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逃亡者・最終回

2007年09月11日 | 映画
オリジナル逃亡者最終回が、日本でテレビ放送されたのが1967年9月2日というので、ことしは丁度40年目にあたるのですね。
前編と後編として用意したのでご覧ください。

片腕の男がロサンゼルスのバーで傷害事件を起こして逮捕された。

ジェラード警部はこの片腕の男をオトリにすれば、必ずキンブルが現れると考え、この事件を大々的に新聞に流した。

警察署に詰めていた女性ジーン・カーライルは、キンブルと同郷であり、ジェラード警部が来ていることから罠だと察し、キンブルに知らせるために、キンブルの妻の妹ドナと連絡をとった。

新聞を見たキンブルは、電話ボックスから警察にフレッド・ジョンソンの名で片腕なのかを確認している傍を、警官が聞き込みしている。

さり気なく離れたところをジーンがみつけた。
買物した大きな箱で顔を隠して車に乗り込むと警官が呼びとめるが走り去る。

ジェラードは片腕の男を取り調べたがヘレンを殺したという証言は得られなかった。

あの晩、何処にいたか問うと、嘘でとぼけられたため、事件の2週間前に職場で酒を飲んでクビになった事実を突きつける。「ヘレン・キンブルを殺したのか?」と詰め寄る。

新聞報道の裏に、ジェラード警部がいることを嗅ぎつけられ、逆に利用しようとテレビインタビューに出た。
キンブルに自首を促すためだ。

ジーン・カーライルの父親は、横領で捕まり刑務所内で死んだ。
家族は村八分にされたが、唯一キンブル家族だけは味方になってくれた。
父はどうであれ、母は罪もないのに罪をあらがいながら死んでいった。


キンブルは逃亡生活に疲れ、片腕の男と対決するしか解決の道はないと、自首することに希望を持った。
警察本部にいまも間違いなく片腕の男がいることを、ジーンが確認しキンブルに電話を入れた。
遂に、キンブルは自首する決意を固めた。

だが、自首寸前に片腕の男を保釈した者があった。
保釈の代理人は、片腕の男フレッドを連れて、堂々と警察署を後にする。
直後に到着したキンブルは、すべてが分らなくなる。ジーンの車で、警察の尾行の後から追う。

代理人は保釈人をゆすろうと、フレッドに入知恵した。
私は依頼人の名と住所を知っている。お前は保釈した理由を知っている。お互いの情報を合わせると金儲けができる。

「キンブルは、俺に女房を殺したと言いやがった。俺は殺った奴の顔を見た。」
「キンブルがどうなろうと俺の知ったことじゃない。盗みに入ったのがバレちまうじゃないか。」

二人が代理人の事務所に乗り込むと、代理人は殺されていた。
そこに残された速記メモを読むと、故郷スタッフォードとキンブルの妹の夫レン・タットの名があった。


キンブルの背にジェラードの声がかかった。「キンブル動くな!」

後編
一方が目指す獲物を捕まえた。
キンブルは、再びジェラード警部に列車で護送される身に堕ちた。

キンブルは、自分の逮捕を公表しないよう申し入れた。
「故郷のスタフォードに必ず真相が隠されている。片腕の男はきっといる。」という確信をくずさなかったから。
そして更に必死に頼み込んでキンブルはジェラードに二十四時間の猶予をもらった。
夜行列車の途中駅のスタッフォードへ向かった。
行先は、片腕の男を保釈したドナの夫レンのところだ。

ドナの家に何通かの嫌がらせの電話があった。その中にヘレンが殺された夜にレンを見たからと、今晩7時半に会いたいというのがあった。

それをドナから聞いたレンの友人ロイドは、指定された時間に馬小屋に向かった。
馬小屋の前で片腕の男はロイドを組み伏し、「あの夜、お前を見た。ただ、名前が分からなかった。」

「私だって、お前を見たぞ」とロイド。
「それとは違うぞ。違うからあんなに高い金を出して俺を保釈したんだ」
と、片腕の男はロイドに五万ドルを要求した。


キンブルとジェラードが遅れてその場所に着いたとき、弾を発見した。
あの夜、第3の人物がいたという記憶はないのか・・・?

