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気楽に殺ろうよ / 藤子・F・不二雄

2005-11-16 23:58:55 | 読書
『気楽に殺ろうよ』です。
藤子・F・不二雄先生の異色短編集の2巻目です。
何とも衝撃的なタイトルです。
内容のほうもかなりの衝撃さ。

内容紹介は表題作である「気楽に殺ろうよ」についてやります。
ある一家のお父さんが急な発作に襲われ、その発作以降
奇妙な世界に迷い込む。
そこはある事柄についての価値観が全く異なる世界であった。

世にも奇妙な物語的な説明になっちゃってますね。
この作品、タイトルからも予想がつきそうですが
ホントに衝撃的な内容になってます。
そして衝撃的なその世界を体験するお父さん役が
なんとあのドラえもんに出てくるのび太のパパです。
(もちろん実際にのび太のパパって訳じゃなく外見が同じだけでどこか別の家庭のお父さんです)
また別の作品ではあの小池さんがダークなヒーロー役をやってたりして
藤子漫画を読んだことある人ならその辺りも楽しいのかも。
この異色短編集の魅力のひとつに
ダーク、衝撃的、社会風刺のきいた内容でありながら
絵柄が劇画とかじゃなく、ドラえもんなどと同じほんわかした絵柄だということ。
(一部例外あり)
その為に読みやすく、どんな人でも親しみやすいものとなってる
ということがあると思う。

ただしこの短編集2に限っては
少し対象年齢が高いのかもしれないって作品が多いように思う。
短編集2には「気楽に殺ろうよ」のほか
「換身」「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」など大人の男、もしくはおっさんが主人公となってる話が多い。
13ある短編は面白く楽しめます。

どうでもいい補足
この異色短編シリーズの感想・紹介は1回で終わらせようかとも思ってたけど
各巻ごとにやることにしました。
本のタイトルが違うってことでそれぞれ別物として扱うことにしました。
というわけで、こんな感じの感想があと2回分残ってます。
気が向いた人はお付き合いください。


『藤子・F・不二雄[異色短編集]2 気楽に殺ろうよ』 / 藤子・F・不二雄 /
小学館文庫 (異色短編集として4巻まで出ています)/ ジャンル:漫画
おすすめ度:★★★
は最大で5つです)


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