vol. ２９９ 参院選後 どう動く

民主党は何を迷っているんだろう。

さて、今回の参院選については私が言うまでもないと思います。

与党民主党は惨敗を喫しました。何故なんだろうか？

みなさんもうご存じですよね。最大の理由は、民主党も自民党とやることが似通ってきてしまった、ということだと思います。

わたくしは自民党員ですけど、もともと自民党的体質からきた「政治とカネ」の問題をあいまいに済ませたり、「普天間」の問題を「海兵隊の抑止力を、学んで知った」などと言い訳をして米国の主張通りに決着したりなどは、本当にあきれてものが言えないほどに自民党のやることと同じなんですよ。

しかも、自公政権が実施した「定額給付金」と同じように「子ども手当」や農家への「戸別所得補償制度」なるバラマキ政策を実施したり、地元への利益誘導とも思われる公共事業の「個所付け漏洩」までやってのけちゃったんですよ。

そして極めつけは、菅直人首相の「自民党の消費税１０％案を参考にする」という発言ですね。民主党にはですね、庶民の視線を持ち、清新さと創意工夫にあふれた有能な若手政治家が多くいたはずなんですがね。それが、どうしたことなんだろう。政権を担うや、民主党らしい考え方や手法を忘れ、政権担当能力とは自民党的手法を使うのがいいように思ってしまったんですかね。（悲）

これから民主党が再出発するには、自民党的政策や手法をよしとする政治家を思い切って切り捨てることから始めるしかないと思いますね。病根が深くなる前に大手術を行ってもう一度、総選挙で国民に信を問うべき、ではないかと思いますがね、いかがでしょうか。


では、