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ロミオとジュリエット(映画)

2010-04-30 15:32:00 | 映画
今回の記事は『ロミオとジュリエット』(1968年、監督:フランコ・ゼフィレッリ)です。
有名なシェイクスピア戯曲の映画化作品。
主役のロミオとジュリエットを演じたレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーは当時まだ17歳と16歳!
初々しくも魅力溢れる役を演じています。
悲劇となるクライマックスのシーンは激しく胸を打つ感動作になっています。
午前十時の映画祭上映作品。

■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
ルネッサンスの花咲く15世紀、イタリアのヴェローナ。
モンタギューとキャピュレットの2つの名門家は、血で血を洗う抗争を繰り広げていた。
ある夜、モンタギュー家のロミオ(L.ホワイティング)は、キャピュレット家の舞踏会に紛れ込み、ジュリエット(O.ハッセー)と出会う。
惹かれあう2人だが、お互いの素性を知り、悲嘆にくれることとなる。
バルコニーに出たジュリエットを見つけたロミオは、たまらず愛を告白。
2人は結婚を誓い合うが……。

美しく永遠に輝く愛と青春…若い人々に捧げる不滅の名篇!
忘れないでほしい… 二人で誓いあった この溢れる喜び!


ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット


■感想
「ロミオとジュリエット」といえば、シェイクスピアの有名な戯曲です。
僕は今までこの作品の舞台を観たことはなかったし、原作も読んだことはない。
それでも大方の筋書きは知っているぐらいなのでその一般的な認知度の大きさは凄いものだと思います。
筋書きは知っていても映像としては初めて観たこともあり、その悲劇の物語には感動させられてしまいました。
悲しい映画を観ても泣くことはない僕を涙ぐませたぐらいなので、この映画、そうとうな感動作品だと思います。

映画『ロミオとジュリエット』ですが、出演者がみな美男美女ばかり。
そして若い。
主演の二人は当時17歳と16歳という若さです。
映画の製作年は1968年なのでだいぶ古い映画といえます。
それにもかかわらず、主演の二人は今みてもかっこいいと思うし、可愛いと思う。
ジュリエットを演じたオリヴィア・ハッセーは当時日本でも大人気となり、映画関連企画のファン投票では常に上位にランクインしていたとか。
確かに日本人が好みそうな可愛い顔立ちをしているなぁと思います。

何はともあれ、『ロミオとジュリエット』は奥さま必見です。
若いイケメン俳優たちがピッタリしたタイツで奮闘していますから。(なんじゃそりゃ…

映画の物語もそうとうに良かった。
構成としては凝ってはなくシンプル。でもだからこそ万人の胸を打つ名作になってるんじゃないかなと思います。
ロミオの純粋な人柄に惹かれ、ジュリエットの意外にも猪突猛進的で激しいお嬢様ぶりは可愛かった。
この若い二人の初々しい魅力がとにかく大きくてすっかり魅了されてしまいます。

「ロミオとジュリエット」の物語は悲劇で終わる。
それはもう周知の結末だろうから伏せずに書きますが、クライマックスの墓所へロミオが駆けつけてからの悲劇の展開は直球で胸を打ってきます。
お互いに相手の死を目にし、悲嘆に暮れ自ら死を選ぶその心情は、どこまでも純粋であって、そして悲しい。
誤解さえなければ避けられた悲劇なだけに、そのあまりの悲しさに胸が張り裂けそうな気持ちでいっぱいになります。
これはもう涙を流さずにはいられなかった。

興味を持たれた方はぜひご覧になって下さい。
オススメ作品です。

映画データ 
題名 ロミオとジュリエット 
製作年/製作国 1968年/イギリス=イタリア 
ジャンル ロマンス/悲劇  
監督 フランコ・ゼフィレッリ  
出演者 オリヴィア・ハッセー
レナード・ホワイティング
マイケル・ヨーク
ミロ・オーシャ
ブルース・ロビンソン
ジョン・マケナリー
パット・ヘイウッド、他
メモ・特記 午前十時の映画祭上映作品
アカデミー賞:撮影賞・衣装デザイン賞受賞
ゴールデン・グローブ:外国映画賞・有望若手男優賞(L.ホワイティング)・有望場糧女優賞(O.ハッセー)受賞
英国アカデミー賞:衣装デザイン賞受賞
原作:『ロミオとジュリエット』(ウィリアム・シェイクスピア、新潮文庫)
おすすめ度★★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒ロミオとジュリエット(1968)(1968) - goo 映画

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