The Tsinghua Way !! (中国MBA報告)

中国北京の清華大学で06年9月より奮闘した知られざる中国MBAの体験記。08年7月に卒業しました!

STEP第5日目 Entrepreneurship

2008-02-06 | Stanford-Tsinghua
5日目にもなるとスタンフォード大学での生活も慣れてきて、授業中のあまりにも速い英語のスピードを除けば、何とかついていけるというペースを掴んできた。キャンパスライフに慣れかかったところで出席した授業が、Entrepreneurship and Venture Capital。今回のSTEPで最も期待していたハイライトである。今週この授業は2回行われたが、今回は2回目。1回目の授業ではゲストスピーカー . . . 本文を読む

STEP第4日目 キャリアマネジメント

2008-02-05 | Stanford-Tsinghua
4日目は水曜日だったが、通常水曜日はスタンフォードGSBでは授業が全くないため、校舎はひっそりと静まり返っていた。空気は澄んでいて脳が刺激される程度の少し肌寒い気温、緑豊かなキャンパス、ロマネスク様式の美しい建物、学習には最高の環境である。おそらくこの地で2年間勉強していたらもうアジアに戻りたいとは思っていなかったかもしれないだろう。 そんな中キャリアマネジメントの授業を清華大学ビジネススクール . . . 本文を読む

STEP第3日目 KPCB

2008-02-04 | Stanford-Tsinghua
3日目は朝7時から清華大学およびスタンフォードの学生を前にスタンフォードGSBのDean Jossからの挨拶があった。DeanからはスタンフォードGSBの交流プログラムとして米中間のSTEPとともに昨年からインドのIIM(Indian Institute of Management, Bangalore)と同様のプログラムを始めたとの紹介があった。次の時代のイノベーションの波を捉えるべく「ビリオン . . . 本文を読む

STEP番外編(2) 知の宝庫

2008-02-01 | Stanford-Tsinghua
スタンフォードGSBでのあまりの衝撃に自分の中で化学反応が起きすぎて、一時これをどのように処理していいのか制御不能だった。しかし時間が経つにつれて自分の中で今起きている出来事を消化できるようになってきている。この非常に密度の濃いプログラムで自分が学んだことがおぼろげながら浮かび上がってきている。 一つ目は人間関係、特に如何にしてリーダーシップをプログラム実行の上で発揮していくかということ。日本や . . . 本文を読む

STEP第2日目 FACEBOOK

2008-01-29 | Stanford-Tsinghua
STEP第2日目、午前中はスタンフォードでの授業。内容はACCT 311 Global Financial Reporting (Alan Jagolinzer)。Currency Translationに関するアカウンティングの授業で、活発でインタラクティブな授業光景だった。アジア系の人が数人いたが、やはり言葉の問題からかどうしても非アジア系の人よりも発言の回数が少ないことがやや気になった(唯一 . . . 本文を読む

STEP番外編(1) 日本人として

2008-01-28 | Stanford-Tsinghua
今回ほど日本人について考えたことはない。特に「リスクを取らないという日本人のリスク」について移動中も頭から離れなかった。少なくともスタンフォードGSBに集う学生は自分でリスクをとる生き方をしている人々。現在米著名ビジネススクールを卒業する日本人でも、自らリスクを取る生き方をしている人はほんの一握り。シリコンバレーにいる日本人も大半は日本企業からの派遣。日本人はビジネスエリートもどこまでもリスクを取 . . . 本文を読む

STEP第1日目 驚愕と危機感の同居

2008-01-25 | Stanford-Tsinghua
STEPが始まったが、最初のパーティーからスタンフォード側の魅力のある学生たちに頭を土管で殴られたような衝撃を覚えている。 サンフランシスコから大型バスでパロアルトに到着したのが1日目の午後6時、その後すぐにwelcome partyが学生の住む大学のそばの閑静な住宅で開かれた。学生は多国籍華人をはじめ、フランス、チリ、タイ、インド、イスラエルなど一つとして同じ生活環境で育った人がいない。しかし . . . 本文を読む

