驚きました。あきれました。。
情報隠しという意味では「尖閣ビデオ」以来の腹立たしさだ。
放射性物質の拡散予測システム「SPEEDI」で得られた東京電力福島第一原発事故での予測情報を、政府が事故直後の昨年3月14日に米軍及び米国政府には提供していたという。福島県の被災住民より先に。
国会の事故調査委員会での質問に文部科学省科学技術・学術政策局渡辺格次長が明らかにした。SPEEDIの予測情報は、外務省を通じて直ちに米軍には知らせていた。
問題は米軍に伝えたことではなく、なぜ自国民に少なくとも同時に伝えなかったかということだ。放射能高濃度地帯とは知らず飯館村方面に逆避難してしまった多数の人たちが放射被ばくをしてしまった。116億円投じ世界的にも優れた予測システムを持ちながら・・。SPEEDIの公表は米軍にとどまらず、まずは日本国民、さらに地球規模の汚染被害が及ぶだけに、国内外を問わず世界に向けていち早く発信すべきだった。それにしてもマスメディアの本件の扱いは軒並み小さい。1面に大きく報道されるニュースと思われのに。せめて「ポポロの広場」では、皆さんに詳細を知っていただきたいと思います。
小出裕章(京大)助教の見解 「SPEEDIと廃炉まで最長60年など」
NHKニュース SPEEDI情報 米軍に提供
録画30分過ぎからさらりと局次長が答弁しています。 SPEEDI拡散情報 事故後直ちに米国には公表「 文科省 」
【写真】2011年3月12日~24日のSPEEDIの試算結果(原子力安全委HPより)
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