

 ケイトは婚約者を取り戻すために苦手な飛行機でカナダ→フランスへ飛ぶも、その機内で偶然隣り合わせになった胡散臭いフランス人男チャーリーと何故だかフランスに着いても一緒に同行する羽目に。で、色々あって(ここは端折るので実際に観てください)チャーリーはケイトの婚約者奪還作戦に協力することになるけれど、2人は実は惹かれあいつつあって・・・みたいなお話。

 常に口げんかが絶えなくて、ガミガミしているケイトとチャーリー。けれど、チャーリーが学生時代に作った様々なアロマの香りを嗅ぎながら、栽培しているブドウで作った赤ワインをケイトが味わうシーンはとってもロマンチック。あの雰囲気はなんだか素敵。実際、このシーン後からなんとなく2人がお互いに意識し出した感じもするし。あとはこのシーンのちょっと前になるけど、夜行列車内で眠っているケイトがチャーリーを婚約者と間違えてキスしちゃうシーンもちょっとドキドキ

 あとは、ちょっとロードムービー的な感じもします。パリのオシャレな街並みもいいけど、電車でチャーリーの生まれ故郷へ向かう際の田舎の風景、そしてチャーリーの実家の壮大なブドウ畑もとにかく雄大で心が洗われるよう。やっぱりいいなぁ、ヨーロッパ。観ていて一緒に旅行しているような気分にちょっとだけだけど慣れたもん

 飛行機苦手なケイトだけあって、飛行機で始まって飛行機で終わる、という結末もなんかオシャレ。エンディングの2人のやりとりもちょっと微笑ましい

 以前DVD化されたみたいだけど、今は廃版みたいなので、レンタルではビデオのみ。(ってか、今ではビデオレンタルはもう無いところがほとんどかも。)だけど、たま~にBSとか有料チャンネルでは放送されたりしてるので、機会のある方はぜひ

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