エリックの週末田舎で農業

東京の喧騒を離れ、週末は遥か450km西の伊賀のイノシシや鹿が闊歩する山の中で田舎暮らし

アメリカ大統領選もほぼ決着、農業の仕事も今は落ち着いて東京生活

2020-11-08 12:39:51 | 農業

やっとトランプ大統領の引き際がやってきそう!何が出るかわからない先行きが見通せないのは一番きついです!
株価は彼の在任中上昇しましたが、ボラティリティは高い水準をキープしたまま。早く10%台前半くらいにまで落ち着いてほしいです。その為にもコロナの終息を願うばかり。

さて、ブログを忙しさにかこつけさぼっていたので、昨年秋からの撮影した写真など古い順から新しい順に時系列的にアップします。その為、最新の写真は後になり最後迄見てください。

田植え後(2019年6月下旬)


自宅前の畑に植えたスモモ(2019年6月下旬) 沢山実を付けました。



庭に自生した山椒の木(2019年6月下旬)


自宅前の畑に自生する蕗(フキ)(2019年6月下旬)


収穫した蕗とスモモの一部(2019年8月中旬)


昨秋の収穫(2019年9月) 
手前の運搬機は昔の移動式脱穀機のキャタピラー部分を利活用した手作りのものです。Vベルトだけ新調しました。
軽油発動機でしかも手動式なので、エンジン止めたら再起動にははずみ車の付いた車輪を回す必要があり、使い勝手が悪かったです。唯一のメリットは、キャブレター掃除が不要なこと。


台風による被害(野小屋の屋根に倒木)(2019年10月)
倒木の切断&屋根の修理に数日かかりました。
屋根のトタンとコンクリート材をカットし、貼り付け、とても手間のかかる仕事です。業者に頼めば10万円くらいかかるので自分で修理しました。虫食いによる枯れ木なので本来は自然災害でも林の所有者の管理責任は問えるのですが、同じ地元で争いは嫌なので自己解決に決めました。

天井裏板が被害


冬の帰郷時の車窓(2020年2月)               


スズメバチの巣 夏は危険なので働き蜂が全員死滅し、女王蜂が卵を別の場所で産み付けるために引っ越し空き家になった冬に巣をそぎ落としました!(2020年2月)


夏ミカンの収穫(2020年2月) 60~70個実ったので近所におすそ分け


春の苗代の準備(2020年4月)                


苗代準備OK(2020年4月末)


タケノコの足音(2020年5月初め) これもたくさん収穫したので東京の友人にも沢山送りました


田植え(5月連休)
後姿は娘婿、東京から俄か百姓になってくれました。コロナで今年は家族で来れませんでした!


蛍(6月下旬) 
蛍の飛び交う姿もビデオで撮りましたが重くてアップ出来ません。昔は蛍で満天の空でしたが、今は減少した後、やっと回復に向かってきてます。夢はホタルの里を作りたいですが、東京との往復ではなかなか実現できません。真っ暗な中、一人でいると昔の記憶がよみがえってきます。時折、車に孫らしき子供を乗せた車が農道を走りもっと山裾の蛍が群がる場所を求めて走りすぎます。
一昨年までは、カブトムシを大量に養殖し、保育園などに寄贈していましたが、東京の自宅がカブトムシであふれ新宿区に友人と掛け合って公園をカブトムシの里にし、我々がケアーしますと提案しましたが、断られそれ以降養殖するのをやめました。


田植え後1か月半(6月下旬)


サツマイモ畑の手入れ(8月)


庭に実った夏ミカン(8月)今年も豊作


八朔(8月)夏ミカンの苗木より早く植えたのに木の成長が遅いです


秋の取入れ(9月初旬)
今年は、7月は雨続きで日照時間不足、8月は猛暑で夜間が冷えなくて「コシヒカリ」にとっては苦痛の気候でした。おまけに我が家の田んぼは無農薬なのでカメムシの大量発生には為すすべなし 収穫量は昨年の75%、農業共済も30%以上の減収でないと申請できず


