お城の碁打ち衆である渋川晴海は、定石を繰り返すような囲碁の決まり切った世界にあきたらず、算術の世界にはまり込む。
そんな晴海に、会津藩主、保科雅之が目をとめ、天測のメンバーに加える
晴海はそこでの働きを認められ、暦の創設を命じられる。しかし、そこで起こる守旧派の妨害。
普段、暦なんて重要なものだと認識していなかったが、政治・経済・宗教の要となる大きな存在だということを知って興味深かった。
しかも、歴史の教科書でしか名前を知らないような有名人(関孝和、保科雅之、水戸光圀など)が晴海を通して大きく係わっていたということも。
ちょっと漫画的な描かれ方もあるが、渋川晴海の人物像が爽やかで、魅力的だ。
冲方 丁(うぶかた とう)『天地明察』(角川書店 H21.11)
そんな晴海に、会津藩主、保科雅之が目をとめ、天測のメンバーに加える
晴海はそこでの働きを認められ、暦の創設を命じられる。しかし、そこで起こる守旧派の妨害。
普段、暦なんて重要なものだと認識していなかったが、政治・経済・宗教の要となる大きな存在だということを知って興味深かった。
しかも、歴史の教科書でしか名前を知らないような有名人(関孝和、保科雅之、水戸光圀など)が晴海を通して大きく係わっていたということも。
ちょっと漫画的な描かれ方もあるが、渋川晴海の人物像が爽やかで、魅力的だ。
冲方 丁(うぶかた とう)『天地明察』(角川書店 H21.11)