AKB48の旅

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ミライ☆モンスター 7月16日

2017年07月17日 | AKB
冠スポンサーがトヨタから旭化成に変わって、チーム8メンバーの紹介がなくなってからも、「ミライ☆モンスター」を見続けてる。高橋みなみさんがレギュラーというのはもちろんだけど、スポーツを越えた様々なジャンルのミラモンを紹介するという、番組自体の面白さというのがあった。その後は高橋朱里さんもレギュラーになって、それなりに見続けることの後付けの理由にもなってるのかな。

その「ミライ☆モンスター」7月16日放送分は、「将棋界のミラ☆モン」塚田恵梨花さんだった。アイドルとしても通用しそうな塚田さんのルックスということもあって、そういう目線でも見させていただいたのだけど、ふと、一つの思いというか、勝手な願望みたいなものに辿り着いてしまったので、そのあたりを以下、適当に書いてみようと思う。

実は「豆腐プロレス」をまったく見ていない。全話録画してあるのだけど、「プロレス」というだけで見る気になれない。正直に書いてしまうと、かつての「マジすか学園」ですら、違和感ありまくりだった。ヤンキーの闘争という比喩は、方向性として違うのではないかという思いがあった。ならばこそ、「プロレス」はさらに遠ざかるものになってるとしか思えない。ついでにキャバレーという比喩も、また違った意味で違和感ありまくりなんだけど、こちらには深入りしない。

別に「プロレス」が嫌いなわけではない。むしろ格闘技好きであることをカミングアウトしても良い。けれどもAKBGメンバーが「プロレス」するとなると話が違う。それは間違った戦い方の表現に当たるんではないか。アイドルの戦いとは、一見「プロレス」であるように見えて、根本的に違うのではないか。さらに付け加えるなら、ヤンキーにおける喧嘩の強さめいたものとも、本質的に違うのではないか。

「豆腐プロレス」を一度も見ないまま、批判めいたことを書いてしまってるのは申し訳ないと思う。あくまでもごく私的な(あたりまえだ)思い込みということでお許し願いたいのだけど、アイドルの戦いとは、ルックス、歌(声)、ダンス、パフォーマンスといった目に見える土俵で行われているように思われるかも知れないけど、既にして繰り返し主張してきた通り、それは錯覚に近いのではないか。

そういう土俵で戦いが行われているのだとしたら、言うまでもなく指原さんが選抜総選挙でぶっちぎりの1位になって、三連覇してしまうなんてことはあり得ない。ルックスが閾値を超えていること、歌とダンスができて、パフォーマンスの閾値を超えていること、それらは必要条件ではあっても(否、必要条件ですらないかも知れない)、決して十分条件にはなっていない。

フィクションとしてであっても、肉体的な戦闘力の優劣が前面に立ち、なおかつアングルが必須の「プロレス」という比喩は、アイドルの本質を微妙に踏み外しているのではないか。そしてそんな議論は、そっくりヤンキーにも当てはまってしまうのではないか。

以上のような前提のもとでの「将棋界のミラ☆モン」塚田恵梨花さんということになる。ぶっちゃけ、こっちの方がAKBGメンバーの戦いの比喩に、よりふさわしいのではないか。

人気メンバーに共通するのは、何度も書いてるように知能の高さという見方が可能だろうと思う。AKBGにおける主戦場は、実は頭脳戦であると思ってる。であればこそ、指原さんが1位に最もふさわしいのだし、上位メンバーのほとんど(全員)が、何らかの知的アドバンテージをもとに、その地位を築いてることが分かる。

つまりは、一例この女流将棋という戦場こそが、AKBGメンバーの比喩として、よりふさわしいのではないか。肉体のせめぎ合いではなく、頭脳の格闘技。定められたルールのもとで、知力の限りを尽くした戦術と戦略をもって対戦して行く。その勝敗の積み重ねで序列が定められ、タイトルが争奪される。新戦術の発見もまた、高く評価される。

もちろん絵的に地味になるとか、将棋のルールや戦術、戦略をどれだけの人が知ってるのかとか、そもそもそんなストーリーに誰がついて行くのかとか、いろいろ問題点があることは分かってるつもり。それでも、そんな作品を見たい私がいる。

ちょうど藤井聡太四段の話題で持ちきりのおり、時流的にもありなんじゃないかと思う。

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