百笑館・但熊・素晴らしき農業

農産物直売所 卵かけごはんの店

里山防災林

2007-10-31 21:00:35 | 但熊
台風23号(平成16年)の被害が山肌のあちらこちらに今もはっきり
残っています。

この里山防災林計画は、コンクリートなどで災害を防ぐ方法ではなく、
本来山の手入れをしていたならもう少し被害が少なかっただろうと
いうことで、間伐や除伐をすることで山肌に草木が生えて、まず最初の
小さな土砂崩れを抑えようと計画し実行されています。

我が家の裏山も30m位除伐をして、下草の生える状態を作るのだそうです。

以前は色々な形で山に入りました。

杉・檜・松などがもっと有利に販売できて、山に手を入れる価値があった。

炭を焼いたり、薪をつくったり、椎茸の原木に使用したり雑木の
利用価値がもっとあった。

山を綺麗に管理することに喜びを感じる事ができた。

それらが全てと言って良いほど無くなってしまいました。

山には殆ど人が入りません。

以前はやまに行くと、蔓が巻き付いていると鎌やナタでちょっと切る。
溝が詰まっていたら掃除をする。
道が崩れそうだと早めに修理する。

誰もが気を付けて、子供にも教えてきました。


みんなが豊かな生活・便利な生活を求めてきました。

それは、化石燃料から始まっています。石炭・石油・天然ガス
これらのお陰で今の豊かな生活があります。

車も電車も水も電気もプラスチックも食料も   暖房・冷房全てが
化石燃料に依存していると言っても過言ではないとおもいます。

化石燃料がふんだんに使えるから、人口が都会に集中してもやっていけますし
便利で快適な生活ができるのです。

しかし、段々と現状を修正しないといけないと、みんなが思っていますが
不便な生活や我慢をする生活には戻りたくないのです。

薪でご飯を炊いたり風呂を沸かしたり、暖房を薪でなんて生活が考え
られますか?
都会では100%無理

そんな事をかんがえながら、チェンソーで切られていく木をみてます。

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お茶

2007-10-30 18:43:50 | 百笑館
先日の農業関係の会議で視察もしました。
京都府の丹後地域は、国営団地が52カ所だかあるのだそうで、畑地です。

その中で2カ所を視察させて頂きました。
畑なので、野菜や果樹などに限定されますが、1枚の畑が6haとか8haなどと
凄いでかいです。

写真は茶畑で6.5haの面積で1筋が300m位ありました。
まだ植裁後1年半で2009年の春からお茶が摘めそうだとのことでした。

なだらかな畑なので、殆どの作業は大型の機械でやられるそうで見ていて
圧倒されました。
この地域だけで40haくらいの茶園を作って製茶工場も作る予定だそうです。

コーヒーやジュースそれにウーロン茶はペットボトルで自動販売機で売れるが
日本茶が売れないと言う話を何年か前に聞きました。

確かに当時、日本茶は殆どありませんでした。
日本人の感覚でお茶にお金を払う行為になじみが無かったのかもしれません。

でも今は、ウーロン茶は減って日本茶が大流行で、テレビのCMでも結構あります。

京都府は宇治茶の産地ですが、お茶は売れるのに茶園は宅地などで減って、
京都府の南部では、今後大きくは増やせない状況にあり丹後地方でとなったんだそうです。

他に、京漬物の原料用のカブの畑や大根畑も見学しましたが、広い畑に見事に
出来ていました。

”井の中の蛙が大海を見た”気分でした。
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紅葉

2007-10-29 16:44:46 | 但熊
暑い暑いとあえいでいた夏がこの間のような気がしますが、
季節は確実に晩秋に向かっています。
紅葉したり、落ち葉が舞ったり、ぎんなんも殆ど落ちました。

この間、愛知県から視察にこられた方(養鶏家で規模は私どもの5~8倍)が
直売所も早くからされていて、隣に喫茶もしておられます。

その方が、「百笑館や但熊は道路端で良いですね~。私の処は家の陰で店が
道路から見えません。」と おっしゃいゃいました。

私はすかさず、「百笑館や但熊に来られるお客さんは、山また山の陰で
全く見えない京阪神などの遠方から大勢来て下さいますよ。」

段々寒くなってきますし、やがて雪も降るでしょうがどれくらい降るのでしょう。
昨シーズンは殆どつもりませんでした。
この間、カマキリが草の茎に卵を産み付けているのを見かけました。

