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MONSTER / 浦沢直樹

2005-11-01 21:18:59 | 読書
浦沢直樹さんの『MONSTER』です。
漫画です。
この間まで深夜TVアニメもやってました。
TV化されたものがここまで原作に忠実に作られるとは意外だなと思ってました。
話を漫画の『MONSTER』に戻して
まずは内容紹介から

ドイツ・アイスラー記念病院に勤務する日本人医師・天馬賢三(テンマ)は、
瀕死の重傷を負った双子のひとり、ヨハンという名の少年の命を救う。
その為、同時期に入院したデュッセルドルフ市長の執刀を拒否した。
これはテンマが初めて院長命令に逆らい、医者としての自分の信念に従った行動だった。
このことはテンマの医者としての生き方を変えた。
しかしテンマはまだ知らなかった。
少年を救ったことがこれから起こる恐怖の始まりだということを。
自分が"怪物"を救ってしまったということを…。

内容紹介の前半部分は18巻のMONSTERクロニクルのパクリで少し手抜きです。
自分で書いた後半部分も「こんなんでいいのかなぁ」と心配だけど
これはこれで良しとします。

まず『MONSTER』は初めのうちはあんまり面白くありません。
でも安心してください。だんだん面白くなってきますから。
テンマが"怪物"を追い始めた辺りから話はそうとう良くなってきます。
『MONSTER』は感動できる話です。
ところどころで見せるテンマの優しくて強い行動がグッときます。
でも一番声を上げて言いたいのはグリマーさんのことです。
『MONSTER』に出てくる人達の中で一番好きなのがグリマーさんです。
一番感動させてくれたのもグリマーさんです。
「超人シュタイナーの怒り」の回では本気で泣きそうになるぐらい感動しました。
グリマーさんの言葉のひとつひとつが心に沁みり彼のことをきっと忘れない。

『MONSTER』ではヨハンのことを怖ろしい人物として描かれていますが
正直に言うとどこが怖ろしいのかわかりませんでした。
どちらかというと怖ろしい人物というよりはかわいそうな人物だなという印象の方が強かったです。
が、1シーンだけでヨハンを怖ろしいと感じさせるシーンがありました。
最終章のあのシーンです。
読めばわかると僕は信じているので具体的にどのシーンかは書きません。
(ネタバレにもなるし)
ページをめくった瞬間、ドキッ!!
として、その後もずっとドキドキしっぱなし。
まさにテンマが受けた衝撃をそのまま体感できた感じです。
この時初めてヨハンが怖いと感じました。

浦沢さんはキートン読んで以来ずっと好きな漫画家さんです。
キートンに続き、モンスターも18巻で終わったんで
20世紀少年も18巻で終わると思っていたら
終わりませんでしたね。
僕の予想は見事にはずれました。
と、どうでもいい感じの文で『MONSTER』の感想も終わりとします。


『MONSTER』 / 浦沢直樹 / 小学館
全18巻 / ジャンル:漫画
メモ:第3回手塚治虫文化賞 マンガ大賞 受賞
第46回小学館漫画賞 受賞
おすすめ度:★★★★
は最大で5つです)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あs)
2011-01-08 00:09:25
田幸なんとかというライターが批判してたのみて、ちょっと不愉快になった。
浦沢直樹作品全部に心に触れるメッセージを感じる!
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あsさん (ichi-ka)
2011-01-09 16:57:32
そうそう。
作品の感想なんて、誰が何と言おうと自分がどう感じたかが全てです。
自分が「良かった」と思ったのなら、その作品は良作品になります。
ま、逆のパターンもありますが。
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