シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2017年9月18日 アルデンヌ古城

2017-10-23 09:04:33 | 旅行
ピエールさんが案内してくれた行程表にはない場所。アルデンヌ地方を巡ったこの1日で一番印象に残る景色でした。


本当はデュルビュイが最後の訪問地だったのですが、デュルビュイへ向かう途中「お城の中見たい?」とピエールさんに聞かれます。「本当はお休みなんだけど、モターヴ城の人達は優しいなので電話で頼めば見せてくれるかも」。お休みなのに見れるとか、3割引きとか特別感?に弱い私、「はい!お願いします」。あっ勿論、ガイドブックで下調べしたとき本当に素敵な内装のお城だなって思ってたのもあります、はい。


既に記憶が曖昧なんですが、確かいろいろな形の石をうまく組み合わせて頑丈に造られているお家。クスコの12角の石的な。背景の方角の雨雲がおどろおどろしい写真にさせてしまってますが素敵なお屋敷です。


門のすぐそばにある同じ建て方の蔵もかなり立派です。


お屋敷の向かいには緑の囲まれ、ゆっくりした波紋を湛えた大きな池が。


そして見た途端に心を奪われたのが、池の隣のちょっと小高い場所に建つこの教会。


濃いグレーの石で縁取られ、風見鶏を冠した教会は緑深いアルデンヌの丘陵の景色に本当に溶け込んでいました。。あれ、風見鶏?たぶん教会だったと思うんですが(怪)


静寂の中、時折響く鴨さんの声。池のキラキラが一層美しい風景に。


本当にこの景色は切り取って持って帰りたいぐらい素敵でした。


さて、車は訪問の了承をいただけたモターヴ城に到着です。


お城にはいるといきなり豪華な紋章柄の天井に圧倒されます。そして3人の年配のスタッフの方に温かく迎えてもらいます。本当におっとりとした優しそうな方々です。


最初にペン型スピーカーを渡されます。これをに最初のボードにある日の丸マークにタッチさせます。


こちらがペン型スピーカー実物。これを展示場所に設置されているボードにタッチさせると選んだ言語、私たちの場合はもちろん日本語で説明が流れます。なかなかの優れもの。


最初のお部屋はコブラン織りのタペストリーの飾られた豪華なお部屋。


ピンク色がロマンチックなダイニング。


休館日の見学なので貸し切り状態。いつものすっ飛ばし見学でなく^^;じっくり説明を聞きながら見学します(笑)


階段の上には眩いばかりのシャンデリア。


地下にはこの木製のらせん階段で。


こちらワイン蔵。ビール王国ベルギーでもやっぱりワインは大切なんですね。フランス統治の名残かな。


銅のフライパンが並ぶ可愛らしいキッチン。調理台も広くて使いやすそう。


お料理に合わせた様々なオーブンも完備。


日本語の説明のおかげで密度の濃い見学ができました。ちなみにこの噴水を作る時の大変な苦労の説明も聞いたので行きはなんとも思わなかった噴水を帰りはしっかり撮らせていただきました。


さて、本当にすべて訪問を終え、アルデンヌの緑のゆるやかな丘を走りながらブリュッセルへ戻ります。
途中、ピエールさんからベルギービールのお話(こちらの詳細は次の記事に)やオランダとベルギーに違い、フランドル地方など北部と今回行った南部との経済・文化的な違いなどのお話を聞かせてもらいます。せっかく異国で旅しているのだから現地のことを現地の人とお話するべきなんですが言語力の壁で簡単な挨拶ぐらいしかできない、なので今回自力で行くのに難しい場所を訪れることにプラスして現地の方のお話からベルギーを知ることができた今回のツアー、利用してよかったと改めて感じるのでした。特に印象的な話は、テロがあったためかベルギーに来る日本人が減ったこと、その延長戦上で移民2世のお話、しっかりとしたルーツを持たない彼らにはよりどころになる過去もなく厳しい経済環境のなかで未来も見えない状況にあるということ。そんな閉ざされた状況にいると勿論限られた人ではあるけれど宗教や偏った思想によりどころを求めてしまう人もどうしてもでてきてしまうのかな。いろいろ考えさせられてしまいました。良くも悪くも日本人としてのアイデンティティを知らずに身に付けている自分は恵まれているんだな。。
さて、あっという間にブリュッセルに到着、ピエールさんに感謝を伝えお別れします。
もう一度アルデンヌの美しい風景を。


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