僕にとって今のイーグルスはあまり興味がない。
昨年の来日もとうとう参加しなかった。
95年の来日公演は全公演追っかけ、ジャケットとなった
ビバリーヒルズホテルへ行くほど大好きだったのですが・・・
ドン・フェルダーが抜けたあとのイーグルスは僕にとってその歌詞にあるように
“We haven’t had that spirit here Since nineteen sixty-nine”
ここが1969年以来ではなく1995年以来に代わっただけだった。
別に今のEAGLESの存在を否定するわけではない、僕にとってはなんだか熱が冷めただけ。
特に2004年の東京ドーム公演でその感を強く持ってしまった。
僕にとって月並みだがやはりイーグルスはホテル・カリフォルニアなんだと思った。
そして、そのホテル・カリフォルニアはドン・フェルダーのGibsonの白いダブルネックギターから
奏でられるものというイメージが強烈に脳内に存在している。
このシーンのないホテル・カリフォルニアはたとえドン・ヘンリーが歌っていても、ジョー・ウォルシュが
ギターを奏でても、やはり僕にとってはちょっと違う。
この曲、ドン・フェルダーが大半を作曲したのを知ったのは後日の話だ。
昨日、Billbordでドン・フェルダーのソロ初来日(おそらく)を見に行った。
ステージに静かに他のギターとともに置かれたこのダブルネック・ギター
ここからのホテル・カリフォルニアを僕は求めていた。
開演前に顔を出したドンはとても陽気で気軽に握手してくれた。
そしてこのダブルネックギターを手にしてステージに上がった。
ドン・フェルダー以外はイーグルスのメンバーではない。
ボーカルもヘンリーのあの素晴らしいボーカルではなく、キーが2つ落ちている。
百も分かっているのだが、そこから紡ぎ出される音色は紛れもなく
僕が求めるホテルカリフォルニアそのものだった。
目の前で奏でられるこの音色にしばしトランス状態に陥る。
演奏がが終わった後目があった。
「如何だ?これだろ」と語りかけてきたように思えた。
終演後、少し遅めに残っているとドンが顔を出してくれた。
握手をし、如何だったか聞かれたので、「あなたがこのギターで演奏しているだけHappyだ」
それ以上言葉が出なくなり、半泣きになっていると笑顔で肩をたたいてくれた。
そしてダメもとで持ってきたホテルカリフォルニアにサインをくれた。
この曲の作曲者は、この曲の作曲者としてはいささか似つかわしくないほどの明るく素晴らしい男だった。
そして僕の中でイーグルスから失われてしまっていた”Spirit”がここには確かに存在した。
この日の体験は、僕にとって「最高」とか「よかった」という言葉では表現できませんでした。