低い所にありました。カマキリの卵はその年の冬の積雪を予想して卵を産み付けると言う話しを聞いた事があります。

カマキリの予想では、大雪にはならないそうですよ。
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朝の月

2007-10-28 17:57:34 | 百笑館
今朝まだ月が残っていました。空は晴れて綺麗でした。

10月23日    十三夜  旧暦の九月十三日だそうです。
   25日    満月 
   27日    月齢17.4位  (写真の月)

今の季節だと、初冠雪のたよりや紅葉前線の南下状態など
他にも、桜前線やウグイスの初鳴きだとか色々気象台や測候所が
発表されているんだそうです。

しかし、行政の合理化かスリム化か知りませんが、現在80余りある測候所が
風速や雨量・気圧等機器ですませて、26カ所位に減るんだそうです。
すると本来の気象業務は出来ても、季節の便りなんかはどうしても減りそうです。

何でもかんでも合理化やコストダウンですませてしまうと、情緒が無くなってしまいそうです。

ネットやメールでみんなでロマンを追っかけるのも良いと思います。 
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もみじ

2007-10-27 18:54:50 | 百笑館
鶏卵の一般的は殻の色は白です。白色レグホーン系の鶏が主に産みます。
赤玉と呼ばれる卵。百笑館や但熊での卵もこれです。

他に白と赤玉の掛け合わせでピンク卵もありますし、変わった処では
アローカナという南米原産の少し青(緑)の卵もあります。

私どもの養鶏場では、岐阜市に本社がある「ゴトウヒヨコ」の後藤孵卵場の
ヒヨコを養鶏を始めた時からずーっと飼っています。
親父が始めたのが昭和31年ですから52年目になりますか。

「ゴトウヒヨコ」の初代の社長さんが、国産のヒヨコにこだわっておられ
私の親父も私自身も、”国産のヒヨコ”にこだわられる孵化場に惚れて
今でも続いています。

いわば半世紀を超えるこだわりなのかも知れません。

ゴトウのヒヨコの赤鶏を「もみじ」と呼んでいます。
卵殻色がもみじの色をしているからです。

北の方から、又高い山から順に紅葉の便りが聞かれます。
その時「もみじ」のたまごを思い出して頂ければ幸いです。

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3兄弟

2007-10-26 21:44:51 | 但熊
但熊3兄弟です。同じ親から産まれても大分個性があります。

しかし、経済動物の鶏には殆ど個性が残されていません。

羽の色が少し違う程度で、体重や身長などは殆ど差がありません。

品種改良の時点で、1羽の年間365個産む鶏より、1万羽で9,000個
産む鶏を求めてきたからです。

採卵鶏の中で人間の様に、40kgの体重の人と120kgの人の様な差は
ありません。

お互い人間に生まれてよかったと思います。

折角の人生、くよくよしたりぼやいたりせず元気に明るく
悔いのない毎日を送りましょう。
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連敗

2007-10-25 19:14:28 | 百笑館
10月の始めから連敗が始まりました。
電気柵と鹿網を張って、万全を期したつもりでした。

川の工事も済んで、川のあちこちに動物が川を渡れる様にブロックの堤防が
段々で昇り降りが出来る所があります。
当然そこも網が張ってあります。でもコンクリートの隅に網の弱い所がありました。そこから入って稲を滅茶苦茶。

網を補強して石を沢山置きました。
明くる日石は全部鼻で押しのけて入って田圃へ
これは、捕獲する事を考えなくてはと、捕獲柵を設置

米ぬかを撒いては食べさせ、の繰り返しで仕掛けをセット
鹿が入ってしまいました。それを見ていたのでしょう。
しばらく近づこうともしません。

かなり遠くから米ぬか撒き。
段々とおびきよせ、鹿は入らず猪だけ入るように工夫したつもりが
入る手前で扉が落ちたらしく、又一からやり直し

苦労のかいあってやっと捕れました。

2才の小振りの猪ですが苦労しました。

実はこの猪の母親と兄弟3匹を昨年9月28日に捕っているんです。
1匹だけ残ったんです。

1匹だけのこったのがどうして判る。
猪にはおっぱいが沢山ありますが、子猪の飲むおっぱいは1つだけに決まっていて
他のは飲みません。だから母猪のおっぱいが4つ大きいと4匹の子猪がいることになります。

1匹だけで苦労をして大きく成ったんでしょうね。
細心の注意を常に払っていたんだと思います。

でも私も連敗ばかりではつらいです。知恵比べ・根比べの勝利です。
私は面白半分に捕っているのでは決してありません。
自己防衛です。だから出かけていって捕ることはありません。
自分の作物や鶏を守るためです。

どうか細心の注意を払って、私に近づかないように!!

