断ってしまいました

「鬼も逃げ出す、この辛さ！」　　
節分用の地獄巻。　地獄巻ノーカット・バージョン。
一本　￥２１０
要予約！

最近、この”地獄巻”。
最近、人気急上昇！
ラジオパーソナリティーのマダム・ケロコ様やおいしい倉庫のとらきちさんがＰＲして頂いているのと、先日のＴＶ、ｕｈｂ様の影響も。
すると先日、某ＴＶ局から取材の依頼が。
お話を聞いてみると、次の内容。
「節分に”地獄巻”というものをやるそうなんですけれども、前日の作業風景を中継したい」
と。

ん？
チョット待って！
”前日”の作業風景？
俺は、答えました。
「当店は、前日から巻物を作るようなことはしません。」
すると、ＴＶ局の方。
「え！　作らないんですか？」
人の店を、そこらのコンビニやスーパーと同じに扱っている。
そして、ＴＶ局の方。
「もし、注文が多すぎて間に合わなくなったら、どうするんですか？」
どうするも、こうするも。
「その時は、お断りします。」
しか、答えようが無いでしょう。
「そうですか。　また検討してご連絡します。」

と、まあこのような電話でのやりとり。
おそらく、取材のオファーは流れたでしょう。

このＴＶ局の方に、否はない。
そういう時代であり、そういう物を皆、喜んで食べているのだから。
俺は、前の日に巻いた巻物なんて、とってもじゃないが大切なお客様に”売りつける”なんて事はしたくない。
美味しく食べていただいて、そのあとに来る満足感と安全を提供したいから。

ＴＶ局の方、折角オファーを戴いたのにお断りして、申し訳ございませんでした。
俺のポリシーと合致している物なら、いつでも、喜んでお受け致します。
俺だって、取材していただいて、より多くの方に”存在”を知っていただく事が、商いにとってプラスである事は充分に承知しております。
しかし、己の意志に反してまで、やりたくはないのです。
そのあたり、ご理解していただくよう、お願い申し上げます。

ごめん！
頑固者で！