STEP訪米直前

2008-01-22 | Stanford-Tsinghua
STEP(Stanford Tsinghua Exchange Program)で訪米する日がやってきた。清華大学IMBAの20人のうち、約15人がコア日程よりも早く米国入りして、事前にStanford側メンバーと会うことになっている。我がチームでは訪米までに「米中における医療機器ベンチャー企業」を掘り下げる予定だったが、Stanford側はクリスマス休暇をはさんで全く進んでいない様子。清華側では . . . 本文を読む

雪化粧

2008-01-17 | 北京生活
ここ数日北京は最高気温が0度以上にならない日が続いている。最低気温は-10度、極寒の世界。今日は昼間でも太陽はほとんど顔を出さず、雪が降りだしてきた。雪に弱いのが北京、途端に至るところで自動車の接触事故が起きて幹線道路は大渋滞。大学に行くのに今日は片道1時間半。外出するのが億劫になる。 夕方近くになり気温がまた一段と下がり始めたが、こうなると翌日朝の路面凍結が怖い。明日は一日中自宅でSTEP(S . . . 本文を読む

世代交代

2008-01-16 | ひとりごと
08年度の清華大学IMBAの留学生入学面接が始まっている。ある日本人出願者がこのブログを通じて私に連絡してきたが、入学に必要な条件も年々変化してきているようだ。GMATのスコアメイクに加えて、エッセイで問われる内容が欧米のビジネススクール並みに豊富になって来ている。私が入学した当時はやっと留学生が全体の1/3に達したばかりだったが、この1/3という水準が07年度から定着し、今度は学校側が留学生の質 . . . 本文を読む

卒業論文指導教官決定

2008-01-15 | 経済管理学院
清華大学IMBAでは中国企業のケースを作るため、この2月からプロジェクトが開始される。Insight Learningと50lessons.comの協力により約4ヶ月で中国企業3社のケースを記述する。教授および学生4人がチームを組み、1企業を担当する。オペレーションマネジメント、企業組織、マーケティングの各分野でケースとして取り上げるにふさわしい企業を選定し、実際そのマネジメント及び従業員にインタ . . . 本文を読む

クラス会

2008-01-11 | クラス
秋学期が終了すると共に各国に交換留学で散らばっていたクラスメートが続々中国に帰国している。そんなクラスメートと飲みに行く機会も増えて、この1週間あまり体重がリバウンド。ちょうど旧正月(2月7日)前ということもあり、久しぶりにクラス会が開かれた。万人食堂という清華大学で一番大きい学生食堂の3階を貸しきって行われた。米国・スペイン・スイス・日本・香港(一応外国扱い)等に交換留学していた学生が約20人、 . . . 本文を読む

陶然亭公園

2008-01-07 | 北京生活
07年秋学期の授業と試験が実質的に全て終了し、個人的にやっと08年新年を祝えるモードになった。週末久しぶりに北京の公園を散歩した。故宮や景山公園といった観光客が行く場所ではなく、なるべく地元の人が集まる公園ということで南二環路にある陶然亭公園に行った。 大人一人2元(約32円)の入場券を買って入ると、中には広大な池が。北京の気温は昼間高くても2~3℃程度にしかならないため、池は全面凍っている。そ . . . 本文を読む

LTCM (Long Term Capital Management)

2008-01-03 | クラス
清華大学では年末年始ほぼカレンダー通りで、日本ではまだ正月気分ながらも、当方は普通の日常を過ごしている。そんな中1月2日夜に金融工学(Principle of Financial Engineering)の最終授業が行われた。ケーススタディLTCM(Long Term Capital Management)のプレゼンテーションがあり、前回のプレゼンテーション時と同様に、プレゼンテーション資料はクラ . . . 本文を読む

07年の最後に

2007-12-31 | ひとりごと
07年も残すところ今日が最後。清華大学IMBAで目新しい毎日の生活を書きとめようと始めたこのブログも残り約7ヶ月。清華大学での生活も4分の3が過ぎようとしており、周りの急激な環境変化に驚きを隠せない。 一つ目は学生。授業が少なくなった今学期もなるべく経済管理学院のキャンパスに顔を出すようにしているが、グループワークをしているのは07年入学の1年目のIMBA学生がほとんど。2年目の学生は半分が海外 . . . 本文を読む