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雲海

2007-10-24 18:57:21 | 但熊
昨日は但馬・丹後の農業関係者の研修会で京丹後市に行き、国営団地などを
視察してその後、分科会で話し合いをして懇親会と短い時間でしたが、有意義な
時間をすごしました。

今朝百笑館を時間通りに開けるため、6時にホテルを出て帰ってきました。
昨夜も綺麗な十三夜のお月さんでしたが、霧があったり晴れたりする中帰ってきましたが、途中綺麗な雲海を見てちょっと立ち止まり写真を撮りました。

墨絵の様な景色にしばし見とれかえってきましたが、今朝は午前中色々大変でした。急きょ応援を頼んで乗り切りました。ありがとう。
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クイズ 1

2007-10-22 21:18:55 | 百笑館
これは何でしょう?

百笑館によく来られる方は、知ってられるでしょうしものしりの方も
ごぞんじでしょうが、コンニャクいもです。
漢字で書くと 蒟蒻芋となります。

この写真の芋で3年かかっています。この芋の周りに指先大の芋が付いていて
2年目に小さいミカン位になり3年目に800g~1300g位の芋になります。

普通市販のコンニャクは、この芋を精粉します。
白い粉末にするのです。保存も輸送も簡単に出来ます。

日本で一番多く栽培しているのが、群馬県で全国の8割以上を占めています。
でもこの業界も輸入ものが多く、8割位は輸入で中国産が殆どでしょう。

真っ白なコンニャクはコンニャクらしくないので、海藻の粉末などで黒い色を付けているようです。

百笑館で販売しているコンニャクは、生の蒟蒻芋からつくっているので味や食感が
市販のものとは明らかに違います。

柔らかいし味が良くしみ込みます。刺身コンニャクとしても食べられます。
しかし、9月の終わり頃から5月の上旬頃までしか、手作りコンニャクは
食べられません。

美味しい物には旬がありますし、待たないと食べられません。
百笑館や但熊の目指しているもの    美味しいもの

この蒟蒻芋から作るコンニャク 美味しいですよ!
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拡幅工事2

2007-10-19 18:13:20 | 百笑館
田圃が青いですが、これはひこばえですよ。
(ひこばえとは、稲を刈った切り株から大きくなった稲で時には
 収穫出来る位稲穂がつくこともあります)

写真の百笑館の南側の工事が殆ど下まで降りてきました。
完成まではまだまだでしょうが、着々?と進んでいます。

先日国交省の凄い人が、但熊のたまごかけごはんが食べたいとの
ご希望で、市役所の職員さんに順番を取って貰ったり、駐車場を確保して
もらったりして、食べていただき美味しかったと喜んで帰っていただきました。

但東町の工事中の道路も通って頂いたので記憶に残っていて、遅れる事は
ないでしょう。

小谷から佐田まで早く完成しますように
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但熊の前で

2007-10-18 18:36:20 | 但熊
但熊の前で待ち受ける熊三郎です。
「示玄」さんの作です。色白だからと今日火に焼けて黒くなりました。
又多くのお客さんの目を楽しませ、デジカメや携帯の写真に収まることでしょう。

今日は「家の光」から取材にこられました。
「家の光」と言っても農家とJAの職員以外の方はなじみの薄い月刊誌です。
でも凄いのはその歴史。大正14年5月に発行されて80年を超える歴史と
農協を中心に全国ネットの販売網で、長い間のベストセラーの本です。

