I Feel Free

聞いてみた音源を適当に書きます

Paul McCartney & Wings/Last Flight Glasgow 1979

2009年11月15日 | Beatles/Solo
Paul McCartney & Wings

" Last Flight - The Complete 1979 Glasgow Concert(Vigotone - VT-164/165) "

Glasgow, Scotland - December 17, 1979

Stereo Soundboard Recording

Disc 1

1, Got to Get You Into My Life
2, Getting Closer
3, Every Night
4, Again and Again and Again
5, I've Had Enough
6, No Words
7, Cook of the House
8, Old Siam, Sir
9, Maybe I'm Amazed
10, The Fool On the Hill
11, Let it Be
12, Hot As Sun
13, Spin it On
14, Twenty Flight Rock
15, Go Now
16, Arrow Through Me
17, Wonderful Christmastime


Disc 2

1, Coming Up <omit>
2, Goodnight Tonight
3, Yesterday
4, Mull of Kintyre
5, Band on the Run
6, Got to Get You Into My Life (*) <omit>
7, Every Night (*) <omit>
8, Coming Up (*) <omit>
9, Lucille (*) <omit>
10, Let it Be (*) <omit>
11, Rockestra Theme (*) <omit>

いわずと知れたポール・マッカートニーの79年UKツアーの決定版Last Flightです。
デニー・レーンの所有するマスターが元ネタだそうで、サウンドボードで全曲収録というポール関連では史上最高の音源かと。
79年のUKツアーと言えばポール逮捕で幻に終わった初の日本公演の直前の音源で日本のファンには特別な音源です。
セットリストをほとんど変えてこないポールですので日本公演もこれと同じステージになったと思われます。
79年のUKツアーの音源と言えば、最終日にあたるカンボジア難民コンサートで一部がアルバムに収録、TV放送され、Coming Up が同シングルのB面に収録された以外
公式の音源はなし。
オーディエンスの音源もリバプール等いくつかありますが、全曲でかつ音が良いのはやはり最終日のカンボジアコンサート以外ありませんでした。
その意味で音源の価値としても超一級の音源です。
小生もこの音源を求めてアングラ音源の世界に足を踏み入れたと言っても過言ではありません。
この音源が名門VIGOTONEからリリースされた時には感動の一言しかありませんでした。
ただし、この音源を入手したときには既にポールだけでなくクラプトンはじめほかの音源にもはまっていたので、アングラ音源から足を洗うことは出来ませんでしたが…。

音は少しこもった感じですが良質なサウンドボードで完全収録の上、オフィシャルでリリースされ、その後CD化されなかったカンボジア音源も収録されています。
ただし、この「少しこもった感じ」が1stではないという誤解を生み、後に悲劇のコピー盤を産み出すことになります。

この盤はリリースされたときから三井のCDR盤でした。この盤に関しては本家Vigoからプレス盤はリリースされていないと思います。
その後Vigo摘発で入手困難となったあと、コピー音源がいくつもリリースされることとなります。
その代表格が、プレス盤でパンフレットのレプリカつきの「偽Vigo」盤で、これはこの音源のまんまでのプレスコピー盤です。
中古等で見かけたら今現在はプレスであることからこれがお勧めかもしれません。

同時期にリリースされた「MISTERCLAUDEL」盤でこれは「初登場のマスター収録」と謳い、大げさな宣伝でリリースされました。
すぐに入手して聞いてみると…
「どこがじゃ」で、いまだに入手した中で一転最悪盤へ。
こちらは新マスターと偽るためにイコライジングしまくって、ブラス系の音がこの世のものと思えないひどい音になっています。
歓声もなんだかソーダがはじける音のような感じで、これは相当耳の不自由な方がイコライジングしたなと言うのが率直な感想。
正直なところ完全コピーでよかったじゃん、という代物です。
こちらは79年のパンフレットの画像のスリップケースに入っており、全体が深い紺色
中古で見かけてもお勧めはしません。
MISTERCLAUDELは最近はきちんとした音源入手ルートを確保してリリースしているようですが、
初期はこのようなものや、オフィシャルとアングラプラスして一丁上がり等、本当にひどい盤が多かったので
いまだに好印象が持てません。

ポールファンには必携と言えるこの音源ですが、やはりVigo盤が決定盤かと思います。
本音源はオフィシャルリリースされた音源はすべてカットされています。


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