晴れ。仕事日だった。
蒲生橋、水のにごりはなかったが、一昨日いたカイツブリ3羽の姿なし。
左岸沿いに下り、可動堰下流のヨシの茂みの向こうにカイツブリ1羽、さらに下流にカイツブリ若鳥1羽。
太い水道管をすぎて、やぶせ橋の下にカイツブリのいるのが見えた。やぶせ橋のたもとに自転車をおき、橋の上に出た。
やぶせ橋とやぶせ橋歩道橋のあいだのヨシの島近くにカイツブリが2羽いた。島の向こうからまた1羽あらわれた。右岸側のヨシのかげにも2羽がいた。
全部で5羽のカイツブリが川のなかで出会い、3羽がこちらのほうへ泳いできた。
3羽でキロンとかキロロンとか鳴きながらやってきた。3羽は川をのぼったり、くだったりをくりかえした。あとの2羽はヨシの島のちかくで漁をしていた。
やぶせ橋歩道橋にくだり、いつものカイツブリの親子3羽をさがした。
私はこのごろ、カイツブリはひとつ場所に定住しないで旅をしてまわる鳥ではないかと思うようになった。
もしかしたらカイツブリ親子がどこかよそへ旅立ったかもしれない、と思いながらやぶせ橋歩道橋にやってくる。
夏羽の親鳥が右岸から顔を出した。
しばらく夏羽の親鳥が川のなかで泳ぐだけだったが、右岸からキリキリと鳴く声が聞こえた。
夏羽の親鳥が右岸のヤナギのしたにはいると、冬羽の親鳥が姿をあらわした。
ヒナ(若鳥)Iはみえなかった。
仕事に行かねばならなくなり、そのまえに上流をながめると、5羽のカイツブリの姿がなかった。
ピッ、ピッと鳴く白いカイツブリが1羽、コサギのそばで漁をしていた。
このカイツブリがくだってきて、歩道橋をくぐり、すばやく左岸沿いにくだった。
5羽組のカイツブリも、川をくだったカイツブリも、親子組のカイツブリも気になったが、時間切れに。山越えで仕事場へ。