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96時間(映画)

2009-09-20 19:22:25 | 映画
(C) 2008 Europacorp - M6 Films - Grive Productions

今回の記事は『96時間』(2008年、監督:ピエール・モレル)です。
製作・脚本リュック・ベッソン、名優リーアム・ニーソン主演によるサスペンス・アクション。
最愛の娘を取り戻すため、闇社会を知り尽くした元秘密工作員の父親があらゆる手段で犯人を追い詰める非情な追跡者へと変貌する。
このオヤジ、とにかくスゴイ!

■内容紹介 ※goo映画より
17歳になったばかりのキムが、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。
まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。
誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。

父の愛が、
パリの街を暴走する。


96時間

96時間


■感想
映画『96時間』を観てきました。
この映画、はじめに言っておくと、ストーリー性はさほど深くない。
誘拐された娘を父親が取り戻す話だと書けば、大方ストーリーの説明は終わってしまう。
けれどこの映画の見どころはストーリーと言うよりは、リーアム・ニーソンが魅せる激しいアクションにあります。

リーアム・ニーソンが演じるブライアンは、別れた妻との間にできた娘のキムを心から愛している。
しかしブライアンとキムとの関係は最悪とまではいかないが、埋まらない距離があった。
ブライアンはその距離を何とか縮めたいと思っているのだが、なかなか上手くはいっていない。
そんなブライアンには、心優しげだが、どこか寂しい父親の印象を受ける。

ところがブライアンは最愛の娘の誘拐を知り、豹変を遂げる。
犯人の誤算は闇社会を知り尽くしたブライアンを怒らせてしまったことにある。
ブライアンはあらゆる手段を使い、犯人たちを追い詰めてゆく。
時に巧妙に、そして時に非情なまでに残酷に。

このブライアンの追走劇こそが、この映画最大の見どころです。
スピーディーかつスリリング、そしてとにかく激しい展開に心臓の鼓動が高まります。
観ていてドキドキしっぱなしです。
このスリルはぜひとも実際に観て味わってもらいたい。
このオヤジ、とにかく凄まじい!

誘拐に関わった者たちには容赦のない鉄槌が下されている。
それは残虐なのだが、因果応報、ブライアンにはまだ正義の父親という印象が残る。
けれどそれが変わるシーンがある。
それはブライアンが犯人の情報を得るために全く無関係の人を銃で撃つシーン。
そこには正義などという生やさしい感情はなく、ひたすらに愛する娘を想う父親の感情を感じた。
時に人は愛する人の為にどこまでも残酷になれる。
それは正しくもなく美しくもない行為なのだろうが、どこか感じ入る所がある。

映画データ
題名96時間
製作年/製作国2008年/フランス
ジャンルアクション/サスペンス
監督ピエール・モレル
出演者リーアム・ニーソン
マギー・グレイス
リーランド・オーサー
ジョン・グライス
デヴィッド・ウォーショフスキー
ケイティ・キャシディ
ホリー・ヴァランス
ファムケ・ヤンセン
ザンダー・バークレイ
オリヴィエ・ラブルダン
ジェラール・ワトキンス
ニコラス・ジロー
カミーユ・ジャピ
ゴラン・コスティッチ、他
メモ・特記製作/脚本:リュック・ベッソン
PG-12指定
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒96時間 - goo 映画

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