地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

頼る技術。2

2010年11月17日 | お仕事日記
前に、頼る技術。というブログを書いた。

その後、「頼って頼られてお互いうれしい。」
そんな世の中を引き寄せる、インターネットを使った
いろいろなしくみがあることがわかった。

人間社会はある意味、時間と空間を縮めることで
発展してきたと言える。

グーテンベルグによる活版印刷の発明によって、智恵の記録と伝搬が可能になった。
記録とは、今を未来へとつなぐ、つまり、今と未来の間にある時間を縮めること。
伝搬とは、空間的な隔たりを超えて、智恵を届けることだ。
電話も鉄道も自動車も電力もダイナマイトも、時間と空間を縮めた。

そして、
10億人以上が瞬時に情報をやりとりできるインターネットは、
今までの発明とは比較にならないくらい、飛躍的に時間と空間を縮めてくれた。
そのおかげで、今までは時間と空間で隔てられていた
頼りたい人と頼られたい人が、出会えるようになったのだ。

たとえば、Craigs Listというサイト。
簡単にいえば、ネット上の「売ります・買います掲示板」だ。
これで探すと、例えば憧れのハワイに、
月の家賃$400とかで住むことができる。今の為替なら3万2000円!
ハワイに行きたいけどホテルは高い という頼りたい人と、
部屋が空いてるから誰かに貸したい という頼られたい人がつながるだけで、
こんな素敵なミラクルが起きる。
似たようなところで、Airbnb や couchsurfin もある。

それから、KIVAというサイト。
こっちは、ネット上の投資募集だ。
例えば、ある市民メディアが選挙の時に、
候補者が過去に公約を守った人かどうかを
ひとりひとり調べたいと思ったけれど、お金がない。
そこで、KIVAに登録し、活動の主旨に賛同するKIVAの閲覧者から、
少しずつ軍資金を集めたらしい。

他にもある。
このJust Givingというサイトは、
誰かのチャレンジを応援するみんなの気持ちが、
寄付金というかたちで、寄付募集の登録をしたNGO・NPOに届くしくみ。
例えば、誰かが自転車で世界を一周しようとしているとする。
そこで、JustGivingにチャレンジ登録をして、
寄付の届け先となるNGO・NPOを選び、「こんなのに登録しました」と
自分のmixiやfacebook、twitter、ブログを通して発信する。
触発された家族や仲間がpaypalを使って寄付をすると、
そのお金がNGOやNPOのもとに届けられる。

お金が必要なNGO、チャレンジをみんなに知ってもらったり、
応援してもらえるとうれしいチャレンジャー、
チャレンジャーを応援する気持ちを表現したい家族や仲間、
みんながハッピーになる。

WWOOFも、労働力が必要な有機農家さんと、
寝食が必要だったり、知識と経験がほしかったり、
誰かの役に立ちたい人々が頼りあうしくみだ。

すばらしいのは、こういうしくみがすべて、
地球をフィールドにしていること。
インターネットによって開かれた、
頼りたい人と頼られたい人をつなぐ情報の流通経路に、
国境はない。

教えてくれたのは、
greenz drinks Tokyo(入場料twitter割引きで1500円)とThink the earthセミナー&サロン(入場料1500円)。

ありがとう。




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1 コメント

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おぉ。 (sari)
2010-11-17 03:00:58
色々ありますねぇ。
ありがとうございます。
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