イノシシ除けの網(9月末)
畔に敷き詰めて、イノシシが畔を壊すのを防ぎます。イノシシは網の上を歩きたくないようです。おそらく足に引っかかるからなのかな。これで冬の間にミミズなどの餌を捜して畔を掘り返されるのを防ぎます。掘り返されたらその修復にとても手間が掛かります。
以前は修復に1週間は掛かりました。この田んぼ1枚で、畔の長さが100mもあるので。








半年ぶりにブログ更新

2019-05-26 19:01:25 | 農業
お正月には帰省した時、寒い冬の中、みんなが休んでいるときに「寒の荒田起こし」をしました。田んぼには誰も人がいません。冬の間に氷が張る頃耕すと、多年生植物のクログアイなどの東南アジア原産の球根類が死滅するからです。でも30センチほど地中に潜っているからしつこく生き延びますが。

そして3月に再度荒田起こし、そして4月の再度の荒田起こしと何度も土を掘り返します。
それが次の写真。

3月の荒田起こし
4月の荒田起こし
その間にトラクターロータリー爪の交換!新品に付け替えることにより土の反転が正確に行えます。

別の田んぼは人力で畔塗り

連休に娘婿さんが田植えを手伝ってくれるので数日前に帰省し、代掻き
そして田植えを終わって田んぼそばの小屋でランチ
娘婿も東京でサラリーマンながら全ての田んぼを一人で植えてくれました。田植えの様子を写真で撮るの忘れて写真ありません。でも、もう立派な農業人(笑)我が家の山にあがったタケノコ。昨年は、捨てるほど沢山取れたが今年は少なかった。イノシシ、それに盗人もいそうです。イノシシの場合は、美味しいところしか食べません。


これから2~3週間に一度は帰省し、畔や土手の草刈り、また、稲が大きくなり株と株の間に日光が差し込まなくなるまで、草取りに追われます。草刈りしないとカメムシなどの害虫が発生し、お米が黒ずんだり虫食いになります。また、水温が40度近くになると白濁米が発生したりするので、冷たい水を垂れ流しにするなどの水の管理も重要になります。自然との闘いが秋まで続きます。
6月になると少なくなったが夕方蛍が舞う姿を見ることができるかな。。。昔は満天の空に何万という蛍が飛び交い、東京によくもってきました。かごから抜け出した蛍が部屋の中を飛び回り幻想的でした。

1か月半ぶりに伊賀に帰りました

2018-11-10 18:12:35 | 農業

東京での雑用が忙しくて、また晴天がなかなか続かなかったので、しばらく帰省してませんでした。ようやく時間を見つけて、11月2日~5日に帰省しました。目的は、イノシシに壊された畔の補修と、冬季に再び壊されないように畔に網を被せる作業です。時間があれば野小屋の引戸のレールの張替もしたかったのですが、時間がなくできませんでした。それは今月末の再度の帰省に延ばしました。
畔の修復のために一輪車で3日間土を運び、修復、その上に網を被せました。
<修復した畔道>


<網を被せた畦道>イノシシは、足の爪先が網に引っかかるので、網の上を歩くとことを嫌がります。畦道の上の淡い緑の部分が網です。



11月末に採取する予定のカブトムシの幼虫を育成するための刈り取った干し草の山が、無残にイノシシに壊されてました。イノシシは幼虫を食べたはずです。昨年も胴体を無残に食いちぎられた幼虫がむき出しになってましたが、残った腐葉土の中には20匹ほど生き残ってたので、今年もそれに期待します。友人が室内で飼育しているカブトムシの仲間に新しい血を入れるのに野生の幼虫が必要で、私が夏からメスのカブトムシが卵を産み付けるベッドを作りました。憎しイノシシです!
<イノシシに壊されたカブトムシの幼虫が住む腐葉土の山>



