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今回の記事は『ノウイング』(2009年、監督:アレックス・プロヤス)です。
ニコラス・ケイジ主演のパニック・サスペンス。
衝撃過ぎる脅威の映像は凄まじい!
サスペンス調のストーリー展開にはドキドキしっ放しでした。
■内容紹介 ※goo映画より
大学で宇宙物理学を教えているジョンは、ある日、小学生の息子ケレイブが持ち帰った紙に書かれた数字に目を留める。
そこには過去に起きた大惨事の日付と犠牲者の数が書かれていたのだ。
しかもそれは、50年前に小学校に埋められたタイムカプセルから出てきたものだった。
やがて数字に予告された日付に大事故が起きる。
さらに数字の最後には、人類がかつて遭遇したことがない大惨事が待っていた…。
未来はすでに“通達”されている。


■感想
映画『ノウイング』を観てきました。
自分でもかなり意外なのですが、今までニコラス・ケイジが出演する映画ってほとんど見たことがなかった。
これほど有名な俳優の作品をほとんど見たことがないなんて、ホント映画ファンとしてまだまだです。
この映画を観て強く認識させられたのが、ニコラス・ケイジの演技力の高さ。
ニコラスって演技上手いんですね。
とくに表情の演技が凄まじく上手い。
ニコラスにはどこかクセの強いイメージがあったのですがそんなことは皆無でした。
彼の演技はどこまでも自然で、それなのに観客をスクリーンに引き込む魅力を確かに持っています。
ニコラスが『ノウイング』で演じている役は父親役。
息子との距離に悩む不器用な父親・ジョンを巧く演じています。
ジョンは家族との関係も疎遠ぎみで、どことなく孤独な印象を感じさせます。
そんな彼が息子のケイレブに向ける愛情は本物で、最初こそ父と息子に距離感はあるのですが、次第に絆を深めていくストーリーは素直に良かった。
また家族のもとへと帰るラストシーンは切なくも感動的でした。
ストーリー展開は序盤から後半に至るまでサスペンス色が強く、ドキドキしながら観れます。
息子に接触しようとする謎の男の存在。
夜半に家に忍び込むシーンは、まるで足音を潜めて歩くお手本のような歩き方で怪しくも怖い。
そんな彼らの正体はまさかの意表をついてきます。
あまりにも突拍子も無いことになるので、この真相には賛否が分かれそうな気がします。
真相が分かるまでのストーリーが良質のサスペンス・ミステリーとして描かれているので、これにはどちらかというと否定的な意見の方が多そうです。
正直、僕も「これはちょっと…」と思った。
けれど、あの別れのシーンだけは感動しました。
(ちょっと女の子があっさりし過ぎってのはあるんですけど…)
ジョンの全てを悟った時の表情と、彼らが去った後に力なく倒れるシーンは相当な衝撃を心に残した。
切なくて悲しかった。
映像面についての感想も書いておきます。
この映画のみどころのひとつに最新のVFXを駆使した衝撃的映像の数々がある。
それは何かと言うと、ジョンが目にする大惨事の映像です。
目も伏せたくなるような凄惨な事故を大迫力で描いたこの映像には圧倒されてしまう。
決して見ていて気分の良くなるものでは無いのですが、とにかく凄まじかった。
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題名 | ノウイング |
製作年/製作国 | 2009年/アメリカ |
ジャンル | サスペンス/SF |
監督 | アレックス・プロヤス |
出演者 | ニコラス・ケイジ ローズ・バーン チャンドラー・カンタベリー ララ・ロビンソン ベン・メンデルソーン ナディア・タウンゼンド D・G・マロニー アラン・ホップグッド エイドリアン・ピカリング タマラ・ドネラン トラヴィス・ウェイト、他 |
メモ・特記 | 特になし |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ノウイング - goo 映画
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