ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

「大砲造り」の果ては・・(風刺絵本)

2017年11月08日 | 研究・書籍

二見正直さんという若い絵本作家の作品「もっとおおきな たいほうを」から。
ある国の王様が大砲を持っていて打ちたくてたまりません。キツネに向けて撃ちました。キツネは反撃し王様とキツネの大砲造り合戦が始まりした・・キツネの大砲は実は枯葉に魔法をかけたものとわかります。王様はなんて無駄なものを造ったのだろうと悔やみ大砲を半分にしてお風呂をつくりました。二度と大砲を打ちたいと思いませんでした。
幼稚園や保育園で読み聞かせをするとさいごのオチに、どっと笑い転げるそうです・・
どこかのえらーい王様たちにも読んでほしいと思いました。

以上、神奈川新聞11/6読者のページ、『無駄と感じる「大砲造り』と題した横浜市の前之園由紀子さんの投稿の要約です。

軍備拡張の果てはどこに行きつくのでしょうか。悲しいかな兵器ビジネスの存在は、この社会を深く支えています。

軍事株投資の年金・GPIF

公的年金を運用している独立法人GPIFは、軍事部門で世界上位10社に入るすべての企業の株式を保有しているといいます。1位ロッキード・マーチン(米)、2位ボーイング(米)、3位BAEシステムズ(英)・・。公的年金保有の株価が紛争の激化によって左右されている現実。「大砲造り」に依存を深めている今の世界の経済に日本のGPIF・・。

きっと、キツネさんに笑われますね。

 

もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)
二見正直
福音館書店

 

Change the world   エリック・クラプトン

コメント
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