台風21号と秋雨前線で稲も大ダメージ

2018-09-13 02:04:46 | 農業
台風21号を追いかけるように5日に伊賀の田舎に帰りました。帰郷ルートの名古屋回りは雨でJRは運休になる可能性があったので、京都回りで帰りました。ところが、台風が去ったその日だったので朝から京都~奈良を走る奈良線は運行再開のめどは立たず、結局近鉄線で奈良に回り、そこからJR関西線に乗る予定でとりあえず奈良に出たのですが、関西線も運行再開は未定でした。JR奈良駅で待つこと3時間ほどしてやっと動き、何とかお昼過ぎに田舎に到着。
当日は自宅近くの小さな田んぼは水はけがよかったので、取り入れしました。台風の風は強かったものの滅茶苦茶に稲がなぎ倒されなかったので、助かりました。
ところが、自宅より少し離れた一番広い4反の田んぼは写真でも見えるようにひどく倒された状態。しかも水は田んぼに溜まり穂先の一部が水に浸かっている状態。最悪の状態でした。10年以上農業をしていますがこんな経験は初めてです。

一部倒れた稲穂写真(今年は早生米で背の高いコシヒカリに変えたせいで、暴風で余計倒れやすくなりました)


稲刈りに通常の時間の2倍くらいかかりました。湿った藁がまとい付き、コンバインを最低速で動かさなければ、稲穂が藁と一緒に田んぼにまかれます。そのあとは乾燥作業に入るのですが、雨に濡れた穂は水分含有率が27%ほどあり14.5%まで落とすためにこれも通常の1.5倍の時間がかかりました。

今回は手間がかかり、終了するもくたびれた私


雨続きで地面はぬかるみ泥にまみれたコンバインと田んぼ(いつもは100mの運動場なのですが)


収穫量は平年並みでした。今週また帰省して、コンバイン、乾燥機、籾摺り機の清掃や壊れた野小屋の修理などを行います。仕事は山ほどあります。東京でのバイト仕事や勉強会などもあり数日でまた東京に戻ります。

台風で倒された稲を手で引き起こし、イノシシに踏まれ水に浸かった籾の穂先から新芽が出てる稲を刈り取らずにコンバインで踏みつけるのを見るにつけ、我がごとながら赤字を毎年100万円出してまで田んぼを維持する価値がどこにあるのかなと嘆き節が出ます。コストの問題もありますが、要は耕作面積が小さすぎて損益分岐点まで生産量がないことが問題です。我が田舎で他人の土地含め私一人で農業するなら十分採算が取れるはずですが。



猛暑、台風の異常気象

2018-08-26 14:05:22 | 農業
8月に入り連日猛暑、初盆が今年は2件あり初旬と中旬に2回帰省しました。農作業するのも汗だくで上着もズボンも汗に浸かった状態。16日、17日はひんやりと秋の快適さはありましたが、東京に戻ったので恩恵にあずかれませんでした。
お盆の時期に限り田舎では共同作業があり、共有の大きな池の堤の草刈り、小川の草刈りなど参加しないわけにはいきません。お墓参りもすませ、その間を縫って農作業をしました。
作業は、畔や土手の草刈り、それとコンバインが入れるよう湿田を乾田にするための水抜きや溝の泥上げです。イノシシ対策用に、田んぼに夜間ライトが点滅するようセットしましたが、効果はあまり期待できません。やはり電気柵が一番いいのですが、経費や手間を考えると二の足を踏みます。

3日ほど前に台風20号が近畿を通過、田舎も暴風雨だったようです。今年からコシヒカリに変えたのですが、背丈が高いだけに倒稲がないか心配です。しかも、収穫時期を9月5日~10日に決め打ちしているので、雨が降れば大変。その前後は東京での用事が毎日あるので、スケジュールの変更がききません。
先日東京に戻ってくる時に、またJRの電車(ディーゼル)に鹿が衝突、電車が大幅に遅れあわや東京に戻れないような事態になりかけました。田舎のローカル線はJRは努力が感じられません。昨年は台風で、10月から今年の1月まで運休、今年は台風で既に数日運休で名古屋から行けず、バスを乗り継ぎました。JRは西日本と東海の接続も会社が違えば遅れても接続の列車は無視です。いやな世の中です。1時間に1本しかない我が田舎の路線はしわ寄せを食らっています。

黄色に色づきかけた稲穂


溝の泥上げ(200m)


刈り取った草の山(カブトムシの幼虫が育ちます)