もう一つ、両丹経済新聞さんも取材に来られました。

今までに取材に来られた方も含め、なぜ?・どうして?たまごかけご飯で
こんなに人が集まるの?があるようです。

私自身も今でも半信半疑な所もありますが、

 先ず  美味しいこと
 次   高くないこと
 そして 安心なこと

最低この条件をみたしていればまずまずでしょう。

多くのスタッフとこれからも、精進努力します。
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鹿

2007-10-17 22:02:20 | 百笑館
今朝網に角を引っかけている鹿を発見。
私が始末する鹿が今年これで4頭目です。

兎に角沢山鹿がいるんです。栗尾集落を殆ど網と電気柵で囲っています。
電気柵はこまめに点検して歩かねば、草が伸びて漏電して役目を果たさなく
なります。稲の収穫が終わるとなかなか点検ができません。

この鹿、ビニール袋をかぶせて窒息死させて、穴を掘り土葬にしました。
網に引っかかると、始末に1時間・2時間直ぐに懸かってしまいます。
そして、網が6mから10m位張り替えなければなりません。

私の鹿理論ですが、鹿の繁殖力が凄いのとあわせて、天敵が少ないのが
理由にあるとおもいます。

犬は昔の様に放し飼いは出来なくなり、野良犬も減りました。
そこへフェラリアと言う犬科の動物に寄生する病気が蔓延しています。
現在ではおそらく、フェラリア対策をしない犬は長生き出来ないでしょう。

野生の狐や狸もこの病気にかかり、数が減っていると思います。
天敵がいないと増えるのは当然で、色々な所で被害が出てます。

網の中で暮らしていても尚かつ被害が出ます。
住み難い世の中ですが、人間は考える動物   プラスになる様には
出来ないにしても、鹿や猪には負けたくありません。
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駐車場とコシモス

2007-10-15 17:56:13 | 百笑館
コスモスの畑が拡幅工事で小さくなりました。
駐車場は12台位増やしましたが昨日の日曜日も満車の時間が結構ありました。

でも、道路で待たれるお客さんはなくなりホッとしてます。

昨日は国交省の凄い方が、たまごかけごはんを食べに来て下さいました。
食べてから、お付きの方が大勢のお客さんで駐車場も急に増やされたようですね。

そう言われるので、いえいえ昨年から造成したいと思っていたのですが、工事が
なかなか進まなくて、土が出なくてと笑って説明してました。

年内には舗装まで出来ないかもしれませんが、来春には舗装もして皆さんに
快適に使用していただきたいと思っています。
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料理

2007-10-14 16:22:29 | 百笑館
作日は、近所のお葬式でした。
最近は葬祭業の方を頼んでされますので、講仲間での仕事が減ってきました。
しかし、いわゆる仕上げの膳と言われる料理は、講仲間の料理方が作ります。

だいたい作る品目はきまっているのですが、季節によっては少しは変わります。
7~8年位前からパックにしています。
写真のパックにお味噌汁がつきます。

95食と途中のおにぎりを作りました。

高齢化や合理性から、料理も業者さんに頼まれる所も増えています。
確かに経済的に考えると、8人も10人も係って作る程の料理ではないと思います。
しかし、私個人の考え方ですが、お葬式は故人の最後の儀式でありお祭りだと
おもいます。近所でいろいろお世話になったり、思い出の多い故人をみんなで
賑やかに送ってあげたい。
その為には、なんでもかんでも経済や合理主義ですませるのは寂しいきがするので
不慣れな者が作る料理で、たいしたものはつくれませんが、出来るだけ地の物
季節の物を使って作る料理は素朴ながらも心がこもっています。
(焼き鯖は定番なのですが、ノルウェーのサバでした)

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売れ筋商品

2007-10-11 18:45:52 | 百笑館
「百笑館」の売れ筋商品の第1位は、たまごです。
            第2位は、お米(夢ごこち)で
            第3位が、お醤油です。

「但熊」で卵やご飯を食べて頂いて、「百笑館」で買っていただく。
これは、当初からの目的であり、予定で予想以上の反響でびっくりしていますが、
”醤油”については、全然想像してませんでした。

それが、凄い売れ方でびっくりしています。
醤油の中でも写真の左から、1位・2位・3位の順です。

1位の醤油は、もう少しで販売1年になりますが、この1年弱で大きく伸びました。

農産物直売所で、こんなに醤油を販売しているところは日本ひろしと言えど
他にはないでしょう。

本当に有り難いことです。

今日雑誌の取材に来られました。「関西じゃらん」で

安くて・美味しくて・早い グルメの特集だそうで、但熊がピッタリだそうです



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