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カールじいさんの空飛ぶ家(映画)

2009-12-13 21:00:00 | 映画
(C)WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.

今回の記事は『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年、監督:ピート・ドクター&ボブ・ピーターソン)です。
ディズニー・ピクサーが初めて人間を主人公に描いた感動のアドベンチャー・アニメーション。
夢の溢れる映像にワクワクし、感動的なストーリーに胸の奥がジンジンする。
これはぜひとも観てもらいたいとっても素敵な映画です!

■内容紹介 ※goo映画より
冒険好きな少年と少女だったカールとエリーは夢を語りながら成長し、19歳で結婚。
幼い日の思い出がつまった廃屋を買い取り居心地のいい我が家に改築する。
喜びも悲しみも分かち合い、つつましく生きてきた2人にも、やがて悲しい別れが訪れる。
ひとり残され偏屈な老人となったカールは78歳で一世一代の冒険に旅立つ。
無数の風船と共に大切な家ごと飛び立ったカールが目指すのは、かつてエリーと夢見た冒険の地だった。

この家で君と出会い
この家で君を失った
だからもう一度
この家と一緒に君に会いにゆく

いくつになっても、旅に出る理由がある。


カールじいさんの空飛ぶ家

カールじいさんの空飛ぶ家


■感想
ディズニー・ピクサーの『カールじいさんの空飛ぶ家』を観てきました。
この映画、劇場で予告編を見たときからすっごく楽しみにしていました。
内容の方は期待を裏切らないどころか、はるかに想像を超えていく良作で観て本当に良かったと痛感しています。

ディズニー・ピクサー映画は『ボルト』の時もそうでしたが、本編上映前にオープニング・ミニアニメが上映されます。
『カールじいさん~』のOPミニアニメは「晴れ ときどき くもり」という作品。
Sな雲とMなコウノトリのお話です。(←こんな表現しかできない自分を埋めたい…)
こういうちょっとしたお楽しみを入れてくるのって、面白くて良いですね。

このミニアニメが終了後に本編が始まります。
物語はカールじいさんがまだ子供だった頃のお話から始まる。
冒険好きなカール少年が、同じく冒険好きなエリーと出会い、同じ家に住み、年をとり、別れるまでが描かれています。
このシーン、セリフもなく字幕もない。
シンプルな映像だけでカールじいさんとエリーとの思い出が綴られています。
ここがいきなり心の琴線に触れてきて泣きそうになってしまうぐらい感動的です。
本当にすごく素敵な描かれ方で一気に心をつかまれてしまいました。

上記のシーンのおかげで観ている人にはカールじいさんの人となりがしっかり伝わってきます。
それは観る前に持っていたイメージとは少し違っていました。
カールじいさんにはその胸の奥に消えない冒険心と優しさが溢れているんです。
けれど、最愛のエリーと死に別れひとりぼっちになってしまった彼は次第に偏屈で頑固な老人へと変わってしまった。
けれどカールじいさんのエリーへの想いは変わらない。
家の立ち退きを強いられたカールじいさんは、エリーとの大切な想い出が詰まった家と共に、彼女との約束を果たすべく冒険の旅へと出る決意をする。
色とりどりのたくさんの風船をつけ、大空へと舞い上がるシーンは胸がワクワクしてたまらなかった。

ひょんなことから空飛ぶ家に乗り合わせてしまった少年・ラッセルと共にカールじいさんの冒険が始まります。
エリーとの約束を守ろうと頑なになるカールじいさんと、どこまでも純粋で冒険好きなラッセル。
二人はたびたび意見の違いから衝突してしまっていますが、最後には折れてラッセルの頼みをきいてあげているカールじいさんに、彼本来の優しさを感じてしまいます。
カールじいさんとラッセルの凸凹コンビっぷりがまた良いです。

この冒険のシーンからはディズニー・ピクサーらしいユーモアに溢れたコメディタッチの描写も加わってきます。
とてもワクワクできて、さらに楽しい。
ここから犬と鳥が出てくるんですが、これがまた可愛いんです。
リスに過剰反応したり、ボールに夢中になったりする犬たちに思わずクスリとしてしまう。
やっぱりディズニー・ピクサーって動物を描くの上手いなって思わずにはいられません。

映画の後半で、新しい冒険を始める決意をしてからのカールじいさんには胸が高鳴って仕方ありません。
勇気と興奮と、優しさをしっかりもらえます。
カールじいさんの魅力だけではなく、ラッセルの成長もしっかりと描いている物語には隙は一切ない。
エンディングもとっても素敵です。

美しくて楽しい映像に心を躍らせ、冒険心をくすぐる物語にワクワク。
そして人を想う優しさを描いた物語は感動的で胸の奥からジーンと感動させてきます。
こんなにも素敵な映画はそう多くはない。
大人から子供まですべての人にオススメできる最高の映画だったと思います。
これはできるだけたくさんの人に観てもらいたいと心の底から思う。
流石はディズニー・ピクサー・クォリティー!

映画データ 
題名 カールじいさんの空飛ぶ家 
製作年/製作国 2009年/アメリカ 
ジャンル アドベンチャー/ファミリー/コメディ 
監督 ピート・ドクター
ボブ・ピーターソン 
声の出演 エドワード・アズナー
ジョーダン・ナガイ
ボブ・ピーターソン
クリストファー・プラマー
デルロイ・リンドー
ジェローム・ランフト
エリー・ドクター
ジェレミー・レアリー、他
メモ・特記 特になし 
おすすめ度★★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒カールじいさんの空飛ぶ家 - goo 映画

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんばんわ (Matthew)
2009-12-18 19:37:24
ichi-kaさんのレビューを読んで、観に行きたくなり、観に行ってきました。
これは、本当にディズニー・ピクサー・クォリティでした。
本当に、たくさんの人に観てもらいたいです。
寒いこの時期に、心の温まる本当に良い映画でした。
返信する
Matthewさんへ (ichi-ka)
2009-12-19 12:20:47
コメントありがとうございます。
今年はディズニー・ピクサー映画は3本観たんですが、そのどれもが素敵な映画でした。ディズニー・ピクサー恐るべし!
ディズニー・ピクサー映画は子供はもちろん、大人も楽しめる脚本が好き。
返信する

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