昨年度は神戸でできる支援活動をしましたが、今年度は「神戸市パートナーシップ活動助成」を受けることができて、2年ぶりに東北行きが実現しました。
行先は、2011年度からお世話になっている郡山市のFさんを頼りに2公演、初めて訪問する石巻市は幸田さん紹介のO先生のお世話で午前公演、午後は震災後繋がりのできたEさん宅訪問、最後は栃木県鹿沼市の人形劇団くぐつを訪問して親交を深めました。
メンバーは、神戸事務局2名、「人形劇団おまけのおまけ」2名、事務局Mさんご主人の5名で、12月4日~8日まで、車2台走らせて行きました。
プログラムは、エプロンシアター・パネルシアター・人形劇「ハラペコくん」・ワークショップ(青虫のクネリン作り)・プレゼント(布人形・牛乳パック人形・どんぐり・まつぼっくり)・アンケート。
2015年
12月4日(金)
朝6時、車に人形劇の荷物・子どもたちへのお土産の人形やどんぐりなどを載せて神戸を出発。北陸道から郡山に向かう磐越道は吹雪と積雪のため通行止めとなり一般道を行った為、到着が午後8時。京都から行ったMさん車と合流して、郡山駅近くのビジネスホテル泊。
12月5日(土)
★郡山市ニコニコこども館 10時30分開演 子ども45名・大人40名。
郡山市の総合児童施設で、震災後は外遊びが制約されたため遊びに来館する親子が多い。様々な催しで子どもたちや保護者をサポートしている。2011年度・2013年度にミニ公演をした会場で、係長さんが代わられていたが、引き続き快く受け入れしていただいた。
★郡山市西部地域子育て支援センター 午後3時開演 こども15名・大人15名。
4月に新しく開設した公立民営の児童施設。毎年当会のお世話をしてくださっているFさんの勤務先で、今回も公演や交流会の準備に奔走してくださる。
子どもは2才~小学生で、人形劇もワークショップもとても楽しんでくれていた。作ったクネリン(あおむし)を舞台道具の木に這わせて、観た人形劇を再現している子どもたちの表情は生き生きしていた。
公演後、職員の方々と交流。
夜はFさんの所属する「わらべうたであそぼうの会」のメンバーの方々とも話し合うことができた。
回収したアンケートに、日頃言えない悩み事が書かれていて、不安を抱えながら子育てをしている様子がうかがえた。
12月6日(日)
郡山を7時に出発して石巻へ。神戸事務局としては初めて訪問する地。
★子育てひろばスマイル(NPO法人ベビースマイル石巻)10時30分開演 子ども15名・大人13名。
9月に開所したばかりの公立民営の子育て支援施設。
職員3名は子育て中の若いお母さんで、地域の母親と一緒に輪を広げている様子が頼もしかった。
子どもたちの好奇心が強く、親も前向きだった。
その後、女川へ津波被害の復興がどうなっているか訪ねてみる。
盛り土工事の最中で、道路がナビで探せない状態だった。
夕方、石巻で兼業農家をしていて公演会場のお世話もしてくださったことのあるAさんを訪ね、震災当時の話や、被災した子どもの心のケアの難しさなどのお話を聞くことができた。
(石巻泊)
12月7日(月)
石巻から栃木県鹿沼市へ移動。
2013年度、一緒に郡山公演を行なった「人形劇団くぐつ」のO夫妻を訪問し、水害の話、被災地に対する想いなどを話し合う時間がを持つことができた。(鹿沼泊)
12月8日(火)
帰路―8時発、東北道―関越道―上信越道―北陸道を経由して、21時半神戸着。