日本人の平均寿命は、男性79.55歳、女性86.30歳(2010年厚生労働省)と世界のトップレベル。長寿は素晴らしいことだが、健康寿命は、男性70.42歳、女性73.62歳なので男性で9年、女性は13年を病と共に生きなければならない。 にも関わらず、日本人はその心配性が表れ決して健康ではないと思う割合が一番高い。健康後進国のアメリカなどは実態とは裏腹に体に自信を抱く一番の国であり楽観的な国民性であるのと好対照となっている。
「メタボリックシンドローム」は、太っているという見た目やお腹まわりの数値だけの問題ではなく、「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、複数の病気や異常が重なっている状態を表す。どういう状態かというと、腸のまわり、または腹腔内にたまる「内臓脂肪の蓄積」によって、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の重なりが起こっていることを示している。 そして、この状態は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させる。つまり、それぞれの病気の診断基準を満たさない“予備群”や“軽症”の状態であっても、それらが2つ3つと複数重なっている場合は、動脈硬化の進行予防という観点から“すでに手を打たなければならない状態”として捉えると考えることを「メタボリックシンドローム」という。
また、メタボリックシンドロームが進んでいる人ほど、歯周病のリスクが高まる。
歯周病は、糖尿病や動脈硬化など、メタボリックシンドロームと関係のある病気とお互いに影響しあっていることがわかった。
糖尿病や動脈硬化など、心臓病、肥満など生活習慣病と深く関係し、歯周病とメタボ関連の病気が、いくつも深くかかわりあっているだけにメタボと歯周病も相互に関係している。実際に、メタボの判定基準に当てはまる数が多いほど、歯周病のリスクが高まるという研究結果がある。 歯周病を治療することにより、メタボリックシンドロームや全身疾患の改善に役立つこともわかってきた。
歯周病の進行には、生活習慣が大きくかかわっており、特に喫煙は関連性が強く、喫煙習慣があると重症化しやすく、治療の効果が出にくいことがはっきりしている。
歯周病は重症になると顎骨が溶け、歯が抜け落ちる恐ろしい病気だけに、全身の健康習慣に加え、口腔内の清潔を保つ習慣をしっかりと身につけ、歯周病を予防し、全身の健康を守るべきだ。
歯周病にならないようにするには、腸内環境を整えることが必要で次のことを心掛けるのがいい。
①朝食は必ず
②植物繊維、乳酸菌を取る
③体を動かす
④呼吸と食事
⑤怒らない、我慢しない (見ざる聞かざる喋らずでゆっくりライフ)
⑥日記を書く
⑦セル(自律神経)エクササイズ
小林弘幸(こばやし ひろゆき)教授 順天堂大学医学部教授。
ブログにいろいろしたため、本フォーラムのアップが1か月も遅れてしまった。
「口は災いのもと」と言われてますが
もっと重要な・・・
「口は健康のもと」なんですね
しか(歯科)と分かりました
口腔ケアに 今まで以上に 努めたいと思います
天狗岩からなら 天狗になった気分を味わえますが、なにごとも天狗にならぬよう自制を怠らねばよさそうです。
歯周病にならぬよう気をつけると、健康を保てるというようなフォーラムでした。「健口から健康に」。
大学教授は、受講生に恋人に口内チェックした証を示して、キスをするように指導していると話して笑わせました。
口の中のバイキンを、やっつけると健康になれそうです。
少し資料が古いようです。
ボクはちょうど男子の平均年齢を3ヶ月越したところです。
(2015年の日本人の平均寿命は83.7歳で、世界で首位だった。20年以上前から長寿世界一の座を守り続けている。
日本の男女別では、女性が世界首位の86.8歳、男性が6位の80.5歳。男性の首位はスイスで、81.3歳だった。(2016年5月日経新聞)
医師会も、巧い誤変換を考えたものです。
口の中のバイキンを、やっつけて健康寿命を延ばしてください。
日光街道も、現代では車が走り排気ガスでむかしの風情もなさそうな雰囲気です。(^_^;)
健康寿命を伸ばすことを通して、結果的に平均寿命が伸びると好いですね。