ジーンがキンブルを思って、ロサンゼルスから到着。

警部は約束の正午が近づいていることを告げる。
今、署へ連れて行かれれば、キンブルは新聞に載る。そうなれば総てが終わりだ...
「いままで待ったんでしょう。後、一日や二日位待てるでしょう...」
「約束の時間を待つのは辛い。しかし、あてもないのに待つのはもっと辛い。」
「人間ひとりの命がかかっているのですよ。」
「残念ですが...」

ロイドは迷った。ついに彼の妻に真相を明かした。
彼は、戦時中、勇気ある者として勲章を受けたし、村の者達にも尊敬された。 妻をお姫様と呼び、世間知らずな体の弱い女房を大事にしている。

彼は、事件当夜キンブルの妻ヘレンに呼ばれ、キンブルのことで相談を受けていた。

その時、物音がした。ヘレンはリチャードが帰ったと思ったが、片腕の男だった。

ヘレンは男に飛びつき、ロイドに助けを求めた。が、彼は怖くなり身をすくめていた。
男は側にあった電気スタンドでヘレンの頭を殴りつけた。

そのとき、男とロイドはお互いを見た。


ロイドが恐怖からわれに帰ったとき男はいなく、彼は裏口から飛び出した。
ロイドはそんな自分を皆に知られたくなかった。当然、片腕の男が捕まると思っていた。
しかし、逮捕されたのはヘレンの夫キンブルだった。
男は架空の存在となり、今更出頭すれば自分に嫌疑がかけられると凍りついた。

ロイドに妻は、警察に行って真相を明かすようすすめる。
「それに私のことを世間知らずと引き合いに出し私のせいにしないで。英雄といわれた名声を失うのが怖かったのよ」
「男なんでしょう...」


妹ドナは、ジーンが泊まれる用意をするため二階へ上がる。
ドナは子供部屋から弾を持って降りてきた。それは、馬小屋で見つけた弾と一致した。
子のビリーが隠していたのは、ロイドが使っている競技用の弾だった。

キンブルとジェラードは、ロイドの家に向かった。
しかし、彼はもうヘレンを殺した男を殺しに行くと云って出かけたという。

遊園地で、片腕の男とロイドが撃合う。そこをふたりが捜し当てる。

ジェラードが流れ弾で足を負傷。ジェラードは、キンブルにピストルを渡し「奴を追うんだ」

キンブルが男の背後からピストルを向ける。男は構わず逃げる。

男は塔に登った。
塔の作業場で抵抗する男に銃を向けるが
「撃ちたければ撃ちなよ。俺が死んで困るのはお前だ」
と飛びかかる。

やっとのことで男を押さえ込み追い詰めた。

妻殺しを白状させる。

キンブルが放心した隙をついた男はピストルを握り
「あのときは、お前の妻を殺したが、今度はお前を殺してやる。そうすりゃ、安心して眠れるからなぁ」
と、引き金に力が入る。

               
ジェラードが下から男を射殺。キンブルは、重要参考人を失い落胆して降りてくる。


ジェラードがロイドに
「私達は、この四年間楽しんで来た。しかし、私達はあの男に地獄のどん底を歩かせた。しかし、それももう終わった。」
「君が証言すれば、キンブルは助かる。だが、そんな勇気はないだろぅ。」


「警部さん、あの男がヘレンを殺すのを見たんです。」
「法廷で証言できるかね。」
「証言します。」


ロイドは、法廷で真相を語り、 キンブルは、無罪釈放された。

キンブルを待っていたジェラードと握手。

ここに キンブルの逃亡の旅は終わった。



最終回
                                                    完





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